沖縄の新聞からです。
ーー1972年の沖縄返還をめぐり米軍基地跡地の原状回復費用を日本政府が肩代わりするなどとした日米両政府が交わしたとされる「密約」文書の存否が争点となっている沖縄密約情報開示訴訟の第4回口頭弁論が1日東京地裁で開かれ、
原告側証人として吉野文六・元外務省アメリカ局長(91)が出廷した。 吉野氏は原状回復費用と短波放送中継局VOA(ボイス・オブ・アメリカ)移転費用を日本側が負担するとした密約について「局長室で文書に署名した」と述べ、密約を認めた。
我部政明琉球大教授も原告側証人として出廷し、日本側負担額の決定過程を証言した。
日本政府が従来存在を否定してきた密約の事実を当時の外務省の交渉担当者が法廷の場で認めたのは初めて ーー
毎日新聞からの写真です。
この記事を読んで、国家機密と国民の主権ということについて、考えてみました。日本は国家機密というのに関して無防備に近く、スパイがやりたい放題という記事を読んだこともあります。
金大中事件の時も、うやむやになりましたよね。
毎日新聞の西山記者が40年近く前に、沖縄密約を暴いた事件で敗訴しました。
吉野氏は「このとき嘘の証言をしたが、検察は政府よりで罪にならなかった。」と「時期が来たら国民も知るべきだと、、、」今回、述べておられます。
そしてこの証言の後裁判が終わってから吉野氏と西山さんが、さりげなく握手をしたということです。
いいよね~政権が変わるというのはこういうことなのかと、と改めて思ったことです。
朝日新聞に伊達公子さんのコトが連載されています。
以前から、私が思っていたことがとっても印象的な記事として書かれていました。
夫のミハエル・クレイムさんの公子さんにむかっての言葉です。
「なぜ女性だからといって結婚したら仕事をやめなきゃならないの?
僕の世話などする必要はない。
料理を作るより自分の人生を生きて。」
「才能があるのにどうでもいいことに縛られている
。家を方つけるだけではもったいない」。
専業主婦の母がお手本の公子さんは、妻として完璧でありたいという要求が強かった。
私の周りにも有能な女性が結婚というシステムの中で、完璧な主婦になろうとしておられる方が多いです。
かねてからもったいないとおもっておりました。
ヨーロッパの男性の多くは伊達さんの旦那様のような方も多いです。
すなわち身辺自立をしていて子供のように世話する必要がないのですね。
家事は主婦のやるものという意識はないです。
家事は一つの職業として成立して、なんら後ろめたい気持ちなく、きちんと人に頼めるのです。
私もヨーロッパに暮らしていたときに近所の方に「家に閉じこもりはよくないよ。家事をやる人を紹介するから、気晴らしをしたほうがいいよ」とアドバイスをもらったことがあります。
才能を生かす。生きがい。いろいろ考えさせられます。