新年を迎えるというのに、家の中は泥棒が入った後のようです。今日は、母のところへ持っていくものの準備と泥棒あとの片付け、そして買い物。久しぶりに3つのことを同時進行。まだ出来ると妙にルンルン。暮れの町に買い物に出て思うことは、暮れの景色も変わったなぁ です。30日からお正月の準備が始まる感じです。28日まで働いている方が多いとそうなるのかもしれません。
私の中の暮れの原風景は、おせち料理の準備と大掃除です。障子の多い家だったので、障子貼りは大仕事でした。このときだけは、先に障子を破ることが許されました。湯沸かし器も無い時代なので、お釜や大きな鍋でお湯を沸かしていました。桟を丁寧に拭いて、母と祖母が上手に障子を貼りました。畳も上げていた気がします。一夜飾りはいけないといっていましたから、28日には掃除が済んでいたのではないでしょうか。神棚や各部屋や台所にお供えがおかれ、祖父が大事にしていたお屠蘇のセットや雑煮椀がだされ、母が大事に拭いていました。父は、都電に乗ってお菓子を買いに、そう、みかんも箱で買っていましたね。お餅を切るのは、祖父の仕事でした。実に正確に同じ大きさに切っていました。祖母は、おせち料理をお重につめてお雑煮の材料を茹でていました。父は鰹節削りの当番で出汁用にたくさん削り節を作っていました。
まだまだ思い出すことがある年の瀬の風景。そんな暮れを体験できてよかったなぁ と思うのです。ゆったりとした時間が流れて、家族の時間でもありました。お風呂に入って、新しい下着やお正月の服を枕元において寝た日。お正月を迎える喜びの時間。いい時代でした。
私の中の暮れの原風景は、おせち料理の準備と大掃除です。障子の多い家だったので、障子貼りは大仕事でした。このときだけは、先に障子を破ることが許されました。湯沸かし器も無い時代なので、お釜や大きな鍋でお湯を沸かしていました。桟を丁寧に拭いて、母と祖母が上手に障子を貼りました。畳も上げていた気がします。一夜飾りはいけないといっていましたから、28日には掃除が済んでいたのではないでしょうか。神棚や各部屋や台所にお供えがおかれ、祖父が大事にしていたお屠蘇のセットや雑煮椀がだされ、母が大事に拭いていました。父は、都電に乗ってお菓子を買いに、そう、みかんも箱で買っていましたね。お餅を切るのは、祖父の仕事でした。実に正確に同じ大きさに切っていました。祖母は、おせち料理をお重につめてお雑煮の材料を茹でていました。父は鰹節削りの当番で出汁用にたくさん削り節を作っていました。
まだまだ思い出すことがある年の瀬の風景。そんな暮れを体験できてよかったなぁ と思うのです。ゆったりとした時間が流れて、家族の時間でもありました。お風呂に入って、新しい下着やお正月の服を枕元において寝た日。お正月を迎える喜びの時間。いい時代でした。