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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

失われたものは?

2013-08-29 00:41:47 | 日記
 8月末、爽やかな風が吹くようになりました。塾の夏季講習が今日で終わり、ほっとした帰路の駅で虫の声を聞きました。秋になりますね。帰宅してパソコンを開けると、情報が飛び込んできます。FACEBOOKはお友達を増やさないようにしていますが、毎日素敵な情報がたくさん届きます。いつも誰かがそばにいてくれるような感じですね。家族が離れて暮らしていても、今日、どんな食事をしたか、どこへ行ったか、そんな情報のやり取りが簡単にできるので安心して暮らせるのではないでしょうか。タイムリーに情報交換ができるので、子供たちはほとんどラインをしているようです。今、問題の依存症が起こるのも無理がないかもしれません。

 10年前くらいに誰かが、携帯電話の普及で「待つ」情緒がなくなった と言っていました。今は何もかもすぐ分かってします。待ち合わせに遅れてくる人が、いまどこにいるのかも連絡が入るので便利ですが、昔の待ち合わせの情緒はありません。今、何してる?と聞けばすぐ返事が返ってくる。想像する楽しみが減りましたね。

 と言いながら毎日SNSを便利に使っていますが、イメージする楽しみを大切にするお付き合いも、またこの時代に必要なことではないでしょうか。よりレベルの高い精神的なお付き合いがないと、情緒は減るかもしれません。「あなたは今なにをしているのだろう?」と思いながらぶろぐを書いています。(写真はカリフォルニアの大学に留学中の昔の教え子から届いたものです)

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花は盛りに

2013-08-24 22:35:11 | 日記
 夕方の雷雨のせいか空気がひんやりしていました。久しぶりにお味噌汁が飲みたくなりました。具だくさんのお味噌汁に満足していると、窓の外に花火!平塚の花火大会でしたが、部屋から見えるとは。食事はそのままにしてカメラを持ち出しました。初めて撮る花火です。きれい!と思ってシャッターを切る時はすでに遅し。できた画像はしぼんでいく花火。何枚撮っても同じでした。

 心に浮かぶ言葉がありました。「旬」そう、一番いいときですね。何をするにも「旬」を過ぎてしまました。あとは下り坂を下るだけ とさびしく写真を眺めました。

 「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。」そうだ、これだ、これだと気を取り直しました。恋もまだできるかもしれない。徒然草第137段です。

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深い河

2013-08-21 11:45:59 | 日記
 じっとしていると気の遠くなるような暑さ。来年は耐えられるだろうか?そんな朝、FaceBook を開くとマダガスカルを旅行された仲野徹さんの写真が目に飛び込んできました。

『今回の旅行のベストショット。渡し舟の少年。陽炎のたつ中、朝日の中のシルエットです。渡しのフェリーを待つつかのま、息をのむような美しさでした。想像を絶するほどに貧しそうな人々が住む小さな村でのシーンです。『人はただ生き、その中に美しさがある。』といったところでしょうか。』(仲野徹さん)

 キリスト教の生まれたイスラエルの荒野。今再読している「深い河」に出てくるヒンズー教の女神チャームンダー像。人が求めるものは、何なのでしょうか。

 生きることは、悲しみと苦しみしか残さないような気がしています。(写真は仲野徹さん撮影のもの)

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沈黙

2013-08-18 19:08:03 | 日記
 お盆休みも終わり。夏の思い出はできましたか。久しぶりに何の予定もない日でした。雑雑としなくてはならないことはたくさんあるのですが、暑さ疲れのせいか静かに本の世界に身を置きました。想いを巡らせながら、時に沈黙は「愛」であり、語れない真実であると と思いました。深い真実は、沈黙の中にあるのかもしれませんね。日が落ちる頃に、久しぶりに大磯の海を見に出かけました。駅を降りると蝉しぐれ。緑と海と坂のあるこの町はいつも心を癒してくれます。波の音が心のもやもやを洗い流してくれます。

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鳳仙花(爪紅)

2013-08-16 22:11:47 | 日記
 子どもの頃の夏の日の午後。小学校のプールの帰りに、校庭で集めた鳳仙花の種と白粉花の種。触れるとぱっと弾ける鳳仙花の種。白粉花は黒い種の中に白粉のような粉が入っていましたね。そしてカンナの花。白粉花はまだ見かけることが多いですが、鳳仙花とカンナの花を見かけることが少なくなりました。鳳仙花の花が爪紅(つまべに)と呼ばれ、韓国では爪にホウセンカの汁を塗り、初雪まで色が残っていたら恋が実ると言う伝承があるそうです。何となくロマンチックですね。今年は種を集めてみました。来年が楽しみです。赤いカンナの花も減りましたね。ご存知の方も多いかと思いますが、茨木のり子さん「根府川の駅」という詩がありますね。自生の赤いカンナの咲く駅です。お盆の頃、うちの庭にも赤いカンナが咲いていました。忘れてはいけない花があり、忘れてはいけない戦争の記憶があります。私の叔父は軍隊で自死したと15年前くらいに初めて母から聞きました。(自死かは定かではないどそうですが)

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