4人家族か3人家族か

晴れていたかと思うと雪が降ってくる、そんな天気が続いています。毎日の運動ために毎日買い物の出かけます。月末は何とかデーとかでいつも混雑しているのですが、今日は人が少ないです。レジで私の前の人はかご一杯山盛り、私はかごの底のほうにちんまりと。スーパーを出て思いました。4人家族だとこの4倍になる・・・。単純に考えても生活費（食費）が大変なのがわかります。

私は家を出てからは、二人家族がほとんどで、ときどき居候がいたりして3人家族でした。四人と三人では気持ちの面で、負担が違う気がしました。3人なら何とかなるけれども、4人となると覚悟がいる。そういえば、意外に思って聞いたのは、JALに整備関連で勤めていた同級生が、うまくパイロットの試験に合格したので、もう一人家族を増やすことにしたという話でした。まぁ、彼なりの計画で私大まで二人共進学ということだからかもしれません。

一人の壁というものは分かるような気がします。大学まで公立の進路で習い事なども入れての教育費は550万円くらい、私立だと1200万くらいとか。食費なら4000円が8000円、でも教育費は550万円が1100万円。同級生の話を妙に納得しました。

私の知っている時代は専業主婦で子供がふたりはごく普通の家庭の時代でした。違いはやはり正社員で、お給料はあがるものでした。特に公立校が荒れていることもなく、私立へのお受験は少なかったですね。

今日、国会中継を少し見ていました。半端なくずれているのを感じました。1日でもいいから、お孫さんがいるなら面倒を見てみたら・・・でした。お土産を考えるなら、子育てにいくらかかるか1日でも体験してみるといいのです。

かた～い頭の政治屋（家かしら）が多いから、この国はさらに少子化が進むような気がしました。ハード面だけでなくソフトの面でも変わらないとならないですね。

今日は3人家族、一人っ子はさびしい気もしました。

娘との父のハイタッチ！

朝は雪が止んでいたのですが、夕方からは牡丹雪が舞っています。気温が下がらないせいか（十分寒いのですが）積もる雪ではありません。ああ、降っても降っても積もらない・・・。私みたいだなぁ。そうか！三島由紀夫の「春の雪」はそういう意味もあったのだろうか。

朝のスクールガードがあるので規則正しい生活ができています。子供たちもだいぶ慣れてくれましたが、名前を覚えられません。（覚える気もないのですが）今朝は走ってくる女の子がいました。「一番だね！」というとうれしそうでした。近くでなにか話したそうでした。「手袋が同じ！」と喜んで見せてくれました。スマホが使えるように親指と人差し指の色が違う手袋でした。（私のは100均のもので3年も使い込んでいますが）次は氷の上を歩くとパリパリいうのを楽しんでいました。

車が来るので危ないよ！というと下がらずに少し前に出ました。近づいてきた車の窓が開きました。私の目の前で、ハンサムな男性と女の子がハイタッチ！でした。ああ、パパなんだ。ちょっと恥ずかしそうだけど、ニコニコの女の子。きっと、そういう約束をしていたんだなぁ。

いいな！そんな親子関係って。私は父も母からもいってらっしゃいはなくて、祖母がいつも玄関で送り出してくれました。祖母は靴もそろえて、寒くないかとかちゃんと3時には帰るようにとか毎朝気を使ってくたのですが。

誰かを送ったり、誰かに送られたり・・・。久しぶりに実家にかえると母が道まで送ってくれたのはそういうことなのかな。

「いってらっしゃい！」「行ってまいります！」

ぜいたくした日もあったけど のこったものは？

起きると暖房を入れなくてはならないけれども、このまま寝床の中にいれば、電気代はかからない・・・などのケチなことを考えていました。今日は日曜日でミサをネット配信で聞かなくてはなりません。10時までにはパソコンの前にスタンバイしないと。

「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。
悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。・・・」

今日の福音は有名なイエスの山の上の説教です。理解したような気もしていましたが、どこかに違和感がありました。神父様が正直にご自身も初めて聞いたときから、神父としての勉強をしだしてからも「どうして、悲しむ人が幸せなのだろう」と思ったとお話しくださいました。「幸い」の意味が私たちの現実の生活の中とは違うのですというお話でした。

