ローストビーフを焼きました。
今年のお正月は若い人が多くなりますので、伝統的なお節料理では物足りないのではと思い、ローストビーフを焼きました。
中心部をレアに仕上げられるかがポイントです。
よく誤解されているようですが、レアとは冷たい生肉ではありません、火の通った生肉で、生肉より旨味が増します。
肉は国産牛(値段からして和牛ではなく、F1でしょう)の外モモ肉1.2kgです。
天然塩と胡椒を刷り込み太い(3mm)の凧糸で整形します。
フライパンで表面を焼き、肉汁のドリップを防ぐタンパク質の膜を作ります。
天版に野菜(端切や冷蔵庫の残り物)を刻み載せます。
野菜の上に焼き目を付けた肉を載せます。
肉にはフライパンに残った油脂を塗ります。
オーブンで焼く途中でも2回程、天板の肉汁&サラダオイルを塗ります。
予め250℃まで予熱しておいた、ガスオーブンの中段にセットします。
このガスオーブン、20年以上前、就職して最初のボーナスで購入した物です。
当時、オーブン料理に憧れていて、特に焼き目の綺麗に出せる、上火の使えるガスオーブンの機種を探していましました。
ガスオーブンで上火の使える機種はプロ用がほとんどで、一般用ではパロマのこの機種が唯一でした。一般用とは言っても、取り付けにきたガス屋さんは一般家庭にはほとんど出ないと言ってました。
しかし、ガスオーブンならではの、しっとりした焼き上がり、上火の効いたパリッとした焼き目はこのガスオーブンだからこそ可能です。
一番上が上火の火力調整、二番目が下火の火力調整、三番目が自動温度調整(下火のみ使用時)で150~300℃で設定可能、四番目がタイマーです。
そしてこのオーブン、面白い話があります。
ガス屋さんが取り付け工事を終わり(台所にオーブン用の配管が必要だった)、
「それでは使い方を説明しますので、奥さんを呼んでください」、「奥さんはいない、俺が使うんだが」、「え?!!!!・・・・・・・、はい、では最初に扉を開けてください、閉じたままでは着火できません」と説明を始めました。
今でこそ男性が料理をするのは当たり前の時代ですが、当時は・・・・・。
250℃で35分焼き上げました。
途中、オーブンの癖がありますので、向きを変えます。
焼き具合は金串を肉の中心まで刺し、一呼吸おいて引き抜き、唇に金串をあて、
暖かければレアの状態です。
焼き上がった肉はアルミホイルを被せ、あら熱を取り、肉汁を落ち着かせます。
熱い状態で切ると肉汁が流れ出て、不味くなります。
焼いた後ゆっくり落ち着かせるのがポイントです。
粗熱が取れ、肉が落ち着いてから切りますが、今回はお節料理の一部と言うことで前日に焼き、一晩冷蔵庫で保存しました。
ローストビーフはなるべく薄く切った方が美味しいと思います。
薄く切ることにより、外側の焼き目の付いた香ばしい部分、中間の適度に焼けた味の濃厚な部分、そして中心のレアの部分が一度に口の中に入ることで、複雑な味を醸し出してくれます。
これが厚切りの場合は、それぞれの部分だけしか味わえず、単調な味になってしまいます。
今回はソースまでご紹介できませんでしたが、天板の野菜を赤ワインで煮出し、各種調味料で味を調え、ソースにしました。
付け合わせはクレソンとホースラディッシュが一般的ですが、今回は手に入らなかったため、菜園のイタリアンパセリと山葵にしました。
今年のお正月は若い人が多くなりますので、伝統的なお節料理では物足りないのではと思い、ローストビーフを焼きました。
中心部をレアに仕上げられるかがポイントです。
よく誤解されているようですが、レアとは冷たい生肉ではありません、火の通った生肉で、生肉より旨味が増します。
肉は国産牛(値段からして和牛ではなく、F1でしょう)の外モモ肉1.2kgです。
天然塩と胡椒を刷り込み太い(3mm)の凧糸で整形します。
フライパンで表面を焼き、肉汁のドリップを防ぐタンパク質の膜を作ります。
天版に野菜(端切や冷蔵庫の残り物)を刻み載せます。
野菜の上に焼き目を付けた肉を載せます。
肉にはフライパンに残った油脂を塗ります。
オーブンで焼く途中でも2回程、天板の肉汁&サラダオイルを塗ります。
予め250℃まで予熱しておいた、ガスオーブンの中段にセットします。
