写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

残り柿 雪降り積む日

2012年12月13日 | 写真

荒れ模様の天候のような最終盤を迎えた総選挙はにわかに日本国憲法改悪を公約とする自民当や維新などに対して、現憲法の主権在民や生活権、平和主義を守る日本共産党の論戦の中で憲法問題がクローズアップされてきました。
それとタイミングを合わしたような北朝鮮のロケット打ち上げに中国の戦闘機の尖閣列島上空侵犯、それに対する自衛隊機のスクランブルやミサイル迎撃体制などまるで戦時のような画像がテレビ画面を賑わしています。
なんともすさまじい状況の中での政党間の国民の支持を争う闘いが続きますが、金沢市の南部をとりまく山里では根雪になりそうな雪の中で取り残された柿が鳥たちの飢えを和らげる宝になっています。
どんな状況の中でも私は雪の中でも鮮やかな赤い色を艶やかに見せる柿が飢える生きものたちの希望に見えるような存在になりたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬のひまわり

2012年12月12日 | 写真

数日続いた強風のあと金沢に本格的に雪が来た朝、晩秋まで花をつけていたヒマワリ畑へ行カメラを持って行くと、あらかたは強風に倒れて雪の下敷きになっていましたが、強靭な生命力を見せてまだ立っているヒマワリも残っていました。また倒れているヒマワリたちも春を迎えると畑に肥料として鋤きこまれて春野菜として新しい姿を見せてくれます。
総選挙投票日まであと数日となる中で自民党や維新の会が日本がふたたび戦争できる国にしようと憲法改悪や自衛隊を軍隊とする企みがにわかに浮上し、その恐ろしい現実性が強まっています。
太平洋戦争で私の二人の叔父の一人は沖縄の土に、そしてもう一人は東シナ海の海の底に消えたまま墓には骨のひとかけらも入らないままとなっています。
わたしは叔父達の犠牲は新しい平和な日本を産み出す礎となっていると信じていますが、戦前の亡霊のような戦争できる国にしようという自民党の公約を見るにつけ、雪のなかのヒマワリのように平和のためにもう一頑張りするしかないと思う日々です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『兼六園秋景色』 はや過去の記録に・・・

2012年12月11日 | 写真
あと5日で総選挙の投票日、おそらく日本の現代史にとって大きな曲がり角となる日となるかもしれない投票日だが世間は意外と静かな雰囲気が続いている。前回の政権交代選挙、前々回の小泉純一郎演出の郵政民営化選挙の結果がもたらした貧困と格差社会の現実、3.11以後の原発問題やTPP問題への国民の意識の変化と運動の高まりも併せ考える有権者はマスコミの煽る劇場型の占拠に疑念を持って臨んでいるような気がする。
ただ考え込んだままに低投票率に終わると旧来の自民党型政治を踏襲する勢力やその勢力との連系を糧に自民党公明派とも揶揄される勢力が漁夫の利を得る危険も考えられます。
有権者の選択の枠内に90年の歴史を平和と民主主義のために、働くものの立場に立って働く日本共産党の姿がクローズアップされるのを防ぐための目くらましのようにマスコミにもてはやされる「第三極」などに惑わされること無く、有権者一人一人の思いを素直に投票されることを願います。
今日も窓を打つ霰の音で目覚めましたが、つい半月前はまだまだ紅葉の金沢でした。
今朝の写真はそんな紅葉の兼六園の観光客はあまり訪れることの無い山崎山の朝の一枚です。
朝のひとときを兼六園の秋のスライドショーでお楽しみ下さい。

