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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

電球の灯火

2014-09-30 17:57:46 | 日記
 夕方、仕事のない日は散歩に出ることが多い。夕暮れ時は、爽やかで心地よい。家に戻る頃、街に灯がともり始める。調度、神社の前を通ると、提灯や灯ろうに灯がともっている。その赤い光があたたかくて好きだ。この頃、不便でも、古くても木造の家に住みたいと思う。歳をとればマンションの生活の方がはるかに便利だが、木造の平屋の小さな家で、小さな庭に草木を植えて、犬を飼えたらと思う。障子の陰影や電球の光を恋しく思う。ぼんやりとした薄暗い中にある、静かな暮らしが欲しいと思う。おそらく幼い日への郷愁であろうが、あと何年出来るか分からないとしても、1度そんな暮らしをしてみたいと思う。

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嫉妬

2014-09-28 18:31:11 | 日記
 真っ青な空が目にしみる。秋晴れとはこんな日なのだろうか。それなのに引き籠っている。今日は、一人で静かにしていたかった。87歳になる母がまだ私に競争心を持つ。昔、思いもよらず夫にも嫉妬された。「君はなんでも良くできるから・・・」と。辛く思った。嫉妬には2つあると以前何かの本で読んだ。envy(エンヴィー)とjealousy(ジェラシー)だという。ともかく嫉妬はやっかいな感情だ。もうそういうものはないと思っていても、思わぬ所で顔を出す。ジェラシーは、自分のものを誰かに奪われるかもしれないという意味合いの強い警戒心とか。エンヴィーは自分が持っていないものを持つ者に対する羨みだそうだ。世に多いのはエンヴィーなのだろう。こんな青い空を見たら、人を羨むなんてつまらない感情に思える。だって私は私でしかないのだから。


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あなたのためなら・・・・

2014-09-26 23:05:47 | 日記
 「あなたにだけは好かれたいと 洗濯が好き と 言った私」ふとそんな歌のフレーズを思い出した。たしかビリーバンバンの歌だった。「あなたのためならせっせとやるわ」だったと思う。もうこの時代はこないな。苦手なことは「ねぇお願い、あなたの方が上手だからやってくださいね」になりそうだ。お互いに負担にならずに生きる方がいいと思うようになった。尽し過ぎ症候群からの脱却なのか。年相応の開き直りか。いや、人を大切に思うことはそういうことではない そう思うようになったのだろう。私は正直でありたいと思う。見栄や虚勢で生きるのはもうしたくない。相手に対してなにかできるなんて思わなくなった。洗濯は好きだけど、掃除は四角い部屋を丸~く掃くし、整理整頓はいい時もあればダメな時もある。でも、あなたにはいつも正直で、いつもあなたを見ていたいと思う。まぁ、そんなずるになりました。

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金木犀の香り

2014-09-24 15:32:21 | 日記
 町を歩いていて金木犀の香りがすると「秋だなぁ」と思う。あれは大学時代だったか、木曽の民宿にお手伝いにいっていたとき、夕方散歩に出ると坂道の所で金木犀の香りがした。古い街並みと坂道と金木犀の香りを思い出すことがある。確か、宮本輝だったと思うが、「胸の香り」という短編を書いていた。香りで人を思い出すことはある。和歌にも「さつきまつ はなたちばなの かをかげば むかしのひとの そでのかぞする 」そんな歌があった。20代30代は許す限り同じ香水をつけていた。「レール・ジュタン」(時の流れ)ニナリッチのものだと思う。大切な人が初めて海外へ出張に行った時の買ってきてくれたお土産だった。今思うとなにか意味深い名前だ。その香水をつけなくなってだいぶ時間が過ぎた。捜してみたら、同じデザインの瓶だった。こういうのはつらいなぁ。

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足るを知る

2014-09-22 22:03:16 | 日記
 「足るを知る」久しぶりにその言葉を聞いた。ある会議で「いまの子供たちに何を伝えたいのか」 という質問へのある方の答えだった。それから5日くらい後に、聖書関連の本でなくて他の本を読みたくて本棚のあまり見ない棚から文庫本を取り出すと中野孝次さんの「足るを知る」だった。もう何年も前に読んだのだろう。今読んでみると、心に落ちる部分が多い。「自足の心」というものだろう。これが老子の言葉からというから、人間の本質は変わらないものだと思う。私は最近急がなくなった。ともかく早いことはいいことだ のように待つことができなかった。忍耐がなかったのだろう。あるときから、待つことを覚えた。するといろいろなことが、客観的に見えてきた。そんな風に待っていると、結論は向こうからやってきた。それから心の平和が訪れた。朝起きて、この平和を神に感謝した。なんとなくそんなことが足るを知るのかと思う。

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