ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

  高知の紅葉を求めて 樽の滝へ !

2016年11月19日 | 自然 花 写真

  ( 自宅から11km、 鏡川にそって上流に向かい ダムを過ぎて 更に6km行きます。)


高知の紅葉を見に行きました。 いつも行く鏡村の奥 『樽の滝』の辺りです。
高知市内は昼間 夏日に近く 夜中でも10℃前後あり これでは紅葉は進み
ません・・。深夜頃気温が6~7℃位に下がると 紅葉が始まるそうです。
ですから 最低気温が10℃もあると 葉っぱはまだ夏だなーという気分で? 
光合成の方に力を入れので 緑の葉も 生き生きしています。 

どんどん日差しが弱まり 冷えてくると 光合成の効率が悪くなり 木は働くのを
止め 葉を落とし 最小限のエネルギーで寒さを乗り切ろうと 冬ごもりに入ります。 
『落葉』という現象ですが センサーで寒さを感知した木々は 根から糖分や水分を
葉に送るのを止めるので 緑の葉緑素が壊れていき 今まで緑の陰で見えなかった
赤い色素や黄色い色素が目立ってくるという訳です。これが『紅葉、黄葉』という
現象です。

勿論樹木の全てが 省エネする訳ではなく 冬でも緑のままでいる木もあります。
松のような針葉樹ですね。 しかし本当は 針葉樹の葉も枯れ 落葉するそうです。
ただ葉の寿命が長く 春になって新しい葉が出る時でも 古い葉は落ちないので 
年中 緑の葉があるように見えるのです。 

3~4年長持ちする松葉もあるそうです。落葉樹の葉は数ヶ月の命です。 来年の
準備を終わると 潔く落葉し 葉の一生を終わるのです。 春・夏・秋という区切りが
しっかりあって分かり安く 人間の感性に合います・・? 『最後の一葉』という
オー・ヘンリーの名作がありましたね。

そんな訳で 紅葉 黄葉は 私たち秋を楽しむ者には うれしいのですが 木の葉には 
ただ自ら命を落として 幹を守る犠牲的な行為の前触れに過ぎないのです。いつも思う
のですが 何故自然は こんなプレゼントを 私たち人間にしてくれるのでしょうか ?
いや 紅葉狩り とかいって その美しさを愛でるのは 日本人だけ・・とも言いますが?  




紅葉してきた 山の中腹に 樽の滝が 見えて来ました。 長さは65mとか・・。















ピラカンサか ナナカマドか 同じ赤い実で  分かりづらい・・?



山茶花か 寒椿か ? これも分かりづらい・・?






皇帝ダリア(木立ダリア)は11月が 見頃です・


柚子(ゆず) 高知の名産です。


鏡川から 鏡村の方を望む。真ん中の橋は 高知自動車道。
コメント
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