デジブック 『兼六園秋景色』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青鷺と白鳥 河北潟干拓地

2012年12月10日 | 写真

先日金沢から能登への入り口に当たる野鳥の楽園とも言われる河北潟干拓地を車で訪れる機会がありました。冬鳥としてコハクチョウがもう渡ってきているとの報道もあったので注意しながら走っていると県道に近い田圃に白い大きな鳥が見える。
県道から外れてその田圃に近づくと幼鳥を連れたコハクチョウの家族が二番穂を扱くようにして食べながらのんびりとしています。注意してみるとそのなかに日本の鷺の仲間としては最大のアオサギも一羽混じっています。
コハクチョウもアオサギも河北潟の冬には珍しくないのですがこんなに近くに一緒にいるのは珍しく慌ててカメラを出して撮影させてもらいました。
こうして見ると色も形も随分違う鳥ですが、実は遠目で別々に眺めると混同してしまいそうなよく似た色と大きさに見えます。
16日投票の衆議院選挙もいろいろな政策を掲げながらもその本質が見分けにくい二桁もの政党が競い合い国民の支持を得ようとしています。前々回は郵政民営化選挙で小泉自民党、その自民党の国民への問題しわ寄せ政治にほとほと愛想が尽きて前回の政権交代選挙では民主党をと、それぞれ圧勝させましたがいずれの政権も国民に背を向けるという結果に、いま国民はなかなか支持政党を決めかねる選挙になっています。私自身は90年間もの長い間を反戦平和のために、国民の願い実現のために働き続け、いまも原発即時ゼロ、消費税増税しない、TPP参加反対、米軍基地・平和問題、社会保障の問題など重要な争点で私の問題意識と合い通じる日本共産党を支持しています。迷っている人たちはぜひそれぞれの党(新しい党はその幹部)がこれまで何をしてきたか、政策と共に選挙後もその政策実現に働くかどうかを慎重に見極めて投票をすることを期待します。
白鳥だとおもってカメラを向けたけれど撮れたのは鷺(サギ?)だったなどということの無いように。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高波襲う金沢港防波堤 衆院選投票日まであと7日

2012年12月09日 | 写真

金沢は強風が吹き荒れ雷警報、時折り雪も吹きすさぶ荒れ模様が総選挙公示の日から続き私は受け持ち地域への日本共産党の政策ビラの地域配布もままならない日が続いています。
昨日所要で強風の金沢港へ行く機会があり猛烈に荒れる冬の日本海を見てきました。私は街に住んでいるのでいつの間にか暮しを包む周囲の地域のそのもうひとつ外を取り巻く自然の有様を忘れてしまっていました。
写真は港の防波堤を襲う猛烈な高波の様子で、気象情報で波浪警報や高波警報、そして暴風警報が出ると日本海は、自然はこんなにも恐ろしい姿を見せているのにそのことに気がつかないままに日々の暮しが営まれていたことにあらためて思い至りました。
総選挙は投票日まであと7日間。政治の世界も国民を原発、TPP、消費税、米軍基地、そして憲法問題という大問題が問われる選挙になっていることを、その凶暴な姿を隠したまま投票日には国民の支持を取り付けようとする自民、公明、民主、維新などの策略が大手メディアにのって進められています。
大手メディアが張り巡らしているバリアのようなものの外側に視点を広げて投票所へ行って欲しいと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発即時ゼロを!!「どいね☆原発」金沢駅行動

2012年12月08日 | 写真

昨日のブログでも実行委員の方の活躍を写真で公開しましたが、7日の東北でマグニチュード7.2という大きな地震と津波警報というニュースを聞き心配しながら始まった「原発をなくせ」金沢駅での行動です。よく県外の方から行動の名称になっている「どいね」という言葉の意味を聞かれますが、関西弁で言う「どないなっとんね」のニュアンスに近い意味で、福島での3.11事故の後も石川県の志賀(能登)原発をはじめ全国の原発を再稼動させようとする企てる動きが止まらないことに抗議する思いを込めてつけられた名称「どいね☆原発」行動です。官邸前での原発ゼロ行動と共同しようという金沢の若者達が実行委員会を組みフェースブックやツィッターなどインターネットで呼びかけることで7月に始まった行動も毎週の金曜日欠かさず続いて今回で23回を数えました。
会場は北陸電力石川支店前で始まり、石川県庁舎前が加わり、11月からは冬バージョンとて金沢駅前に舞台を移して比較的明るい場所なので写真展示などの視覚に訴えるアクションも増えています。

金沢駅東口を出てると写真のような光景で、エスカレーターの上部に見える電飾の直下辺りが行動の舞台になっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どいね☆原発VOL23 今日午後5時18分に三陸沖地震、津波も

2012年12月07日 | 写真

能登半島の志賀原発再開を許さず大飯原発稼動中止、そして原発ゼロを目指す毎週金曜の金沢行動である「どいね☆原発VOL23」が今夜金沢駅でおこなわれ、帰宅のために通行する人たちに原発ゼロへの呼びかけと共にそのための総選挙投票も呼びかけていました。また選挙権の無い若者達にもマイクを向けました。
また今日午後5時過ぎに三陸沖でマグニチュード7.2という大きな地震があり一瞬肝を冷やしました。震度は宮城、岩手などで5弱、津波警報も出るなど福島原発の状態が気になります。
地震のあるごとに日本全国の人たちが肝を冷やさなければならない原発は一刻も早くゼロにして廃炉に進まなければならないと強く感じました。16日は衆院選投票日、即時原発ゼロを目指す日本共産党が多数の国民から支持され前進することこそが多くの党が口にする原発を無くすという公約を守らせるるための最大の保証だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋の古刹 加賀大乗寺

