写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

春を告げる花「立金花(りゅうきんか)」 危うい国ニッポン

2013年03月21日 | 写真

北陸には珍しい「蒼天」という言葉が使いたくなるような空の下で春を告げる野の花「立金花」が咲いていた。ザゼンソウやミズバショウの前に春のさきがけのように野に咲く金色の花、その咲く時期や姿に相応しく花言葉は「必ず来る幸福」だとか、毎年この花を前にすると長い北陸の冬を越して本当に春が来たことを感じます。
昨日は「暑さ寒さも彼岸まで」という季節を分ける節目の日、あたたかい「春分の日」でしたが今日は寒さがぶり返して雪が降ってもおかしくない日になりました。
政治の世界でも三年前の選挙でそれまでの小泉自民・公明党内閣の「政治改革」という言葉で痛めつけられ広がる国民にとって冬の時代とも言える格差社会にノーの審判を下し「政権交代」という言葉に期待して民主党内閣を誕生させ、春の到来を予感しました。ところがその後の民主党政権の国民への裏切りと東日本大震災による痛手、被災者ではなく財界中心の復興を謀り史上最悪の原発事故の後も原発推進勢力を温存し再稼動、さらには消費税の増税やTPP条約交渉への前向きな姿勢に国民は昨年の総選挙で民主党を見限りましたが、非民主的な現在の小選挙区選挙中心の選挙制度のなかで国民の意思とは別に比較第一党としての自民党が思わぬ議席を得ることになり、再び冬の時代を迎えようとしています。ただ私はこの現象は一時的なものでやがては季節の通りに春がやってくるものと思っています。
昨日はこの金沢でも平和を求める集会とパレードである「母から始まるピースウォーク2013」が開かれ多くの人たちが参加しました。
今日のブログの見出しの一つ「危うい国ニッポン」は一昨日から日本国民を震撼させた福島第一原発の命綱となっている冷却装置の全停止という事故の原因がどうも配電盤をネズミがショートさせたことにあるようだということです。日本の命運をネズミの動静が握っているという笑うに笑えない危うい状況となっているということです。
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「春色」スイセンの開花 今日はピースウォーク金沢

2013年03月20日 | 写真

写真は数日前に我家の玄関先で咲いたスイセンの花です。なんともいえない色で春の訪れを知らせてくれています。
今日は「春分の日」、高校生の孫は学校が休みなので弁当はいらないというので朝の炊飯量を少なめにしていつもより遅い時間にセット、いま炊き上がったと電子音で知らせてくれています。
我家では日常の家事を連れ合いと私の二人と同居している男子高校生で分け合っている。例えば夕食の後片付けは同居している高校生の孫。居候猫の世話と日々の炊飯と朝、夕食の片付けは私。食事の用意と洗濯は連れ合い。そして週に一度はヘルパーさんに掃除をお願いしている。という具合です。
もちろんもっと沢山のこまごまとした家事は数え切れないほどあり、お互いの体調やスケジュールにあわせて臨機応変に出来るものが出来ることをする、出来ないことは無理をしないということで日々が過ぎていきます。そんな市井の暮しを天災や人災が一瞬にして奪い去ることを二年前の3.11は教えてくれました。
なかでも「原発事故」は人災の最たるものであり一瞬の災害ではすまないで二年後のいまもこの国を痛めつけ続けていることを実感しています。
一昨日の19時ごろ二年前に世界最悪の事故を起こし、いまも不安定な状況が続く福島第一原発の生命線である冷却装置が停電で停止するという戦慄の事故が起きていますがそのことの第一報が22時過ぎ、部分的に冷却装置が動き出したのが19日の午後、全冷却装置の復旧は76時間後の19日8時頃になる見込みということです。今朝フェイスブックでシェアされていたブログ「明日に向けて」がきわめて冷静な分析をしているので、この件についてはそちらをぜひご覧下さい。

10年前のイラク戦争をきっかけに平和を願う行動として始まった「ピースウォーク金沢」が今年も3月20日の今日13時30分から中央公園集合で行なわれます。私もほぼ毎週のように参加する原発ゼロへの行動をしている「どいね☆原発」のメンバーも多く参加する予定なので私も参加したいのですが、花粉情報では「非常に多い」という警報なので少し雨になったら参加できるのではないかと思っています。
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今朝の気分 福島第一は「御用済み」というわけにはいかない

