gooブログはじめました!

あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

あまおとをききながら

2019-02-28 18:11:49 | 日記

夜中に目が覚めると、雨の音がした。なんと懐かしい音だろう。屋根に落ちる雨音は。そう、風の音もする。(玄関の戸の音だが)長屋の暮らしは、いろいろなことを思い出させてくれる。林町の家は古かったので、雨漏りもした。洗面器やバケツに雑巾やらをいれて雨漏りの所においていた。特に台風のときなどはにぎやかだった。雨戸のがたがたという音もした。台風がさったあとは祖父と父が瓦を直していた。日本家屋は、風も雨もそして日の光も受け入れていた。

TVがやっと点いた。あまりTVは見ないとは言え、さすがにネットだけでは情報不足になる。不動産屋さん紹介の人のよさそうな電気屋さんがきてくれた。アンテナではなく増幅器とやらを前に住んでいた人が持っていったかららしい。そんなものがあったのか???何とか直してくれて、手間賃で1000円でいいという。そういうわけにもいかなかったが、なんとも親切なことだった。不動産屋さんも何とかしてあげてください と頼んだそうだ。ありがたいことだ。

駅までの距離が短く感じられるようになった。今日はお休みの商店が多く、街は暗くてさびしい。雨模様でさびしいいのに・・・。なんでここにいるのだろう?一生、生まれた家で生活できる人もいるのに・・・。仕事の関係で引越しの多い人もいるだろう。はるか遠くへ嫁いだ人もいるだろう。どこで暮らすかは、自分の意思だけではないことも多いだろう。私の中のストーリがあり、とんとんと長浜に来れた。でも、さびしい日もあるなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家庭と表札

2019-02-27 18:41:06 | 日記

長浜にきてからは、夜中に目が覚めなくなった。疲れているからだろうか。目が覚めると、まず暖房を入れて温まってから動き出す。今日は曇り、2階では寒そうで仕事になりそうもない。(2階には暖房がない)長浜に来て予想もしない事態は、NPOの銀行口座だ。地銀では通帳の記入もできない。なんといっても強いのは郵貯銀行だ。仕方なく彦根まで(四駅先)出かける。でも、この銀行も今年の10月にならないとオンラインにはならないという。インターネットバンキングにするにも、NPOは登記の変更後でないとできない。京都か東京に出たときに、銀行に行くしかない。それもこの土地では、覚悟しないといけないことらしい。彦根では教会へ寄ってきた。お御堂には手作りの座布団があり、彦根らしいのでほっとする。お昼に出て、帰りは4時過ぎ。これもここの時計だろう。

家具もうまく配置されて、住みやすい家になった。不動産屋さんの男の子が家具の入った部屋を見て、「ぜんぜん、雰囲気が違いますね」と言った。彼は、何もない部屋しか見ていない。「家庭」とは「家」だけでなく「庭」があることだ と言った人がいたが、いまは「庭」のない家庭が多い。家具(生活手段)が入り、人がいて、初めて「家庭」なのだろう。「家庭」はあたたかいときもあれば、さびしいときもある。それでいいのだろう。団らんも仲たがいも「家庭」なのだから。

隣のおばあちゃんが言っていた。「息子と住んでいるけど、私はまだこの人と一緒に住んでいるのよ」と、表札を指差した。何十年物と思われるご主人の表札だ。「表札か!」表札は出したことがないなぁ。最期の住まいなら「表札」でも奮発しようかな。そして、天国にもっていこう。(天国に行けるかな)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うわきのしょうこ

2019-02-26 19:04:11 | 日記

滋賀県民、長浜市民になった。(今日は仏滅だったが)市役所まで意外に近く10分そこそこで行けた。行く途中に小学校と中学校があった。市役所かと思うくらい重々しい立派な建物だった。市役所は近代的な建物で、とても親切だった。それでも全部手続きが済むとぐったりした。明日から近くのコンビででも住民票などが取れるという。銀行関係などまだ、まだ事務的な処理は続きそうだ。

階段があまりにもほこりだらけなので、掃除をした。小さいペアピンが落ちていた。「私の??」いや、荷物から落ちたのか?だいたいヘアピンは普段は引出しのはこの中だ。我が家ではあまり問題はないが、所変われば問題になるかもしれない。

読み物やドラマでは、髪の毛や動物の毛やヘアピンなどが浮気の証拠として取り上げられることがある。いや、現実でもあるかもしれない。そういえば、車に口紅が落ちていたとか?で問い詰められた御仁もいた。思えば(思わなくてもいいのだが)男の人の髪の毛が浮気の証拠になるということはあまり聞かない。男性は自信があるのか鈍感なのか相手の浮気には気がつきにくいらしい。女性が用心深いのか?

