gooブログはじめました!

あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

父になる

2016-09-30 09:31:07 | 日記
 金木犀の香りが路地に漂う。そんな香りに誘われて逝ってしまったのか?朝、パソコンを開けると訃報が届いていた。誰からも好かれていた82歳になるシニアサッカーの知人です。あれは5月のことだっただろうか?ある大会の時、「僕が勤めていた会社の飴だよ」とそっと届けて下さったのは。朝から悲しみで胸がいっぱいです。

 昨日、美容室に行って担当の彼に「なにか、私にご報告はないのですか?」と訊ねました。9月20日が赤ちゃんの誕生予定日でした。ご夫婦でその美容室で働いていて奥様が私の担当でしたが、産休に入り彼に代わりました。「いや、できるといいのですが、まだなんですよ」と。8月末に行った時も、「まだなんですよね。ともかく無事生まれてくれればいいのですが。母親の方はのんきで今日は友達と映画に行きました」と言っていました。

「毎朝5時には起きるんですよ。スマホに生まれたなんて入ってないか」と。奥様はご実家でのんびりされているとか。仕事の合間にも、スマホを確認に行くと言います。う~ん、パパになるんだね。父になるとはこんなにそわそわすることなんだ。こうやって父親になるんだ・・・。私の髪を切りながら、そわそわ、わくわくの彼。

 来世では男の子二人が欲しいなぁ  なんて思いました。悲しみのあれば喜びもある。これが人生かな。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人とちぎらば

2016-09-28 18:57:31 | 日記
 蒸し暑い夜が続くせいかよく眠れません。昼間の運動不足か?と思い、散歩に出かけると、速、効果が出たのか夕寝。さて、夜眠れるでしょうか?

 お友達にある男性が(偉い方です)「今後は関連のメールは一切お送りいただくなくて結構です」と言ってきましたの というと「狭い根性ね。わざわざそんなこと言わなくてもいいわよね。黙ってメールをデリートすればいいのに。こちらが丁重にお願いしていることにたいしてのお返事とは、小さな男ね」と。なにかさびしい人だなぁ と私も思いました。どうもさっぱり、はっきりタイプの二人にかかると今までことの経緯は「女々しい」男の人になりました。六年近い歳月、仕事で関係した方ですから、「残念な」方で終わりました。

 キリスト者として生きるようになって、人と人との関係を自分から切ることはなくなりました。人それぞれの価値観があるわけですから、自分の物差しで測ることはできません。その部分は違うけどすべて違うこともないですし、出会うということは、なにか意味があることと思うようになりました。人との関係は時間をかけてみること そうすると思わぬ感動があるものですね。

 

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肉じゃが

2016-09-26 20:33:33 | 日記
 また、暑さが戻りました。セーターが必要だったのに、今日は半そで。それでも郵便局では年賀状の受付のお知らせ。ああ、1年は早い!

 男性の好きなおふくろの料理は「肉じゃが」と聞いたことがある。なにか郷愁があるのだろうか。それともジャガイモ料理が好きなのか?もと夫は、来客の折「何を作る?」と聞くと、「コロッケ」だった。「コロッケでいいの?」と聞いたものだった。肉じゃがやポテトサラダも好きだった。

 久しぶりに肉じゃがを煮た。大して手間をかける料理でもないが、なにかジャガイモを剥くのも億劫だった。7月、8月、9月とあまり手をかけた料理はしなかった。眼のせいだろうか?気持ちがそこまでいかなかった。それがつらかった。できた肉じゃがは我ながら美味しかった。二人の食卓の相棒に言った。「さすが腕は落ちてないね。」と。自画自賛である。

 (写真を撮り忘れたので、栗ご飯です)

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

選べなかった人生

2016-09-25 14:00:38 | 日記
 やっと陽射しが部屋に差し込んできた。秋の爽やかな風も通り抜けていく。部屋の奥にも日が差し込むようになった。少しずつ季節は動いていく。ドラマを見る機会が増えた。昨夜は「夏目漱石の妻」を見た。尾野真千子と長谷川博巳もいい味を出していたが、脚本がうまいと思った。ラストで、池端俊策の脚本とわかった。

 脚本を書こうと思ったのは、高校時代からだろうか。大学ではそんなことから、薬剤師か医者かという周囲の期待をよそに演劇学を学んだ。しかし、その道を進むことは、経済的にも難しいことだった。卒業後はごく普通のOL生活に入った。

 吉本ばななの「下北沢について」という本がある。「選べなかったほうの人生を夢見ることはできない。でも、選べなかった人生が私に微笑みかけてくれるとき、いつでもその人生に恥じないようにあることはできるかもしれない」という紹介文である。選んだ人生があれば、選べなかった人生が当然ある。脚本家にも家庭の主婦にもキャリアウーマンも選べなかった。それでも、日常を言う薄められた牛乳にならずに、純粋な真実だけに生きていることは、しんどいかもしれないが恥じない人生のようなきがする。

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛する人を亡くした人に

2016-09-23 21:46:41 | 日記
 まだ雨空が続きます。洗濯ものがすっきり乾きません。秋の長雨ですね。今日こそは仕事を仕上げようと思うのですが、疲れが出て思うように進みません。以前ならここで無理がきいたのに・・・・。

 むきになって仕事をせずにTVを見ていました。NHKに宇多田ひかるが6年ぶりに出ていました。27歳の時に「普通の生活をしてみたい」と休業宣言をしたそうです。15歳から特異な世界にいたので、朝起きて食事をして・・・という生活をしたかった と言っていました。そんななかで母である藤圭子の自死がありました。それをどう受け止めたのか・・・・。宇多田ひかるはその時期に自分が母親になり、その日常の中で自分というものも理解でき、母親との関係性も理解できたと言います。15歳でも早熟でいたのでしょうが、33歳のいまのやはりすばらしい感性をもっているのだなぁ と感じました。この年でやっと気づいたことを、30代前半で気付いてしまうなんて。

 とと姉ちゃんの主題曲「花束を君に」を宇多田ひかるが思いを込めて歌いました。いつも聞くとはなしにあさドラで流れている曲とは違い心に突き刺さります。

  花束を君に贈ろう  愛しい人  愛しい人  どんな言葉をならべても

  真実にはならないから 今日は贈ろう 涙色の花束を君に



これは母親の藤圭子への思いの歌だそうです。母親へどんな言葉を並べても、「真実」にはならなかった そうです。愛する人を亡くした方はこの歌をそんな思いで聞いてみてください。

  

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする