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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

自分だけの空間を

2018-10-31 19:16:39 | 日記

午前中から夕方までかかったお稽古茶事が終わりました。家に戻ると、別世界から戻ったようで、きものを片付けながらぼーっとしていました。隔離された空間にいることができることがとても嬉しいと、久しぶりにお茶席に来られた方が話しておられました。

あれはだいぶ前のことだと思うのですが、50歳も過ぎると、夫婦も別々の空間を過ごして、週末などに「あら、お久しぶり・・・」という感じで食事を共にするのがいいのではないか という意見が載っていました。ある有名は漫画家のご夫婦の話です。お二人とも創作的なお仕事をされているのかもしれませんが、そういう空間が欲しいと思うのは普通のことのように思います。お友だちご夫婦は、ご主人が『濡れ落ち葉』で、彼女は自分の時間は車で街のコーヒーショップに出かけて2時間くらい過ごしています。でも、「書斎が欲しい」という男性の声も聞きます。

子供部屋はあっても、ご主人の城はないといいます。何もしないでぼーっとしているのかもしれませんが、そんな場所は必要なのでしょうね。会社が終わってから、寄り道して帰る「夕暮れ族」なるものがあるそうです。でも、私の知人のなかには「毎日、定時帰宅なのよね。たまには寄り道してほしいのに」という人もいます。

独り身の私は自分の時間ばかりですが、年をとると現実から隔離されて空間でものを考えたいと思うこともあります。背負うものがあればあるほどそんな空間が必要なのではないでしょうか。だから、私の夢は狭くてもいいのでお茶室がほしい ということです。できましたらいらしてくださいませ。


 

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人生の深きながれ

2018-10-30 15:41:08 | 日記

やっと自分のことができると、今日は朝からうれしい。明日がお茶の先生のご自宅でのお稽古の茶会。夜逃げできるかのように、きものの小物は風呂敷に包んである。なんできものを処分したのだろう と悔やまれる。明日は普段着、暖かいので春のようなきものだ。さすがに練習しないで、出かけるのはこわい。2回、練習して上手くできた。それはとても嬉しくて、自分を褒めた。

何回かぶろぐに書いたかもしれないが、きものの着付けを習いだしたのが25歳くらいの頃。『わきまえた女性になってほしい』という言葉からだ。なんできものなのかわらないが習いだした。週に1回の夜の授業を5年以上続けた。その頃勤めていた会社が当時には珍しく週休2日だった。花の金曜日が授業の日だった。5時半になるとシンデレラのように会社を飛び出した。まだ会社の旅行などが金曜日の夜からあり、「なんであの子は旅行に来ないのか?」と社長のご不満があって、お給料が上がらないときがあった。でも、その頃はエゴのエゴ子でやり通した。

お茶もその頃から習いだした。でも、33歳で独立すると、きものもお茶もどこかへ飛んでいった。空白の長いときが過ぎて、いま、ひょんなことで戻ったきた。お茶は昨年の今頃出かけた熊本八代のサッカー大会で、試合がなくなり八代見物に出かけてお茶席に出会ったのが、事の始まりだった。お茶を習いたい と思った。

気がつかないでいるが、生き方の深い部分に流れている源泉のようなものが人にはあるのではないだろうかと思う。それがあるとき、同じような流れにであったりするのではないだろうか。今日は自分のおろかさも含めて、なにか認められそうだ。自分の習い事にかけたお金は、無駄ではなかったようだ。導いてくださった方たちに感謝!

 

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あとは自分で考えてよ

2018-10-29 16:56:12 | 日記

家にいると夕暮れが早くなったのがよくわかる。今年も残りあと2ヶ月になろうとしている。昨日の名古屋日帰りでさすがに体がだるい。あさのんびり起きて新聞を見ると、アメリカでの乱射時間がトップ記事だった。昨夜、TVで見てはいたが、活字になってでてくると分断されたアメリカがなお露呈されてくる。宗教の問題は歴史上殺戮が繰り返されている。とはいえ、朝日新聞の見出しには「呼び覚ましたトランプ氏」として、その発言が出ている。しかし、自分の身に有利なものは理屈抜きにOKする(考えようともしないで)風潮がどこの国にも広がりつつある。宗教とはなんだったのだろうか?と思う。

