写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

あの日が巡ってきました 2011年3月11日が(東日本大震災の日)

2013年03月11日 | 写真

写真は大地震発生時の仙台市街頭のNHKTV画像です。
あの日、東日本大震災のことは数日前からテレビや新聞の特集で取り上げられていますからウイキペデイへのリンクだけにしますが、たしかに私の世界観の転換点の一つだったかもしれません。
あれから二年経過したということになりますが、まだ冷たい朝の街頭に立って日本共産党地域支部の仲間と共に、被災者へのカンパと一刻も早い復興と原発事故への的確な政府の対応を市民に訴えた連日の行動とともに過去の記憶ということではなくそのときの思いはいまも私の行動のなかの大きな部分を占めています。

昨日は金沢市でも「東日本大震災 福島原発事故から2年 3.10集会」が開かれ450人もの人が集まり原発ゼロを願う集会とパレードが繰り広げられました。写真は「原発を無くさなければ・・・」インターネットでの呼びかけから昨年7月から始まった毎週金曜夜に集まり石川県内にある志賀(能登)原発を廃炉にと訴える金沢行動「どいね☆原発」の行動が37回目を数えたことをその集会で発表する実行委員の仲間達です。
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金沢にも春の訪れ 3.11まであと1日

2013年03月10日 | 写真

今日は3月10日、二年前の明日11日は東日本をM9.0という大地震とそれに伴う巨大津波が東北から関東一円を襲い太平洋沿岸に壊滅的な被害をもたらし、人的被害だけでも死者・行方不明者18549人、避難者はピーク時は40万人以上、2013年2月時点でも31万5196人を数えています。(ウィキペディア)
またその地震、津波が引き起こしたと見られる福島第一原発の1・2・3号機の世界最悪の過酷事故による放射性物質の放出はいまも続いていて政府による事故終息宣言以後も事故の原因調査はおろか4号機の燃料棒の取り出し作業も難しい「収束」とは程遠い現状のようです。
一旦事故が起これば手の施しようの無い原発を廃炉へと切り替えゼロにしようとの集会が今日から明日にかけて全国で開かれますが、金沢市でも今日の13時30分から[東日本大震災・福島原発事故から2年「3.10集会」in石川]が予定されていて、天候が心配されますが私も参加したいと思っています。

ところで昨日近所のお宅で梅の開花とその木の下では「星の瞳」という素敵な別名を持つオオイヌノフグリを見つけました。長い冬の季節からいよいよ本格的な春の訪れを告げてくれているようでした。
今日の写真はその「星の瞳」です。
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どいね☆原発VOL36  3.11まであと2日

2013年03月09日 | 写真

3月8日金曜日、金沢駅前「もてなしドーム」でふたつの催しがありました。ひとつは階段下の広場のステージで「音子」という三人のグループのすてきな路上ライブ、もう一つは原発ゼロを目指して続けられている36回目の金沢行動「どいね☆原発」。

「音子(neko)」の路上ライブは6時開始なので私達のデモの始まるまでの15分ほど美しくゆたかな声量を楽しませてもらいました。6時半前に階段を登り鼓門下の「どいね☆原発」会場へ、そこでは今夜初お披露目の黄色い幟旗が夜風にはためいていました。今日は9日二年前の3.11東日本大震災の日まであと2日です、いまの日本の現状は未曾有とも言うべきあの大惨事から教訓を学び復興に取り組んでいるとは言えないどころか、まるで二年前の出来事が無かったかのように現在の安倍自民党政権は原発推進を広言し、被災地をさらに痛めつける消費税の増税やTPP条約交渉参加をしようとしています。一見するとこの国の将来には絶望しかないのか?とも思える日々が続いていますが、私は路上で美しい歌声を聞かせてくれるグループの姿や毎週原発ノーの声を粘り強くあげ続けているこの若い人たちの中に希望は存在すると確信しています。
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野生も生き難い時代 3.11まであと3日

2013年03月08日 | 写真

大型の猛禽から小鳥まで野生の鳥などがたくさん暮らしていてバードウォッチャーにとっては楽園のような石川県の河北潟と干拓農地、その地域が鳥たちにとっても「楽園」であり続けているのか?
写真に写っているのは大型のサギ「ダイサギ」です。農業用水やため池、河川などで餌を採り松林や雑木林、竹林などで繁殖する人間の暮しに寄り添うような生活をしている鳥です。
それにしてもこんなに電線や電柱などの間を大きな身体で飛び交う生活は大変だろうと思います。いま金沢市中心部などでは電線の地中化計画を進めてますが、それも大切ですが私個人としてはこの写真のような場所こそ電線をなくして大型の野鳥もゆったりと餌場から餌場へ移動できるようにしてやりたい気持ちです。