2013年03月19日 | 写真

写真は昨日の夜明写真を撮った潟の小さな船着場のもう一つの現実の姿です。
昨夜福島第一原発で冷却装置への送電が止まるというニュースがインターネットで流れていた。しかしその事故の東電発表は3時間後の午後10時過ぎ、テレビでの報道はWBC準決勝敗退についての話題がほとんどで、この事故に付いての報道は目にしなかった。
夜明の潟の美しい風景の影に今日の写真のような現実があるように・・・、いやそれ以上に深刻な福島第一原発の状況は破滅的な状況を孕んだままの二年前の時間が止まったままであることを再認識せざるを得ない。そしてそのことがマスコミの意図的なとも思える情報の影に置かれて国民の目から隠されていることにおおきな危惧を感じている。
同じことは政治に関連する情報にもいえてます。何の検証も無いアベノミクスなるもの、誰が利益を得るための円安株高操作か?インフレターゲット政策か?そしてなによりも危険なTPP条約交渉という多国籍企業のための闇の世界への扉をくぐろうとする安倍内閣のもつ危険性に封印をしたまま、国民の関心を別なものに向わせようとするとても大きな「意図」のようなものに、福島第一原発の現在とおなじような不安を感じる朝です。
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湖面に届く剣岳からの朝焼け

2013年03月18日 | 写真

しばらく山里へ通う日々だったのですが、天気が良かったので「しんぶん赤旗」配達が終了して日の出に間に合うように冬の北アルプス遠望のポイントである内灘街の河北潟を見下ろす高台に着きましたが、北アルプスの峰々は霞のために姿を現さないようです。

そこで撮影場所を河北潟の岸辺に移して湖面の朝焼けを撮影することにしました。やがて朝陽が薄く剣岳の輪郭を浮き出させて出てきました。空と湖面を赤く染めた朝焼けがやがてカメラまで届きました。

カメラの位置は小さな船着場になっていてボートが揺れています。汽水湖である河北潟はかつて好漁場として漁民の暮しを支えてきましたが、現在は干拓で湖面が狭まり専業の漁民はほとんどいなくなっています。それでもいつも何艘かの小舟が湖面に仕掛けた網を上げているのを見ることができます。

話題は変りますが、いまWBCの準決勝である日本とプェルトリコの野球試合をテレビ観戦です。安倍政権のTPP参加の話しが強まる頃からサッカーの男女、フィギュアスケート、そして今回のベースボールと国民の関心の強い競技の国際試合が続いています。穿ちすぎかもしれませんが国民がTPP問題に関心を深めること、自民党の公約とは正反対のことをしている安倍政権への批判が高まることを避けているような気さえしてきます。
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早春の山里 雪片と「オウレンの花」

2013年03月17日 | 写真

雪どけの始まった山里に春を告げる最初の花が写真の「オウレン」の花です。まだ雪の残る林の斜面などを探すと運がよければ花径が数ミリほどの白い花をみることがあります。まだ山里の野原は雪と土のモノクロームの世界ですが、花の周りだけに「ぽっ」と小さな春が来たような気持ちになる瞬間です。
花言葉は「変身」「魅了」、その言葉の通り冬から春へと季節の移り変わるときに咲き、見つけることが出来る人だけを魅了する不思議な魅力を持つ花です。この花が咲いた後ショウジョウバカマ、カタクリ、ヤマザクラ、ツツジと山里は一気に花が咲き、生き物たちは産卵から子育て、命の輝く季節に突入します。

ただこんなに魅力的な春の野原を見ているとどうしても「なのになぜ・・・」という思いがこみ上げてきます。原発事故で痛めつけられ、汚染された大地だけでなく。日本全国の大地をアメリカの多国籍企業の利益のために差し出す安倍自民公明内閣のTPP条約交渉への参加声明には怒りがこみ上げてきます。
なんとしても日本の自然豊かな大地を守り抜かなければならないと思う最近の日々です。
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ザゼンソウ 金沢市南部丘陵の早春

2013年03月16日 | 写真

金沢市の南部に広がる丘陵地帯は白山山麓につながる分厚い自然の生きものや植物の宝庫です。とはいえこの地域も人口の減少と高齢化の波の中で手入れの行き届きかねる山林や耕作放棄の棚田などが増えるなど、この国の農政(ノー政)の現状からくる荒廃と無縁とは行かないようです。
その政治とは無縁のように働き続ける地域の人たちのおかげで貴重な金沢市南部丘陵の自然は辛うじて保たれています。この地域には昔話に出てくるような貴重な動植物が人の目にあまり触れることはないけれども人の暮しとかかわりながら今年も厳しい冬を越して春を迎えました。
林に囲まれた小さなくぼみでは雪解け水の凍る中で数株のザゼンソウがもう暗赤色のホウを立ち上げていました。
昨日安倍自民・公明内閣は昨年の総選挙時の「TPP条約交渉には参加しない」という公約を打ち捨てて日本の農業のみならずあらゆる分野の産業をアメリカの国際資本に売り渡す危険極まりない条約交渉への参加を表明しました。安倍総理をはじめとする条約交渉推進にまい進する人たちはおそらく日本の豊かな自然が実は地域の人たちの日々の働きが積み重ねられてつくりあげられていることを見ようとしていないのでしょうか?そしてその結果が小さな植物や生きもの達に及ぼす影響などには思いを及ぼすことも無いのかもしれません。

