雨が降って寒い日。母の物忘れ外来の日でした。今日は母の笑い声に励まされました。長年住み慣れた家で、なんとか最期までがんばってほしいと思うのです。
ふと、二人の女性のことを思いました。二人とも道ならぬ関係に何十年も生きた人です。一人は独身を通して、いつでも相手に会えるようにと自宅で仕事をしたり、男性が独立すると一緒に仕事を手伝ったりしました。金銭的な援助は受けてなかったのですが、あるとき、男性から家を処分したお金の1部を散々迷って受け取りました。今はそのお金で買ったマンションで静かに暮らしています。何年か前に「そろそろ相手を解放してあげてもいいかな」と思ったそうです。もう一人は、離婚後知り合った彼から、自立せずに毎月お金を受け取っていましたが、自分で稼いでもいました。何十年も旅行をしたり、彼女の家に泊まったりの関係を続けていました。今、彼は病気になり、家庭から出ていってもいいと 言われたそうです。彼女は高級老人ホーム入居を勧め、彼は不動産を処分すればお金は出来るのに、それは決断できず自宅にいて、彼女に頼って通ってきています。
後者の女性なら、「私は男性を自宅に引き取ったと思うし、男性も財産を処分して出てきたと思う。」と親友にいいました。「お金に二人と執着しているのかしら?あと何年生きられるかわからなかったら、最後はどんな暮らしでも一緒にいるわよね」と私。「う~ん、それってお金の問題とか愛情の問題とかではなくて、もっと人間性の、根本的なものかもね。相手のことを思う根本というのか?」と親友。う~ん、なにか空洞化した関係が見えてきました。
ふと、二人の女性のことを思いました。二人とも道ならぬ関係に何十年も生きた人です。一人は独身を通して、いつでも相手に会えるようにと自宅で仕事をしたり、男性が独立すると一緒に仕事を手伝ったりしました。金銭的な援助は受けてなかったのですが、あるとき、男性から家を処分したお金の1部を散々迷って受け取りました。今はそのお金で買ったマンションで静かに暮らしています。何年か前に「そろそろ相手を解放してあげてもいいかな」と思ったそうです。もう一人は、離婚後知り合った彼から、自立せずに毎月お金を受け取っていましたが、自分で稼いでもいました。何十年も旅行をしたり、彼女の家に泊まったりの関係を続けていました。今、彼は病気になり、家庭から出ていってもいいと 言われたそうです。彼女は高級老人ホーム入居を勧め、彼は不動産を処分すればお金は出来るのに、それは決断できず自宅にいて、彼女に頼って通ってきています。
後者の女性なら、「私は男性を自宅に引き取ったと思うし、男性も財産を処分して出てきたと思う。」と親友にいいました。「お金に二人と執着しているのかしら?あと何年生きられるかわからなかったら、最後はどんな暮らしでも一緒にいるわよね」と私。「う~ん、それってお金の問題とか愛情の問題とかではなくて、もっと人間性の、根本的なものかもね。相手のことを思う根本というのか?」と親友。う~ん、なにか空洞化した関係が見えてきました。