コハクチョウを中心に沢山のハクチョウが越冬のために飛来する石川県の凹知潟では送電線に触れる事故で犠牲になるハクチョウも毎年のように出ているそうです。
いまの電力方式では大型の発電所(その象徴的存在が原発)で作り出す電力をロスの多い送電線を使って遠くまで送っています。私は技術的なことには詳しくありませんが、電力も地産地消的な発想で小水力発電や太陽光、風力などの再生可能エネルギーを使って地域ごとに必要な電力を作り出すということにすれば原発や大型の火力発電などに頼らないで必要な電力供給は出来るのではないかと思っています。あまり知られていませんが、日本の風力発電設備の技術は世界の最高水準にあり、多くの国々に輸出しているというではありませんか。
そうすればこの国の生きもの達はもっとゆったりした暮し、野生生物らしい暮しが出来るように思っています。
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明日8日は金沢原発ゼロ行動「どいね☆原発」 3.11まであと4日 

2013年03月07日 | 写真

写真は金沢駅東口で毎週行なわれている原発ゼロを目指す行動「どいね☆原発」行動とその写真を展示する臨時ミニギャラリーの様子です。
明日はその「どいね☆原発」36回目の行動日です。展示写真の一番左は二年前に大事故を起した福島第一原発3号機の爆発場面です。まだこの画像がテレビ画面に映し出されたときは恐ろしさで一杯でしたが、この一連の爆発とその後に続く放射性物質の放出を二年後のいまも制御すら出来ないということはリアルには感じられていませんでした。
いま自民党と安倍政権は総選挙の公約を打ち捨てて原発推進、TPP条約交渉にも参加しようという露骨な姿勢を示しています。そんなことは許さないという私達の思いを行動に示すことがとても大切なときが来ているような気持ちが私を「どいね☆原発」会場に毎週向わせています。
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「白山」を見る  3.11まであと5日

2013年03月06日 | 写真

人に見てもらうことを意識しながら写真を撮るようになって随分多くの「白山」の写真を撮ってきました。ホームページ「ぎゃらりーたちばな」の一番最初に管理人のことを説明する[元白山書店店主]の書店名はかつて日本海を航行する北前船など多くの船乗りが自らの位置を知り行く先を定める羅針盤の役割を果たしてきた名山「白山」のように歴史を推し進める人たちに役立つ本屋になるとの思いを込めた名前でした。
そんな思いもあって白山登山口の別当出会いから白山山麓の加賀平野、加賀市から内灘にいたる日本海の海岸沿いから神の峰と呼ばれる白山にレンズを向けてきました。
そんな私ですが今日の白山の写真を撮った場所は鳥を撮るために時々立ち寄る場所ではあったのですが、こんな素敵な白山が見える場所とは思ってもいませんでした。自らの立つ位置を少し変えることでそれまで見えなかったものが鮮やかに見えてくるということを再認識させられた風景であり経験でした。

あと5日で3.11、あの日はそれまで見たことの無い大災害がリアルにテレビ画面で展開される、戦慄の事態の進行でしたが私にとってはやはりどこか遠くの出来事、アメリカの同時テロで繰り返しモニターに映し出されていたビル崩壊の映像に近い感覚だったことをおもいだします。
地域の共産党支部は翌々日のまだ寒い朝から街頭に立ち、通勤通学の方たちに私達の得られる限りの情報と被災者へのカンパを訴え、多くの方から協力していただいてきました。そしてその取り組みの中で徐々に3.11とそれに続く原発事故の深刻な内容と日本の政治の関わりが自分のなかで結びついてきたのです。
いまも毎週金曜日夜の原発ゼロ行動に参加している原点はその辺りにあるようですね。明後日は36回目を迎える「どいね☆原発」行動日です。
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ふきのとうの花  3.11まであと6日

2013年03月05日 | 写真

今年は梅の開花が遅れている、例年ならそろそろキンポウゲも咲く頃だが、まだその姿が見られない。
今日公開したフキノトウは山里で雪の下から掘り出し、持ち帰ったまだ小さくて硬い蕾を活けて置いたのが一週間ほどで黄色い花を見せてくれました。そろそろ山里でも山菜取りの季節が始まります。
ただ今年の山里は残雪が多くて今年初めて金沢市南部丘陵の林道を通ってみましたが幹線となっている道は除雪されているものの周辺の雪は深く、支線の除雪はまだ進んでいませんでした。クロサンショウウオの産卵が見られる泉もまだ雪に覆われた状態で少し遅れるかもしれないですね。今日は「啓蟄」ですが、金沢の春はもう少し先かもしれません。
あと6日で東日本が大地震、巨大津波に襲われてから二年です。そしてその大震災の陰に隠れていますが忘れてならないのはその翌日12日に降り積もっていた大雪の中で大地震に襲われて大きな被害を出した長野県の栄村の遅れている復興です。私の住む石川県も2007年の3月に能登半島地震に襲われ大きな被害を出しましたが、そのなかでも被害の大きかった町が都市部の被害報道の陰になり復興が大幅に隠れたということがあります。
そんな栄村の復興の状況をリアルにツイートし続けている「2011年3月12日新潟長野県境地震」という私もフォローさせてもらっているアカウントがあります。この日本には私が成人としてリアルに知りえた50年ほどの間に大地震や災害が幾つも幾つも起こっています。
現在のところその集大成のような形で自然災害と人工災害が結びついてこの国だけでなく世界に被害を及ぼし続けているフクシマ第一原発事故、本当の意味でその事故の収束の道さえ見えない中で進んでいる日本の原発再稼動のたくらみには声を上げ続けなければならないと思う日々です。
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2013年3月4日 夜明の月

2013年03月04日 | 写真

今日の写真はシンプルに「未明の半月」です。
珍しく晴れた夜明け前の空にかがかがと半月が輝き、月光に照らされ端々に少し残った雪が鈍く光る道を日本共産党の発行する「しんぶん赤旗」を地域の読者の家々に配達してきました。二年前も今朝と同じように半月に照らされながら雪道を辿っての配達のあと、いつものようにカメラを持って春の訪れを探しに夜明の山里を訪ねようとしていました。
そのときは一週間後に起こる3.11東日本大震災という未曾有の大災害が起こるなどとは予想もしない日を過ごしていたのです。
今年もその「3.11」まであと一週間となりました。テレビ画面に映し出され続けたあの大地震と巨大津波の映像はこの二年間いつも私の脳裏に住み着いて離れることがありません。そして何よりもその後続いて起こった福島原発の大事故、世界の原発事故としては最悪の過酷事故とそのあとの東京電力と政府のあまりにも被災者を無視しての事故対応、その後も続いている被災者を置き去りにしたままの電力会社や財界の描いた筋書き通りのこの日本政府の対応には怒りさえ通り越して「諦め」に似た気持ちさえ湧いてくることが今もあります。
今朝の冴え冴えと地上を照らしていた半月はあの日から二年後の日本列島に住む私達に「あの日のことを決して忘れるな」といっているのでしょうか?
私はあの「3.11」だけでなく、3.11以後の二年間を決して忘れることは無いと思っています。そんなことを考えさせてくれた今朝の「未明の月」でした。
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野鳥「ケリ」 テリトリーに入るものを追い払う

2013年03月03日 | 写真

春を迎えた河北潟干拓地、目につく野鳥が冬鳥から少しずつ春の鳥に変っているようです。
今日は私の所属する「日本リアリズム写真集団」の兄弟支部である富山支部の写真展[五人の眼]展が富山市であったので午前中は写真展に、そして帰りは石川県の河北潟干拓地に野鳥撮影に立ち寄りました。先日までタゲリという野鳥がいた場所に行ってみたのですが今日は姿が見えないでその仲間の「ケリ」の姿がちらほらと見えました。
「ケリ」という鳥は非常に気性が荒くてこれから7月頃まで繁殖の期間になるのですが、自分より大きな鳥や動物がテリトリー内に入ってくると鋭く高い声でケリケリケリと声を上げて必要ならば仲間も集まり追い払います。
これからの季節は河北潟では比較的見かけることの多い鳥ですが、多くの府県でレッドリストの指定を受けている鳥です。
ところで今日行った写真展で富山県高岡市の地場産業として有名な高岡銅器の生産現場をモノクロ約20枚ほどにまとめた組み写真が印象に残りました。高岡市の一大伝統産業ではあるけれどもやや斜陽の感がある生産現場の哀歓のようなものを含めて見事な記録になっていました。
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「どいね☆原発」VOL35 シールアンケート2つ

2013年03月02日 | 写真

昨年の7月7日、官邸前の原発ゼロ行動に呼応して青年達の呼びかけで北陸電力石川支店前で始まった毎週金曜夜の金沢市における原発ゼロを願う「どいね☆原発」は寒さが厳しくなった11月から場所を金沢駅東口の「もてなしドーム」に移して続けています。
昨夜3月1日はその35回目、くしくもアメリカのビキニ環礁における原爆実験で日本漁船船員が被曝し犠牲者を出したことを悼み、あらためて原爆を亡くそうという「3.1ビキニデー」でもありました。
金沢駅前での行動は多くの通勤通学の方や観光の方など、通行する人たちとの話し合いを重視するという形でシール投票やアンケートがメッセージソングとともに行動の柱となっています。
35回目となる昨夜は午前中の暖かさとは打って変わった雨と風でしたが構内のあちらこちらに通行する人たちとの話し合いの輪が出来ていました。
また北陸新幹線(長野新幹線)の名称について考えようというシールアンケートを長野のテレビ局のクルーが行なっていて新幹線問題についてもいろいろ考えさせられました。
写真は「どいね☆原発」シールアンケート・チームと「新幹線名称問題」取材クルーがそれぞれの問題について意見交換しているところです。
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