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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

面白き世にして生きましょう

2009-10-15 23:15:00 | 日記
 私の好きな言葉に、高杉晋作の「おもしろき こともなき世を おもしろく」がありますが、最近、この精神を受け継ぐ素晴らしい話をテレビで偶然いくつも目にして感動しました。

 まずは、杉山愛さん。彼女の好きな言葉は「遊戯三昧(ゆげざんまい)」。することを楽しんでいく。苦しくてもやらなくてはいけないなら、楽しんでやるという意味だそうだ。
 17年の苦しくも輝かしいテニス選手生活を終えられた感謝を述べた彼女の笑顔は、最高に素敵でした。

 次に、ゴルフの諸見里しのぶさん。今季とても好調なようですが、不調の時に兄弟子の片山に「お前はゴルフしていて楽しそうじゃない」と指摘され、片山氏の本を読みプロの凄さに開眼、精進した結果が好調に繋がったようでした。

 一番驚かされたのは、オウムの被害者でありながら犯人の容疑をかけられた河野義行さん。
 加害者である元幹部の人が彼を訪ねてくるのを受け入れて、まるで友人のように交流しているという。
 この番組は、本当に衝撃的でした。
 決してかれらの罪を許した訳ではないけれど、恨みや憎しみで生きれば自分の人生まで失うことになってしまう、との考えからの行動のようでしたが、これぞまさに「おもしろき こともなき世を おもしろく」の真骨頂。

 憎しみから幸せの花は咲かない。
 許しと他者を懐にいれるその度量に感服いたしました。

 河野さんや、パレスチナの人たちのような立場に自分が置かれたとして、私が本当にそれができるかは自信ありませんが、憎しみの連鎖は、<皆で楽しんで生きよう>という、こうした強い気持ちでしか乗越えられないと思います。

 せっかく生をこの世に受けたのですもの。皆で、楽しんでいきましょう!
 
 そうそう、私の大好きなイチローも、先日テレビで、不調の中で迎えたWBCの最後のあの皆の期待が重くのしかかった1球の苦しさのことを語っていました。
 あの苦しさを乗越えられた経験があったからこそ、今シーズン欠場があっても、これまでより気持ちを強く持って、9年連続200本以上安打の記録を出せたと言ってました。(参考:2009年は146試合で225安打*(音符)*)
 面白いだけの世なんてありえないし、面白いだけの世を面白く生きるのでは、生きる醍醐味がないのじゃないか。最近、そんな風に思えるようになってきました。
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