朝、カーテンを開けると、今まで見たことのないような景色が広がっていた。大家さんの蔵の屋根に20㎝くらい雪が積もっている。庭の松の木がクリスマスツリーのようだ。この地に来て、初めて見る雪景色に、ただわくわくするだけだった。食事を終えたら大通寺へ写真を撮りに行こう!
朝のお祈りが終わって、食卓につく。(2人の食卓)「1年間ありがとうございました。出会えた皆さんにも感謝!」と、祈ると目頭が熱くなった。ああ、なんてしあわせなんだろう・・・。
1階の掃除だけが終わり、お正月の準備もできたのは、紅白が始まっている時間だった。NPOのメールも打ち終わった。ああ、今年の仕事が終わった。
静かな雪の夜こんなに心身ともに満ち足りたお年越しはない。頭のてっぺんからつま先まで、何の不足もなく満ち足りている。コロナ禍でいろいろなことが起こったのに。
「ありがとう!」