ココのところ少し重たい気分が続くのでなるべく明るいことをのせたいと思っていたのです。
そこへ、このニュースです。ウイリアム王子はホムレスの支持団体の活動の応援として、零下になるロンドンでダンボールを引いた上で寝るというホームレス生活を体験したというニュースです。
ウイリアム王子は何となくなくなられたダイアナさんに風貌が似ている気がしますね。
彼は勿論お付の人といっしょのホームレス体験ですが、清掃車に轢かれそうになったそうです。
英国王室のコトはそんなに詳しくはありませんが、英国では昔から、騎士道精神というか、エリートといわれる貴族や政治家たちは国の有事の際に、先頭を走る慣わしになっているそうです。
戦争があれば戦場に、まっさきにいかねばなりません。
例えば、アルゼンチンとの紛争の時に、当時の首相だったサチャーさんの息子さんやチャールズ王子が戦場に行きました。
余談ですが。 昔の戦争物語の戦いのシーンで、ここというときに王が一番先に駆けていきますよね。 王様がやられたらこまるじゃんと何時も私は映画などを見ておもうのですが。
私の好きなシーンはロードオブザリングの戦いのシーンで王が全体を鼓舞してみんなの槍にカチカチと自分の剣を合わしてゆく、たたかいに望むシーンです。
体験しなければ分からないこともあり、指導者は体験をしなければならないということでしょうか。 昨日12月22日は山本孝史さんの命日でした。山本さんといってもご存じないかもしてませんが、末期ガンなのに酸素ボンベを引き、国会に通った民主党参院議員でした。
年間三万人の人が自死すると言う現実。
兄を五歳のときに自宅まえでトラックに引かれた経験をもち、「命」にこだわって政界に飛び込んだ。
参議院で2005年7月全会一致の自殺対策決議にこぎつけた。
その年の暮れガンが分かり、
「医者から一番やりたいことは?」といわれ死期を悟り、狙いを自殺とガン対策の基本法作りに定めた。
翌06年通常国会。 与野党対決が続き、じりじり会期末が迫った。
彼には時間がない。
5月に本会議でガンを告白して協力を求め、説得に歩いた。
6月自殺対策基本法が可決された。
一年半後58歳で逝った。
今年の10月、鳩山さんが所信表明演説の中で青森での遊説の時の出来事、、息子さんが自殺したおばあさんの話しのコト、を聞いて、
山本さんの奥様が「山本さんの想いが生きている」と、おもったそうです。
「助かるはずの命」薬害、エイズ、被爆者、ガンそして自殺、次々に失われていくのは政治の責任だと山本さんがといていた。
9年前、山本さんが鳩山さんを、「あしなが育英会」の自殺遺児にあわせたこともあるのです。 以来鳩山さんは国会で取り上げてきた。
山本さんは「現場によんで人を動かす」それがやり方だったのです 。
その命日にウイリアム王子の行為がダブりました。