福島のサッカー仲間から「小雪が舞っています」とメールが届きました。夕方はまた冷えてきて厚手のカーデーガンを羽織ります。北京オリンピックのニュースは雪と氷なのでちょっとごめんなさいという感じです。それにしても、コロナだけでなく世界はウクライナや北朝鮮の問題と危険な情勢を感じます。コロナ対策も7月の選挙含みで対策も動いているという人もいます。命がけで医療現場で働いている人もいるのに、どうしてそんな薄っぺらい政治なのだろうかと思うのです。
今朝の朝ドラでは、私の育ったころの風景がありました。朝のラジオ体操のカード、線香花火、縁日の金魚すくいやヨーヨーや射的など懐かしいです。この頃、生物的なことにたくさん興味を持たせてくれた祖父のことを思い出します。もちろん、祖父は私が生物を好きになるように縁日などに連れて行ってくれたわけではないでしょうが。「金魚は梅雨前に買うといいんだ。梅雨を過ぎると死んでしまうことが多い」と祖父は教えてくれました。それが不思議と今も残っています。都会でしたので、鈴虫やキリギリスは縁日で竹の籠に入れてもらい買ってきました。エサやりは私の当番で(これは怪しいのですが)茄子は虫の声が悪くなるからキュウリがいいとかでした。そして、死んでしまったときは土に戻すことを教えてくれたのは祖母でした。狸の置物の下の土に埋めました。お線香と花をあげるのも今も習慣になっています。そう、祖母は柚子の木が大好きなクロアゲハになる幼虫を育てることを教えてくれました。さなぎになって、蝶に変わることがとても不思議でした。
「氏より育ち」といいますが、祖父の祖先は茨城ですが「平家の落人」とか。大河ドラマを見て「平家か・・・」と思っています。決していい家柄に育ったわけだはありませんが、禿げ頭で小うるさかった祖父のおかげで生き物に興味を持てたようです。植物も四季を通じていつも豊かでした。それをこの年になって気が付きました。
スマホの世界では味わえないものがあった時代。それは生も死も「触れて感じる」ということでしょうか。
寒いので暖かそうな写真です。