2012年12月06日 | 写真

写真は数日前の金沢市南部にある古刹大乗寺の晩秋の風景です。
今日は爆弾低気圧と呼ばれる強風が吹き荒れ、霰や雪が降り金沢市内も道路が白くなりました。そんな寒い悪条件の中を日本共産党の宣伝カーは誠実に政策を語る街頭演説を繰り返していました。
日本共産党にとって各種選挙期間は議席獲得も勿論大切なことで、そのために特別に取り組みを強めますがもっと大切なことは国民の政治への関心がもっとも深まる選挙期間にこそ日本共産党の姿と政策を知らせる絶好の機会でもあります。
この国をいま牛耳っている財界とアメリカの手先となっているいくつかの政党にとって一番の心配は日本国民が日本という国の正しい現状認識とその打開策を知ってしまうことです。
だからこそ3.11の原発事故による安全神話の崩壊、TPPがアメリカの利益のためのものであり日本は農業を始めアメリカの利権のためにあらゆる産業が丸裸にされると言うことが知られることにより国民の運動が広まり米軍基地問題をはじめ日本の抱える問題の根幹にアメリカと日本の財界、具体的には「日米安保条約」があることに気づく前に手をうとうとしています。
その一つの表れが今回の総選挙に見られるマスコミの全てを動員して目くらましとも見える古い政治の垢にまみれた政治家の野合をもてはやし、右翼的な潮流に警鐘を鳴らすどころか国民には本当の姿を見せないままスポットをあててあたかも新しいことが始まるかのようにもてはやしています。
そんな日々ですが、総選挙では日本共産党の訴えは日本の現状に疑問を持つ国民の間に共感が広まっています。その共感を議席増に結びつけるための活動が私達共産党員の大切な活動なのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初霜の朝陽を享(う)けて煌めくを -短歌のこと-

2012年12月05日 | 写真

ときどきこの[写真師の新カメラ日記]でも触れることがありましたが、私は写真の「日本リアリズム写真集団」とともに短歌サークル「あすなろ短歌会」にも所属して写真では表しきれないものを31文字でなんとか表現したいと毎月五首、サークルの会報で公開しています。
短歌も写真も特定の先生に学ぶと言うことはありませんが、それぞれの個性を大切にすると言うサークルの仲間に助けられながら写真も短歌も創作を楽しんでいます。
なお「あすなろ短歌会」は会員の投稿を会報にまとめて郵送すると言う方法で運営していますので日本全国どこからも参加できます。興味ある方は私宛てにメールなどで問合せ下さい。
今日は総選挙関係の記事は一休みして最近公開した短歌をいくつか披露します。


初霜の朝陽を享(う)けて煌めくを地に伏し撮らん彩(いろ)もろともに
もみじ山駆け上りゆく満月の鈍く照らせる甍おちこち
原発ゼロねがう集いにいざ行かん今宵は金曜18週目
棚田刈る農夫は光る汗拭いペットボトルの水ぐいと飲む
山間(やまあい)に拓ける棚田刈り入れの季節(とき)迎えたりアカネ群れ飛ぶ
増税を「決める政治」と言い換える野田の背後に際立ちし黒

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河北潟干拓農地の朝 TPPがこの風景を消すのか

2012年12月04日 | 写真

石川県能登半島への入り口に当たる日本海に接する金沢市から河北郡にかけてのかつては秋田の八郎潟と並ぶ広大な汽水湖が1960年代に入って急速な干拓が進み、現在は多くの農家が水田や畑で様々な農産物を生産しています。また狭くはなったものの残った潟の水域を中心にコハクチョウをはじめとして多種多様な鳥や獣、魚達の楽園ともなっています。
干拓地に入植した農家の方たちは農地を購入した時の負債を返しながら懸命に働いています。
今日から始まった総選挙で一大争点として浮かび上がっているのがTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)です。全ての関税など貿易障壁を撤廃すると言う、平たく言えば日本の農業をはじめとして全産業をアメリカに売り渡してしまうというTPPは、河北潟で努力を続けているような農家の方たちの努力を水泡に帰してしまうという恐ろしい協定となります。
いま全国のあちらこちらで農業協同組合が今回の選挙で日本共産党を推薦すると言う動きが出てきています。一貫してTPPの本質を明らかにし反対を続ける日本共産党の働きが保守的といわれる農家の方たちにも認められたのでしょうね。
今日の写真は夜明の朝霧に包まれようとする河北潟干拓農地です。TPPはこんな美しい風景もなくしてしまうのです。協定への参加を進めようとする勢力のたくらみをこの選挙で阻止したいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする