情報を食べ物を日々食べるように取り入れるのが大好きな私。友人が読んだ後の「週刊新潮」を回して下さるので、有難く1週間遅れで読んでいる。と言う訳で、今日も一週間遅れで何気なく6月6日号を見ていたら、最後の方の「世界を食す大使の食卓」という所で、目が釘づけになった。釘づけになったのは、お料理でもなく、大使の奥様が日本人の方だと言う事でもなく、そこにあった1枚の写真。2008年に全面改築した大使館の建物の写真だ。「まるで宮殿のようだ」と書かれてあるが、まさにそんな建物!
自分で写真をとれば掲載できるが、無断転載できないので大使館のサイトのココからご覧ください。全体像については、ネットで「ザ・AZABU No.40 2017.6.22号」のトップ面が出てきて、正面の外観もさることながら、裏から見た様子で建物が高台にあって後ろが地下2階まである実質4階建てのビルとわかり、より驚いた。室内の様子も分かる。
*因みに、大使館のサイトのトップのココに、日本人医師でアフガンの復興に大きな貢献をしている中村哲さんのインタビュー記事があり日本語でも読めるようになっていました。
さて、国力と日本の在日大使館の建物や敷地とはどんな関係になっているのかと興味が湧いて、少し調べて見ました。外務省のページに「平成25年8月現在、日本には153の外国大使館及び駐日欧州委員会代表部(EU)がある」とあったのですが、なかなか一覧のようなものは住所の一覧はあるものの、外観の一覧にはなっておらず、「在日大使館 駐日大使館」画像検索というのでだしてみると・・・こんな風に出てきました。ココをクリックして頂くと実際の検索画面が見られます。
下から2段目の左から3番目にアフガニスタンのもありますね。よく見ると、大使館の建物でなくて大使館職員の宿舎の写真や言葉で検索に引っかかったものが入っているので確認が必要なものの、ロシア、カナダ、ガーナ、バングラデッシュ、スイス、ベトナム・・・など、結構たくさんの大使館の写真がいろいろ見られました。知らなかったブルキナファソという国の大使館もあったりで結構驚きの発見があります。
フィジーの大使館が面白い建物のようなので調べると、「TOKYO大使館巡り」というサイトに辿りつきました。すでに47の大使館巡りをしていらっしゃるようで、先ほどの外務省の数字の153から考えて約3分の1弱を回られている!!!凄いです。
大使館の中には、建物が大きいと思っても実際は建物の一部に大使館があるだけのような所もあるようなので、何ともちょっと調べただけではコメントできないことだけは分かりましたが、例えば駐日アメリカ大使館でwikiで調べると「大使館の敷地 (13,000平米)は日本の国有地であるが、その賃貸料 (約250万円/年)を1998年以降払っていないこと、他国に比べて賃貸料が格安である (例えば駐日英国大使館の35,000平米の賃貸料は3,500万円/年)ことが問題となった。(中略)最初の滞納の時効を控えた2007年12月10日に段階的な引き上げで合意し、米側は同日までに10年分の借地料7,000万円(今回の合意で1998〜2007年分は年700万円とし、以後2008〜2012年は年1000万円、2013〜2027年は年1500万円に引き上げられたことによる)を支払った」という、これまた驚きの記述がありました。
ただ、この数時間で調べたことでも、いろいろなことが分かり、謎は深まったものの、見聞が広がりました。ネットに大使館を実際に歩いて情報を公開して下さった方にも感謝しつつ、機会をみて私も都心に出る時はそのそばに大使館はあるか調べてちょっと見聞を深めてみたいなと思えました。
「週刊新潮」の「大使の食卓」コーナーから今日は何だか今まで思いもよらなかった扉を開いてみることになりました。いろいろな切り口で世の中を見ていくことができるんだな~と感じながら、これからもいろいろな扉を開けていきたいと思います。
情報は過多になると惑わされる可能性もありますが、今日のように建物として実際に目の前に現実に確かめられる情報は、やはり大切な情報ですよね。
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