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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2016年11月の惑星

2016-11-01 08:00:03 | 惑星・天体ニュース

10月は星や惑星たちに逢えるほどの天気には恵まれませんでした。でも、お月様には結構逢えました。
  さあ、今月はどうでしょう。惑星たちには逢えるでしょうか?

  早速、今月の惑星のご紹介をしていきましょう。
 
  水星:今は見られません。でも、11月下旬から12月中旬くらいまで、水星にしては頑張って地平線に近い低い位置ですが夕方に姿を現してくれます。その頃には、天気で空気も澄む冬らしい日に、肉眼ではやや難しいながらも、金星を写真で撮ったら金星の下に写り込んでいたりするかもしれません。

  金星:どんどん目立ってきています。今夕方の西空に明るい星を見つけたら、その1番星は「宵の明星=金星」です。これから太陽から離れて、だんだん夕方の西空高くに明るさを増して輝やくようになります。私が最近見た金星の写真は、10月18日のこのブログに掲載しています。こんなに明るく見えるのですから、あなたにもすぐわかると思いますよ。
     それに、11月3日にはお月様が金星のすぐそばにきて、メルヘンチックな景色を作り出してくれます。土星もいるんですが、地平線に近いので西空が地平線までよく見える場所を探しておいて下さいね。「三日月に金星、土星」寄り集まっているのが見られるといいなぁ~。

  火星:だいぶ見づらくなってきましたが、金星とお月様を見れたらその時、目を左上にやると火星も一緒に見つけられるかもしれません。それに11月6日には、「太っちょの三日月」になったお月様が、「僕のそばにいるのが、火星なんだよ」ってあなたに教えてくれます。

  木星:他の惑星が夕方に多いのに対して、ひとり早起きの方のために朝に輝いてくれているのが木星です。早起きの方は、東空から太陽の先導役のように上り始めた木星を探してみて下さい。日の出が今6時位になったので、5時半前なら東空の地平線がよく見える場所なら、木星が輝いているはずです。これも金星のように明るいので、よくわかると思います。
     この木星、日増しに太陽から離れて高い位置に見えるようになってくるので、慌てず11月25日まで待つと、夕方とは反対の向きになった朝の三日月が「僕のそばにいるのが、木星なんだよ」って教えてくれます。

  土星:季節が進み、だんだん沈む時間が早くなった土星。夕方沈む前に土星を捉えるのはなかなか難しいです。でも、金星の写真を撮った時に写り込んだり、地平線のコンディションが空気が澄んできれいだと、見つけられるかもしれません。11月2日、3日。細いお月様のそばで金星より暗い星を見つけたら、まず土星と思って間違いありません。

  という訳で、今月の惑星は早起きさん向けの木星と、下旬まで見えない水星を除くと、土星、金星、火星とみな夕方の西空にいます。夕方に西空の開けた場所へ行ったら、お月様が2日~6日頃、土星、金星、火星の順に近づいていくので、お月様のいるあたりでよ~く探してみて下さいね。夜遅くにはもう惑星はみんな沈んでいなくなっているので、秋の四辺形や、東から上ってくる冬の星座のオリオンや、冬の大三角を楽しむことにしましょう。

  ちょっと星空観察も寒さが気になる季節です。暖かくして風邪をひかないようにして下さいね。

  
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