まぁ、この辺の所は人生で1度くらいは経験したほうがいいことだと思う。夫婦の絆が強くなることもある。とは言え、人生には交通事故のようなこともある。こればかりはわからない。神様はお許しにならないかもしれないが、仏様はいかがなものだろうか。人とはエヴァが食べてはいけない実を食べてしまったように仕方ない生き物だ。年を取ると、仕方なく生きるのもいいような気もする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

門灯

2019-02-25 20:52:06 | 日記

今日からNPOの活動開始。といってもまず書類がどこにあるかの点検からだ。ただ、ダンボールから出しただけなので、「あれ?」「あれ?」の連続だ。覚えているつもりでもほとんどわからない。そんなかんなで仕事は進まない。TVが映らないので不動産屋さんが午後から見に来るという。忙しく、郵便局と銀行へ出かけた。あたたかい!重装備で出かけたので暑いくらいだ。「寒くて、すぐに平塚に戻ってくるわよ」と言われたが、2階の部屋にいると平塚の部屋と同じくらい暖かいし、そもそも体感していた温度なんて覚えていない。風の吹く日は東京のように寒い気がするが、恐れるほどの寒さではない。

TVは電波が受信できない状態だ。でも原因がよくわからない。不動産屋さんの男の子も困っている。設定がおかしいわけでもなさそうだ。ケーブルも買いなおしたが、受信できない。お店が終了後、電気屋さんへもって行くという。そうでないと大家さんにもお願いできないからだそうだ。TVはあまり見ないのでいいのだが、さすがにダンボール開けが終わると静か過ぎてこころもとない。音がほしい。

7時過ぎにTVを取りに来た。申し訳ない。電気店で見てもらって戻ってくるという。(お腹が空いたなぁ)彼のために、門灯と玄関の明かりをつけた。いわゆる電灯だ。なつかしい。実家を出てからのマンション暮らし。門灯をつけた記憶がない。それでも、もと夫と住みだした部屋は民家の2階だったので階段の上に門灯があった気がする。いいなぁ、門灯は。暮らしているという感じがする。一人だけど家族がいるようだ。母がいつも夜実家へ帰るときは門灯を点けて待っていてくれた。

TVが戻ってきた。電気屋さんでは点いたそうだが、家では受信できない。「明日、大家さんのところに行ってきますね」と彼は帰っていった。1時間くらいしてから門灯を消した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生のからくり

2019-02-24 20:54:45 | 日記

あたたかい日でした。今日でお別れではなくて、今日で引越しの片づけのおわり、と固い決意で臨みました。TVは受信できず、新聞も代えるのでどこに頼んだらいいやらで、世間の出来事は垣間見るインターネットだけです。だいたい今日は日曜日のことさえ意識できずです。お昼ごろ、パンと新聞を買いに駅方面に出ました。今日は観光客が多く、街はにぎやかでした。長浜はおかしな街で新旧が織り交ざっています。旧のほうが多いですが。

買い物袋を持って出かけます。駅までには誘惑が多く、あちらの店、こちらの店とついつい寄り道です。竹の籠、古い陶器、ガラスの工芸品などなど、買ってはいけないものばかりです。なんで長浜でと思うのですが、もともと京都へは来ていました。比叡山の根本中堂で静かに時を過ごすのが好きでした。寺院を訪れるのも好きでした。それから・・・・。

ここ3年くらいは琵琶湖の湖西線側を訪れ、大津から草津へ、そして湖北へ。いつか移り住みたいと時々ネットで家を見ていました。でも、あと3年は先と思っていました。それが不思議なことに動き出しました。あっという間に長浜の家が見つかりました。

結局、私は生まれた家に似た家を探しました。祖父母が大事にした暮らしを求めていました。そして、出逢って人たちもまた、そのようなものを愛したようです。実に見事な人生のからくり芝居です。

お祝いのお花を贈ります の電話がありました。遠慮なく頂くことにしました。だって、とてもめでたいのですから!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする