健康だけは

　明け方冷え込んだようです。夕方の月もきれいでした。静かに秋は深まります。今日は、いつも通っている鍼灸整骨院へ治療に出かけました。３日間で１０時間以上電車に乗ったので腰から背中から痛みます。この状態で治療をしておくと身体が楽になります。腰痛の治療だけでなく身体全体のメンテナンスをしてくださるので体調がいいのだと思います。ありがたいことです。決して経済的に余裕があるわけではないのですが、健康のためにはお金をかけようと思って過ごしています。

　主体性のない私は、だれかの望むような人になりたいと生きてきました。２０代後半から４０代後半までは、「その人に会ったときに恥ずかしくない自分でいたい」とがんばりました。夫に塾を持たせてあげたいと、一生懸命でしたが、心の底では「その人」の残した言葉で生きていました。夫に塾を渡した後は、「その人」も消えて、小さな塾やら癒しのサロンを開いていましたが、世間的に恥ずかしくない仕事をしたいと契約社員として働き出しました。（恥ずかしい仕事をしていたわけではないのですが）５０歳のときの中学校の同窓会でみなさんに会いでそう思いました。何も私には後ろ盾がなかったからです。社会的な身分として、きちんとした会社に勤めたかったのです。そして、そこでも夢中で働きました。それも終わりました。

　いまは、「健康でのんびり暮らす」ことをおそらく望んでいるであろう人のために、健康を第一にしています。男性が結婚をするとき（すると）奥さんを幸せにしよう、幸せな家庭を築こうとと思うように、私も愛しく思う人のために、病気になったりしてその人を悲しませたくないと思って生きています。「のんびり」にはもう少しかかりそうですが。

　

　

信じて歩もう！

　台風の大雨のあと、今日は北風が冷たい。きつい３日間でした。台風に向って大阪堺へ。シニアサッカー大会の取材です。切符を買ってしまったし、中止の連絡もないので出かけました。堺の町はいつも通過だけでしたが今回は１泊。なにか独特の雰囲気のまちでした。（堺東駅）人は親切。どこかに開放的な雰囲気があり、詰まっていた心が開きました。

　サッカーには雨で中止と言うルールがないから雨でもするのだと、誰かが言いました。でも、台風で、大雨、強風、雷注意報が出ていましたが、警報でないので施設側の中止にしません。誰もが中止を望みながら、プレイをするのですから、きちがい沙汰ですね。（シニアといっても７0歳のプレイヤーはざらです）さすがに新幹線が止まるといけないので昼で切り上げました。１時間、新幹線が止まり、夜の９時ごろやっと帰宅。

　今日は、母の通う小規模多機能住宅の浅草ツアー。朝５時半起きで出かけました。１４名参加すると１４名がお世話に入ります。そして、車椅子対応のくるま４台で浅草へ４０分。母は興奮してか、朝は血圧が２００近く。昼ごはんを食べると140に。子供のようでした。半日のお付き合いでしたが、介護の仕事をする方たちとご一緒でき、住宅内での母の仕事もわかりました。山のような洗濯物をたたみ、料理の下ごしらえをし、字を書いてあげたり、お裁縫もしているようです。

　そんな母が大好きな主治医の先生に持っていく日記。そこには「感謝」と「残りの人生をどう生きるか？」が多く書かれていました。段々、内容が深くなります。親子で同じようなことを考えていたのですね。「今は大変でも自分に誠実に地道にやっていけば、８０歳になれば思いもよらない恵まれた環境が待っているから」最後に母はそう私にいました。

　わが道を信じていきましょうか。

　

　

晩秋にむかって

　朝日が部屋の奥まで差し込むようになりました。まもなく冬がやってきますね。築３０年近くなるというこのマンションは、ぼろでも（内装はきれいですが）日当たりは最高です。冬になると、部屋にお布団を干しておけます。猫のようにごろんとしたくなります。植物の育ちがよく、シクラメンは葉も枯れずにずっと花を咲かせています。

　最近は、ものを探していることが多いです。きちんとファイルやらを作ったのはいいのですが、うっかりどこかへ入れてしまうとかえってわからなくなります。記憶も感情も頭（心に）にキャパシティが無くなり、すぐにパニックです。これが年を取るということなのでしょうね。一つずつ確実に処理するしかありません。それとその日のうちに処理することでしょうか。何日までだからと　そのままにしておくのが一番まずいようです。会社と同じように、箱を２つ作って、来た書類は１つの箱に入れ、その日のうちに決済箱へ移すようにしないとどんどん書類がたまります。段々出来なくなることは悲しいことですね。生きているのもつらくなります。だから、そうならないように、仕事を減らさないいけません。今回は３つの取材予定が重なり、切符や宿泊の手配で混乱しました。そこへ個人の予定が入るので、処理がたいへんです。気持ちはどんどん落ち込みます。昔のようには出来ないのです。

　それでも、皆さんが優しい手を伸ばしてくださるので、なんとか立ち直れます。年を取ったら、意地を張らず、人さまの親切に甘えるのが一番のようです。メンタル面はときどき落ち込みますが、昨年よりも体調はよく、風邪もひかず過ごせます。それがなによりです。健康のことで誰かに心配を掛けるのが一番いけないと思うようになりました。私がのんびり健康で平和で過ごしすこと、それをなによりも守っていきたいと思うのです。

　

　

ありがとう！

　今日も冷たい雨。パソコンに向っていよいよ編集の仕事を始めなくてはならないが、どうもいけない。それ！というエネルギーが貯まらない。朝、頂いたじゃがいもでポタージュスープを作ってみた。意外に簡単で美味しい。さらに洋ナシのパイを作った。ちょっと贅沢だが。

　夜、お米を研ごうと入れ物のふたを開けると、土の匂いというのか、干した稲の匂いというのか、いい香りがした。お聞きしたら、賞を取ったという新米を精米したばかりだった　という。自然とはすごい。

　今日は、出来るだけ多くの人に声を掛けた。郵便局の配達の方、スーパーのレジの方、いつものパン屋さの奥さん。雨の日は特に「ありがとうございます」と声を掛けている。

　お米も洋ナシも取材先で頂いたもの。みなさんの支援でＮＰＯの活動が出来、取材にも行ける。ほんとうにありがたいことだと思う。この年になって、人に「ありがとう」と感謝できるようになった。神様のおかげだと思う。そして愛情深く包んでくれる周囲の方たちのお陰だと思う。今日は涙が出ることが多い。

　

ちいさなゆめ

　段々、夢を持たなくなった。仕事でもプライベーとでも、ああなりたい、こうなりたいは　何もない。

　お友達から頂いたクリスマスローズの葉が出てきた。勢いがすごい。きっと花もくるだろうなぁ。そんなことがちいさなゆめ。春には芽吹くであろう花に私の小さな夢があります。