レッスンの1曲目。
「オスカー・ピーターソンのジャズ・ハノン」は、PIECE No.2。
前回弾いた時、私が「4分音符を3拍で感じていない」というご指摘を受けて、しかも4分音符をタータタと4拍にカウントしてかっちり弾きわけないといけないところもあり、さらに3連符アリの超難曲。先生も「この本の中でこの曲が一番難しいかも。あとは大丈夫になるから~」とおっしゃって、1回模範演奏もしていただいての練習でした。心の中で4分音符を4つ感じて、その4分音符のそれぞれをタータ、タータタ、タタタなど感じるようにして、工夫して練習してきました。
さて、お披露目。1発OKが出ました。やった~~~!
続くETUDE No.3は出だしがなんか違和感のある和音で「これで、合っているの?」と不安になる感じの曲でしたが、めげずに譜の通りに練習していったら、これも「ちょっと音がおかしく聞こえるけど、それを狙っているんですね。それで、合ってましたよ」とこれもOK。
続いて弾いたのは、 ”Rainbow Connection”。カーペンターズの曲で、前回に続いて3回目。
ハノンと一緒で、「4分音符をタタタ タタタ タタタとやっぱり3拍に感じていないとダメなんだよね」と先生に言われて、ここでも私の苦手な「3拍」を感じてと言われて修正してきました。
アドリブのあちこちで躓きましたが、「どこがおかしかったんだっけ。これは、これでいいんじゃないかな」と消極的ながらの(これ以上は望めないだろう)の合格(笑)
最後は、先生のオリジナル曲。「長いし、少しずつでいいから、やっていきましょう」と渡されたのを前回はじめてご披露して、カウント違いその他問題山積みで、Aの終わりまでをまず今回はやりましょうと途中まで見て頂いていた”
Longing for the moon"です。
頑張って、最後の最後まで、最後はややフラフラ状態になる感じで弾き終わった時は、のど自慢で意外や鐘が鳴らず最後まで歌わせてもらったので、「合格?」の気分になっていたら、先生の判定は「カ~ン」と鐘ひとつって感じでした(笑)
「いやいや、いろいろあったなぁ」
「たまたま今、弾き損じたのか、それとも間違って弾いているのかわからないけれど~」ということで、確認していくと。
1・Aの最後の2段目の最初が音の入りがおかしくなっている。左右を交互に入れて4拍にするところを、左の音の入れが安定せずふらふらしてました。同じその部分がそこでも2回繰り返されるし、他の個所でも出てくるので、この修正は大変でした。
2.先生がタタタタ====と最初に4音弾いて後をタイで伸ばしたままにして弾いていたところを、カウントが下手でつい音を食べて出てしまう傾向がある私が、自分のカウントの為に音を入れて弾いていたイントロ2の部分。「タイのところは、弾いちゃこまるんですよね。タイだから」
「でも、カウントがしづらくて必要な・・・」
「そりゃ困るなぁ」
「じゃあ、右のメロディー音はタイで保って、左でこうカウントのための音を入れるのはOKですか?」
「それなら、大丈夫。僕は、両方をタイの前の音で打って、あとは弾いていないけれどね。イントロ3との対比のためにこうしているから・・・」
「こんな感じで左にいれてもらいたいんだよねぇ」と先生が指差したところには、5線と5線のあいだにリズム指示の音符が・・・
「これは、左を付点4分音符と8分音符でターァタと弾くということ」
「そんな指示がここに書いてあったんですかぁ~~~」
「タイの前ではこんな感じで左はAのテーマの時の左手みたいに一緒にターァタ、ーーーーのカウントがむずかしければ、このあと4分音符2つ左で打って、ターァタ、ターターでもいけれども・・・」
「でも、やはり対比としてはうるさくないようにここは静かに2分音符分伸ばしたいということですね」
この楽譜を書いた本人である先生の曲の意図ですから、ここは生徒としてはカウントにこだわってはいられません。
次回には、私の苦手な静かに音の余韻を待つという、しかもカウントを間違えずに待つという難行にチャレンジです。
「それと、あともう一つ、ここの音どりが違っていましたね。分かりますか?」
「えっ?タータタ、ンタァー」「違ってたの分かりますか?」「タタータになってましたぁ」
3.音を正確に弾く。
確かに先生のおっしゃる通りに「いろいろありました」たまたまの間違いでない、思い込んでいた間違えなどなど(ため息)
すべて宿題です。頑張ります。
そして、そして、お楽しみタイム!新曲探しです。
結局、次に弾くのは、カーペンターズの編曲シリーズの最後に残っていた、”I won't last a Day without you".
ほとんど、消されているところもあるので、2ページある楽譜ですがほぼ1ページ分だけのコード譜。
でも、先生の演奏は、約4分。分かります?これって、繰り返しもありますが、アドリブも入り、この譜を見ただけで夢のようなカーペンターズ・渡辺アレンジの名曲が紡ぎだされちゃうんです。
「譜がないと僕ももう弾けないですよ」といいつつ、ほとんど最近は弾いてない音を再現してしまう先生の才能って、と演奏を独り占めで楽しませて頂きましたぁ。これが、渡辺先生の生徒である最大の特権です。あとの、この音を再現するための苦労は大いに大変な作業として肩にのしかかってくるんですけれどもね(苦笑) こちらもがんばります。
ところで、今日はお話をする中で、特別に先生の最新CDの「
亡き王女のためのパヴァーヌ」のコード譜も弾かないまでも頂いちゃいました。今弾いている
"Longing for the Moon"のトリオヴァージョンのコード譜も!!!
大変だけれども、おいおい練習していきますよぉ~~~~。楽しみですね。