今日のレッスンも、いつも通りのオスカー・ピーターソンのジャズハノンから。 今日は、「EXERCISE No.12」。これは可愛い曲でした。簡単だし・・・と言ってももちろん間違えずに弾くのは難しいのですが。それで、もちろん間違えました(笑)
オスカー・ピーターソンのこのジャズハノンは、youtubeでいろいろな人が演奏してアップしているので検索するとどんな曲か聞けます。今回のような楽しく弾ける曲も、ちょっと「あれ?」という曲もありましたが、いいテキストでした。
今日の曲はとらえ易く、付点のジャズっぽい個所も問題なく弾けたので、OKを頂けました。
次は、渡辺先生が音楽を付けて、ほとんど自分だけで演奏しているDVD「エンドレス・ブルー」の中から、前回頂いた「マブール」という新曲です。
基本部分は、非常に簡単に弾けるのですが、どうもアドリブも入れて全体を弾くと先生が弾くようにいかない。中だるみしたり、どこかしまりがなく・・・弾いてみると、やはりイマイチ。 先生に全体の収まりがどうもついていないと嘆くと・・・「ゆっくりな曲だし、まあ まとめにくいのはあるかもしれない」2回目に、区切りながら弾いていくと、アドリブ部分には工夫の余地があるかもしれないけれど、「基本テーマはちゃんと弾けていたからいいでしょう」とのOKがでました。確かに、アドリブは問題だらけでしたが、そこは自分でっ工夫するしかなさそうです。(自主練習へ)
今回は、他に曲を頂いてなかったので、昔すでに習った「Longing for the Moon」を再度挑戦してきました。というのも、「Into the Light」という先生のトリオ演奏のCDで、この曲がすごいかっこいいイントロで演奏されていて、前回この曲を弾いた時に最後にこのトリオヴァージョンの楽譜だけ頂いてありました。どう弾くかも少し教えて頂きながら、自分では難しそうなので、弾かないで残しておいたのでした。いよいよ弾く時が到来?
引っ張り出してきて、挑戦しました。頑張って全部を弾かず、まず今日は2ページだけ。
やっぱり新しいところは、メロメロでした。でも、私が超難しいと言ったトリッキーな右手に左の低音をいれたところは「実は僕だって難しいですよ。ここは。だから、ベースに弾いてもらっているんですよ」とのこと。「トリッキーな音ですが、この楽譜の通りでなく抜かして弾いたりしていませんか」とCDを聞いた感想をぶつけてみると「いやいや、これは本当にこの楽譜通り、おなじことをちゃんと繰り返してますよ」とのこと。トリッキーで、重なってくる音が違って弾いているように聞こえてくる不思議な部分です。同じに弾いていて違って聞こえるとは、ますます難しそうです。でも、次回までもっと練習してくることに。
この曲はイントロが1~5まであって、そのどこも個性的。イントロ5は特に、聴けばあっという間に過ぎてしまうのですが、たちどころに先生からNGの声が。「音のとり方が、違ってますよ」 「感じはとれてませんか?」「感じでとるというのじゃ、だめですよ」と先生。あれ?何か、前にも聞いたような・・・(苦笑)
ゆっくり弾いてカウントをしっかりして、先生に超ゆっくり目の模範演奏をしてもらって録画。次にもちこしへ。
テーマメロディーのAも、「油断していると4拍子がなくて短いところがある」とのことで、昔とちっとも進化してない私。以前のように、ゆっくり弾いて練習。体に叩き込んでできるようにしてから速くするようにしないとダメ、ということに。
結局、ゆっくり弾くとカウントできるけれど、速く弾くとカウントし切れなくなる初心者の宿命から抜けられないということのようです。克服の方法はただひとつ、懐かしのメトロノーム使用で覚え込むことしかないようです。
でも、一つだけ進歩していたことがあります。楽譜にしっかり目が慣れて、イントロ2の最後で途中3拍子が4拍子に変化しているところを見逃さずにちゃんと意識して弾いて、先生に合格を1回でもらえました。曲の中で拍子が変えて弾いていく面白さを感じられるようになりました。やっぱり、進歩はしている!
新曲として、DVD「エンドレス・ブルー」から今度は最後の方の「Red Sea」を頂いてきました。「この曲はソロだと弾きにくい部分があるな」といいつつ、楽譜を見ながら1回試行錯誤しつつ弾いた先生。
しばらく譜をみて「ここは、どうもいらないかも。こっちも外してしまおう。ここから、こっちに行って、最後でここに戻って。うん、いいかもしれない」と画像に合わせて書いていたDVD用だったコード譜から、あっという間に一つのピアノのソロ曲に構想変えして、2回目にはもうまとまったひとつの曲として演奏してくださった先生。その才能というか実力には圧倒されました。いつものことではありますが。
何年弾かないでいた曲でも、コードを見ているとその当時に自分が生み出した音が自然に蘇えってくるのでしょうか。2回目の模範演奏はDVDの音が見事に再現されていて、感動でした。弾くのが、楽しみで~す。