そして、びっくりたのはどの新聞にも出ていたのではないかと思うが、宝島社の広告だ。2面全部にわたる内田裕也家族の写真だ。みなさんがきちんと礼服を着ている。紙面の左上には樹木希林さんのコメントがいくつか書かれ、最後が「えっ、わたしの話で救われる人がいる?それは依存症というものよ」で、そのあとに大きな字で「あとは自分で考えてよ」とある。それ以外は内田ファミリーの名前が小さく下に書かれているだけだ。そう、何の広告なのかも、自分で考えてよ というのだろうか。どこの企画かわらないが、きちんと撮られた写真だけにすごいと思う。ためいきがでる。

1日で90%は人は自分のことを考えているという。最近は考えたところで・・・となる。行きつく先はそう変わらない気もするが。NHKのドラマで「フェイクニュース」いう正に恐い話題を取り上げていた。人の人生が、ほんの出来心でめちゃめちゃにされることになる。そんなことへの警告「あとは自分で考えてよ」というのか。

最近の私なら「あとはだれかが考えて処理してよ」だなぁ。ともかく何でも決めて、何でもやって欲しい。これはかなりお疲れモードなのかなぁ?

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すきあり

2018-10-27 17:31:40 | 日記

夜中に1度も目が覚めず朝が来た。年を取るとそんなことが感動になる。たぶん、上のうちが静かだったのだろう。隣の部屋の音は聞こえないが、上の足音は聞こえる。音には敏感なので文句も言いたいが、ぼろマンションでは仕方がない。昨日苦しんだ膝の痛みはどうやら骨ではなく筋肉らしい。よく温めて歩かなかったので痛みが止まってきた。本当に何が起こるかわからない。

番組紹介ではどんなドラマかわからなかったが、NHKの昭和元禄落語心中が面白い。子供のころは、落語の放送をよくやっていた。ラジオもTVでも、娯楽が少なかったからだろうか、落語、浪曲、講談をやっていた。改めて今聞いてみると懐かしい。寄席も多かった。家からは都電で上野まで行くと末広亭があった。子供なりに話を覚えたものだ。家にも浪曲のLPがたくさんあった。祖父の道楽だったようだ。今も時々、CDで落語も出ているようだ。ドラマを見ていて、聞いてみたくなった。芸人がいなくなったわけではないだろうが、落語を聞く機会も少なくなった。ある意味で落語は『粋』の世界だ。

そういえば、昨夜のドラマで、生真面目な落語家(主人公)に、師匠が「お前には色気がない」という。「色気とは『余裕』、『ゆとり、遊びだ』がある」という。な~るほど、確かに色気のある人は、どこかに「ゆとり」がある。会話でもうまく流すというのか、笑ってやりすごせる、というのか。抜けていないといけないという。すきあり 位のほうが心をくすぐるのかもしれない。

 

 

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シルバーグレイのいろけ

2018-10-26 17:40:45 | 日記

ベランダでブーゲンビリアの花が咲いている。夏に咲くイメージだが、いつも今頃咲く。どこで手に入れたかも記憶にないが、最近のびのびと育ちだした。日曜日に出かけなくてはならないので、髪を染めにいった。女性も髪を染めずシルバーグレイにするのが流行っているという。一気に白くなればいいが、そうはいかない。比較的白髪が目立たないのも(少ない)困りものだ。白くするのに時間がかかるだろう。髪を染めないと決断するのはまだできない。髪に関係なく老いは迫り来る。美容室から帰って再び外出すると膝が痛い。どうしたのだ!というくらい歩けない。今週は確かに膝が痛んでいたが、歩くのが大変なほどではなかった。階段は平気だし、いつも痛いわけではない。おかしな痛みだ。でも、老化なのだ。

サッカーの大会等で撮ってきた写真をプリントアウトしている。撮るのはいいし、喜んでもらえるのも嬉しいが、なんでこんなにあるのだ と思うくらいプリントする。時間と費用はばかにならないが、これもNPOの事業の一つで、一番喜ばれる。ピッチ上の真剣な表情。仲間と話しているときの笑顔。そこにはシルバーグレイだろうが、髪が少なかろうが、年を重ねた男の色気があることもある。それは個人的な好みかもしれないが、70歳を過ぎても色気がある男の人がいる。なにに色気を感じるのかわからないが。

美容室で読んだ週刊誌にTVドラマ「黄昏流星群」の評が載っていた。キャストが少しも黄昏ていないとあった。原作の漫画がビックコミックに掲載されたのが1995年からだから20年以上前になる。登場人物は50歳くらい。いまならあと一花、というところで黄昏ではないだろう。いまは、60歳からかもしれない。この頃からが、シルバーグレイの色気ではないだろうか。10歳くらいずれているのかもしれない。60からの過ごし方で、これがいぶし銀の色気になるか?なのだろうかなどと勝手に想像している。

 

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