夕方、買い物に出るときれいな月が出ていました。少し欠けているので13夜くらいでしょうか。風邪をひたのか、喉が痛く声がでません。そんな日に、叔母や教会のお友達から「元気でいますか?」と電話がありました。きっと寒くなったので、心配になったのかもしれません。
昨日は、従弟が東京から大阪へ行く途中で長浜に寄ってくれました。それこそ20年ぶりくらいです。おそらく、駅の改札で待ち合わせたのでわかったのだろうと思います。叔父ちゃんそっくりの声で、昔よりも太っていました。でも、相変わらずおしゃれでした。最初に一声は「元気でよかった!」でした。シニアサッカーの大会で1年ぶりにお会いする人にも「元気そうだ!」と言われます。貧乏でしょぼくれていると心配していたのかもしれません。
従弟とはお互いに知らない部分のほうが多いのですが、子供のころは仲良しでお互いの住まいに遊びに行っていました。その思い出は少しずつずれているとはいえ、共通な部分がありました。そして、お互いに知らなかったことも。叔母は料理上手でしたので、従弟も料理が好きだということ。叔母の味は祖母の味ですので、たぶん私の味も似ていたのでしょう。おかしいのは、鰻を食べていた時に、「やっぱりウナギの皮は食べないんだ。おふくろもそうだったよ。」「いや、この頃は食べるんだけど、今日は食べにくいので」「大概のものは好きだったけど、トマトがだめだったよ」「私もダメよ。努力してもダメだった」笑い。遺伝子の何パーセントかは近いはずだから、やはりにどこか似てくるのか・・・。
「この家で一番うれしいのは、生花がいっぱい飾っあるところだよ」と従弟。「300円くらいの花よ」というと「いや、値段じゃないよ。そういう気持ちがいいんだよ」「そうか、大震災でみんな無くしてしまって、お爺ちゃんは庭づくりに大事にして、おばあちゃんはそれを玄関からあちこちに飾ったのよ。だからかね?」
改めて、血のつながりを感じた日でした。そういう意味では、いい遺伝子をもらいました。血のつながりがなくても、似ていて分かり合えることもあれば、繋がりがあってもうまくいかないこともありますね。改めて、血のつながりを感じる日でした。