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山里には春が来ているようです ユキワリソウ

2013年03月15日 | 写真
山里で雪を溶かすように、割るように顔を見せて白、紅、紫の淡い色を見せて咲き初める雪割り草(スハマソウ)が金沢市南部丘陵で顔を出していました。
今朝はしんぶん赤旗の配達の後、青空の広がる金沢市南部丘陵を一週間ぶりに訪ねると一週間前は雪で入り込めなかった林道も道端に残る残雪のみで私の軽自動車でも落石に注意しながら通行できるようになっていました。毎年春一番に咲き始める雪割り草のある場所を訪ねるとほんの少し残った雪の脇からかわいい早春を告げる花が咲こうとしていました。
福島県の放射性物質の影響で入り込めない山野にも早春の花たちが咲き始めているのでしょうね。
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2011年3月14日三号機建屋水素爆発 2013年3月14日金沢市有松交差点

2013年03月14日 | 写真

二年前の東日本大震災と福島原発事故についての写真と記事を続けてきたが、このテレビ画面の写真だけはどうしても二年後の今日だからこそアップしたいと思った。大地震の発生、巨大津波のリアルな状況は報道各社は全力を傾けて報道を続けていたが・・・、なぜか福島原発事故についての情報はなぜか「隔靴掻痒」とでもいうか、報道管制が敷かれたようなもどかしい状況が続いた。
インターネットの後追い情報に御用学者の解説つきで国民には「心配無用」という印象を植え付けることを目的としているようだった。(NHKアナウンサーの堀氏が当時の放送現場の状況について書いたブログを見るとまさにそうだったようだが)
その中でも一番隠したかったのがこの画像だったようだ。再処理したMOX燃料を使った3号機の状況だったようです。じつはこの爆発事故と写真はインターネットでその数時間前から外国から発信されてそれを私は見ていましたがなかなか国内のテレビでは公開されなかったものです。
私はこのときほど、国民にとって決定的な瞬間ではいまの報道各社の流す情報が信じられないと思ったことはありません。


写真は昨日私の住む地域で通勤、通学の方たちに街頭から「原発はゼロに、消費税増税はストップ、日本の農業や産業を国際資本に売り渡すTPP条約交渉への参加は止めろ」と訴える日本共産党が推薦している参議院選挙予定候補の亀田りょうすけさんです。かれも二年前の大震災のときはここ石川県から真っ先に東北に駆けつけて被災者の支援活動を続けた方です。
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2011年3月13日福島原発爆発 2013年紅梅の開花

2013年03月13日 | 写真

写真は2年前の2011年3月13日にテレビで公開された福島第一原発の様子です。この日は大地震と巨大津波のもたらした東日本全体に及ぶ大被害とその陰に隠れたようになっていますが雪の栄村を中心に新潟・長野の県境を襲った震度6強の地震のことで心がいっぱい々々になっていたところへ福島原発の過酷事故の状況が刻々と容易ならざるものになっていることが国民の目にも明らかになってきました。
原発事故に付いてはインターネットのツィッターなどでは前日の12日には断片的ではあるが事故の状況が深刻なものであることが呟かれていました。東電や政府の小出しの情報に基づくテレビの情報でもその深刻な状況が徐々に明らかになった日です。
私は仲間と共にこの朝から東日本大震災の被災者への支援を訴え義援金カンパを募るために街頭に立ち始めました。そして今朝も参院選石川県選挙区候補の亀田りょうすけ候補と原発問題、被災者支援、TPP問題などを訴えました。

近くにある金沢市指定の名木には春の訪れを告げるように美しい紅梅が開花しました。
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2011年3月12日 東日本大震災の状況と隠されようとしていた福島原発事故

2013年03月12日 | 写真
二年前の今日、テレビは大震災の被害をリアルタイムで克明に報道していました




私はテレビ画面の被害状況にも慄然とさせられていましたが、PCに表示される福島第一原発の状況がほとんど報道されないことにも唖然としていました。

そこにはまさに深刻などこまで広がるかわからないという恐ろしさと事態の進行への危惧が溢れていました。
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