くさやが好物で、大きなスーパーでさがしたり、通販で取り寄せたりしています。
以前から何とか似たものができないか試してみました。
一般的な方法としては魚醬(ナップラー、ヌクマム、しょっつる等)に漬けて
干物にする方法ですが、それらしい物にはなりますが香り、味とも遠く及びません。
そこで原点に立ち戻って検討してきました。
今回作成したマアジとサヨリのくさやです。
本来くさやはムロアジやトビウオなどで作りますが、今回はマアジとサヨリを
使いました。
後ろの瓶は自家製のくさや液です。
くさや液は長年魚を浸漬しながら塩水をつぎ足し、塩濃度を調整しながらくさや菌を
培養してきた培養液です。
一朝一夕にはくさや液が作れるはずはありません。
しかし細菌学の知識を活用すれば、近い物ができるかもと考えトライしてみました。
自家製くさや液を容器に入れ、魚を漬け込みます。
瓶に残っているのはくさや液の原料となった物です。
くさや液に3時間ほどつけ込みました。
その後野外で一夜干しにして完成です。
自家製くさやの完成です。
香りはくさやそのもの、本物と比較して少し香りが薄く感じます。
つけ込み時間との兼ね合いでしょう。
試食結果とは後日に掲載する予定です。
「くさや」の干物、1回しか食べたことないです。
香り(というより匂い)はともかく、美味しかったと思います。楽しみですね~。
くさやの臭いと味はくさや液による物ですが、くさや液は多様な微生物の集合体ですので長い時間がかかっています。