このガスオーブン、20年以上前、就職して最初のボーナスで購入した物です。
当時、オーブン料理に憧れていて、特に焼き目の綺麗に出せる、上火の使えるガスオーブンの機種を探していましました。
ガスオーブンで上火の使える機種はプロ用がほとんどで、一般用ではパロマのこの機種が唯一でした。一般用とは言っても、取り付けにきたガス屋さんは一般家庭にはほとんど出ないと言ってました。
しかし、ガスオーブンならではの、しっとりした焼き上がり、上火の効いたパリッとした焼き目はこのガスオーブンだからこそ可能です。
一番上が上火の火力調整、二番目が下火の火力調整、三番目が自動温度調整(下火のみ使用時)で150~300℃で設定可能、四番目がタイマーです。
そしてこのオーブン、面白い話があります。
ガス屋さんが取り付け工事を終わり(台所にオーブン用の配管が必要だった)、
「それでは使い方を説明しますので、奥さんを呼んでください」、「奥さんはいない、俺が使うんだが」、「え?!!!!・・・・・・・、はい、では最初に扉を開けてください、閉じたままでは着火できません」と説明を始めました。
今でこそ男性が料理をするのは当たり前の時代ですが、当時は・・・・・。
250℃で35分焼き上げました。
途中、オーブンの癖がありますので、向きを変えます。
焼き具合は金串を肉の中心まで刺し、一呼吸おいて引き抜き、唇に金串をあて、
暖かければレアの状態です。
焼き上がった肉はアルミホイルを被せ、あら熱を取り、肉汁を落ち着かせます。
熱い状態で切ると肉汁が流れ出て、不味くなります。
焼いた後ゆっくり落ち着かせるのがポイントです。
粗熱が取れ、肉が落ち着いてから切りますが、今回はお節料理の一部と言うことで前日に焼き、一晩冷蔵庫で保存しました。
ローストビーフはなるべく薄く切った方が美味しいと思います。
薄く切ることにより、外側の焼き目の付いた香ばしい部分、中間の適度に焼けた味の濃厚な部分、そして中心のレアの部分が一度に口の中に入ることで、複雑な味を醸し出してくれます。
これが厚切りの場合は、それぞれの部分だけしか味わえず、単調な味になってしまいます。
今回はソースまでご紹介できませんでしたが、天板の野菜を赤ワインで煮出し、各種調味料で味を調え、ソースにしました。
付け合わせはクレソンとホースラディッシュが一般的ですが、今回は手に入らなかったため、菜園のイタリアンパセリと山葵にしました。
これだけ深く極められると食べられる牛さんも絶対に喜んでくれると思います。
なお、蕎麦は勿論のこと、冷燻の紅鮭も抜群の美味さでした。 有難うございました。
子供達が、大好きなローストビーフ。中のレアがほどよく これは、最高ですね。やっぱり、ガスオーブンと電気オーブンでは、差が出ると思います。 家庭でガスオーブンを使っている家は、少ないのでは。買った頃のエピソード 楽しく読ませて頂きました。 愛着ありますよね。
だごはんいくらでもたべれるぞ
スモークド・サーモンは手間がかかりますが、完成して試食するときの感動は何とも言えません。是非トライすることをおすすめします。釣果が生かされると思います。
大量の時は保存が利きますし、ご友人へ送ることも可能です。
夢子 様
あけましておめでとうございます。
ガスオーブンは確かに代え難いものがありますが、とにかく重いです。このオーブン40kgはあるかと思います。
引っ越しの度に苦労しました。家人の家族が初めて当家に来たときに出したビーフシチューもこのオーブンで作りました。子供たちもこのオーブン料理には思い出があるようで、今でもリクエストがあります。
ごくう 様
いっぱい食べて大きくなってください。
ここで早くも勝負がありました。
私の最初のボーナスの買い物は「麻雀牌」でした。それを聞いた父親の情けそうな顔を思い出します。sigh!
何事も最初が肝腎と言う格言が、日本酒を飲みすぎてボーッとした頭の端をかすめました。
間もなく神戸空港が開港しますので、お近くの空港を教えてください。いつかお訪ねしてこのローストビーフの一片を・・・
コメントありがとうございます。
最寄りも空港は福島空港で、当地から65km程度でくるまで1時間半です。
お出での時は気合いを入れて焼きます。