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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

善意のなかで

2016-07-27 17:26:11 | 日記
 眼の病気は手術が必要になりました。これは覚悟しなくてはならないことでしたので、受け止めています。それでも、前を向いて進むのはさすがの私でもきついものがあります。



 安静が必要なので、母の物忘れ外来通院はできませんでした。案ずるより・・・で「ふれあい早稲田クリニック」の皆さんのあたたかい介護の心と母の通う小規模多機能住宅の皆さんの善意で母は通院でき、薬ももらうことができました。認知症の母はお金の管理が難しいので全部「つけ」でした。(笑い)信じられないような出来事に涙がこぼれます。自分の病気では1滴も涙をこぼさなかったのに・・・。



 私の病気に関しても、たくさんの方に支えられました。生きることの根源に届く心をたくさんたくさんいただきました。うれしくて、うれしく・・・・!



  
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上を向いて歩こう

2016-07-24 14:10:03 | 日記
 爽やかに晴れた日。安静のため、出かけたくても出かけられない。音楽などを聞きながら過ごしている。 永六輔さんが亡くなられて、追悼番組で「上を向いて歩こう」を聞くことが多い。坂本九さんの歌声は明るい。でも、ふと歌詞を読むとさびしい歌だ。(だから上を向くのだろうが)

春の夜も、夏も秋の夜も一人ぼっちだ。「一人ぼっちでいけないかい?さびしくていけないかい?」そんな神父さんの言葉が蘇える。マイナスの感情も大事に思う。無理して上を向かなくても、涙もふかなくても。パソコンに向かって涙で画面が見えなくなってもいいんじゃない?。一人ぼっちと思うから、人を愛せるような気がする。無理して歩き出さずに、じっと「時」がくるまで待てばいいと 思うようになった。

でも、 どこか遠くへ行きたいなぁ。

 
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泣けました

2016-07-23 21:28:44 | 日記
 だいぶ視力が回復してきました。曇りガラスの風景を楽しんでいます。

 認知症の母の通院で実家へ帰らなくてはならないのですが、安静と言うことで往復4時間の電車に乗ることはできません。母に一昨日、目が調子が悪いので帰れないと 正直に話しました。母の日常管理をお願いしている小規模多機能住宅の所長さんからは、介護に係る方とも思えない発言が・・・。悩んで母に様子を電話で聞いてみると「具合が悪いのに無理しなくていいよ。お母さんは、大丈夫」の返事。一昨日の話を覚えていました。「まっちゃんがいてくれるのでほんとうによかった」の一言。泣けました。

 
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見えなくなって見えたもの

2016-07-20 19:02:44 | 日記
 ここ1週間は、左目が見えなくなり、不安な毎日でした。物が見えるということは生活の9割は支配しているのでないでしょうか。幸い、網膜の穴が開いたそうで、網膜剥離ではなく、入院は免れました。
 安静にしていてください ということで外出も控えて家にいることが多かったです。キリスト者としてこんな時にはゆっりと自分を見つめようと本を読んだりしました。
 「いつくしみ」「ゆるし」というようなテーマの中で、私は「正義」を盾に人を裁いていたように思えました。「正しかった」かもしれないですが、そこに「いつくしみ」はなかったように思いました。人はそんなに強くなく、弱さを身にまとっていいるものだと。

 そしてこの目の見くなって不安な私を支えて下さった方の心に触れることができ、身に余る幸せを感じることもできました。このできごとは、立ち止まるといういい時間を与えてくれました。まだ回復しない視力でも、見えることもたくさんあります。「弱きものとしての出発」をしたいと思うのです。

 
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樺色の朝顔

2016-07-17 15:28:27 | 日記
 日曜日のミサに出かけられないほど身体がだるい。陽気のせいかもしれないし、目の疲れからかもしれない。

 私の住むマンションは駅から4分ぐらいだが、裏通りで昔の商店が残っている。お米屋さんや燃料屋さんだ。その1軒の前に行燈つくりの朝顔が咲いている。たまに樺色の朝顔が咲いている。記憶が正しいかどうかわからないが、子供の頃、樺色と祖母が教えてくれた色だ。地味な色の朝顔だが、なにか江戸のころの朝顔がそこに咲いているような気になる。

 左目の視野がまだ暗い。というか見えない状態が続いている。「安静に」という主治医の言葉で今日はじっとしている。NHKで永六輔さんのアーカイブスを放送していた。「夢で逢いましょう」は1963年のものだった。土曜日の夜の生放送だったと思う。カラーでもないし、セッもト今のように豪華ではない。そこに流れる時は、今から見れば地味な樺色のような気がする。でも、しっとりとした文化がある。放送にも文化があった。今と比べると、裏通りのような文化だ。

 「上を向いて歩こう」を聞きながら、静かな文化を楽しんだ。

 
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