今日11月6日朝刊朝日新聞の「天声人語」に
____(前半略)___
「白」は秋色で,青春、朱夏そして白秋となる。
秋の風は「白風」の異名がある。その風を「色なき風」とも呼ぶ。
透き通った風の中で自然はは色づき、寂びてゆく。
気がつけば栗東も近い
▶透明感のある風の中、目に暖かい実を見るのもこの季節だ。
秋の日に染まったような熟れ柿
ピラカンサやソヨゴといった小粒な赤には、時々鳥がきて、枝を揺らしてゆく
▶今日は広く雨模様に一日になるそうだ。気温は穏やかというが、なんせ「冬隣」とよばれる時候である。、
<国やすく 冬ぬくかれと 願うのみ>
戦前,虚子の詠んだ一句が今年はことに思い起こされる_____
名文だと思いました。
私もちょうど樹齢100年という「百匁柿」をモデルにして「豊穣の秋」の油絵を仕上げました。
この柿をくださった方によると柿の木は樹齢を重ねると渋柿に戻るそうです。
こんなきれいで一個100匁(400g)あるから、「ひゃくめ柿」といわれるらしいのですが。
渋柿です。熟す迄で待って、スプーンで食べるそうです。
どうして「白秋」というのか?不思議に思い、。調べました。
五行思想で、中国において、白色を秋に配するところから、秋の異称とか・
[五行思想]って?
五行思想(ごぎょうしそう)または五行説(ごぎょうせつ)とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想で、
五行説ではあらゆる自然現象や人事現象は「木」「土」「水」
「火」「金」の五つの範疇に整理され、それぞれが五行のいず
れかに帰属するとみなされています。五行には色もありそれぞ
れ、木=青、土=赤(朱)、水=黄、火=白、金=黒(玄)と
なっています。
それゆえ、「青春、朱夏、白秋、玄冬」
だんだん面白くなってきました・・
さらに詳しくはこちらで・・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E8%A1%8C%E6%80%9D%E6%83%B3
こんな美味しそうな柿が渋柿なんですよ。
気もちよく描けました。
「冬ぬくかれ」と願いながら描きました。
虚子がいったように
今年の冬は一段と被災地をはじめとして、温いといいですね~
読んでくださってありがとう