何回か物を持たないということを書いていますが、「幸せ感」というのは、物を持たないことで変わってくるような気がします。物があれば、目に見える力があるということで、幸せ感がある気がします。物を得ることができる力があるということでしょうか。衣食住に幸せがあります。

何を持って幸せと感じることができるかなのでしょうね。我が家の冷蔵庫は雪のせいもありますががらがらしています。財布の中は千円札が2枚くらいです。午後から、まず自分のしたいことをしていることが幸せなのだというTV番組をみました。久しぶりに着物を着て、頂いていた鰻をいただいて、たれが余ったのでたれでご飯を少し頂きました。笑い。悲壮感はありません。

私に残ってものは、気障に言えば「ひとをあいしたこと」だけです。

遠赤外線のようなこころ

どすーんと大きな音がしました。びっく！ああ、屋根から雪が落ちてきたのか！！でも、ウクライナの空爆の音はこんな音ではなく、どんなにか怖い思いをして日々暮らしているのだろうと思いました。雪の中、電気もつかないかないなか。寒さが人の心を縮ませます。何もしたくなくなります。日本列島が冷蔵庫か冷凍庫の中にあるようですね。あたたかいということがどんなに幸せか・・・。

デビ夫人がウクライナに物資を届けましたね。彼女をあまり好きではありませんが、警護の問題などを言われたとき「私はクーデターも経験しました」と発言しました。確かに以前その時の話をTVで見ましたが、怖いものはないはずです。是非は分かりませんが、それができる力は彼女の積み上げたものなのでしょう。

この地で迎える4度目の冬。うれしいのは皆さんが、停電になると大変だから、これとこれは準備しておいてとかいろいろアドバイスしてくださることです。知らないことも多いです。土地になじむということはそういうことなのだと思いました。

今日、うれしかったことは朝の子供たちのスクールガードの時に「こどもたちの扱いがなれていてすぐなじみましたね」と言われたことです。そうか、長いこと子供たちとかかわっていたからかな？と思いました。

ちいさな子供の手が愛おしいように、みなさんの思いやりある言葉がとてもあたたかいです。何かを私は捨てた気がします。だいじなことは、相手の欠点よりもいいところを大事にお付き合いしていこうということでしょうか。なんでもよく受け取るというのか。

それができるようになったのは、遠赤外線のようなどなたかのこころのように思います。

お金の支援だけで子供が産めるのか？

「ねぇ、ほら！つららら！」と朝の東京ガードの時に女の子が見せに来てくれました。10センチくらいの可愛いつららです。「どこにあったの？」と聞くと、少し恥ずかしそうに車の下と。ああ、少し慣れてきてくれた！

昨夜、お友達から電話で、私のスクールガードのボランティアを喜んでくれました。自分までほのぼのするとと。意外な返事でした。そうか、私が子供たちを教えている姿などをみているからかな・・・。何十年子供たちと関わってきたのだろうか・・・。子供のいない私には神さまが与えてくださったうれしい仕事でした。

少子化が問題のこの頃。なにかおかしい？子供を産んでほしい、お国のため？このまえTVでも討論していましたが、金銭的な支援だけで子供を産めるかというと、そうではないということでした。ハンガリーの子育て支援は手厚いのですが、だからといってそのだけ出生率が上がっているわけではないということです。何があれば、どういう支援があれば安心して子供が産めるのか？そもそも、子供は産まなくてはいけないものなのか？そこまで戻る気もします。未婚率も高い昨今、さまざまな生き方を選ぶことができるわけですから、柔軟な考えが出てこないとこの問題は解決しない気もします。そういう意味では日本は遅れていますね。

夕方、やっとメダカの水槽の汚れを取ることができました。今は7匹います。このメダカの飼育ですら、大変なのですから、子供ひとり育てることの大変さ・・・。食べさせて、着せて、散歩させて、寝かせて・・・。異次元でなくてもいいから、せめて三次元の子育てができるようになってほしいです。

ちょっと寒い写真です。