( 青々とした田を前面に 富士山。 このあとすぐ雲で隠れてしまいました。 )
梅雨が明けた筈なのに すっきり夏の空になりません。富士山はほとんど雲に隠れています。
それどころか 台風の影響が今年も出て来る季節となっています。 まだ東北地方は梅雨も
明けず 大雨の危険が続いているようで気の毒でなりません。やはり温暖化の影響で異常気象
ですね。 今日も森里川海を支える提言を載せます。自然豊かな日本 森里川海から多くの
恵みを得てきた私たちですが その自然の仕組みが壊されつつあります。少子化 高齢化が進む
中で 人々は生きる為 次代に自然を残す為 各地で努力しています。それらをトータルに考え
話し合う材料として 提言をまとめています。長くなりますが 読んでみて下さい。
⑸ 森里川海からの産業創造プログラム
自然資本財(自然環境)は新たな価値を創り出す可能性を持っています。
コンピューター インターネット 交通網の発達もあり 従来の産業のように 土地(立地)を選ばなくなった
業態があります。却って 自然に囲まれた快適な仕事環境への移転も考えられます。 東京へ 大都会へ
出ていった人々が 新たな価値観を持って Iターン Uターンする可能性が生まれています。
人口減少・高齢化社会が進む中 GDPにおける成長のみならず 真に心豊かで健康な人生を全うする社会を
創っていこうとする考え 安全な食 健康的な暮らし 伝統的な生活の知恵と技術の活用で コミュニティーの
再構築を実現していく・・。混雑 渋滞 高物価の大都会から 地方都市が 更に里地里山の村や町が
見直される可能性があります。その実現に向けた国土レベルと地域レベルの取り組みで 森里川海の恵みを
意識し 支える社会づくりが可能です。 長期的・継続的な資金と労力の為に 行政の取り組みや地域外の恵みを
受ける人々も自分の問題として少額の負担をする・・、企業も社会貢献する・・そんな意識を広げていく社会です。
○ボトムアップで取り組みを進める仕組み
自分の住む地域の未来を 誰しも関心を持っている。特に地方は高齢化のスピードが早く 若者が流出し
国や県の政策からも洩れることが多い。 高知では村議会が成り立たず 全員参加の協議会まで検討している
村もあります。仮に『森里川海循環共生協議会』なるものを 地域毎に設置し 実際地域で活動する団体や住民
専門家、又公募等により幅広い参加を得て 地域の森里川海の状況 あるべき姿 具体的なプログラムを
検討していく・・、 特に次代を担う若者達の参画を促し 地域の担い手を育成する努力を意識的に行うこと。
若者達が仕事の無い 魅力の無い故郷を離れ 東京や大阪に出るのは 自分達の存在意味を地元に見いだせない
からでしょう。地元から期待されていないと思うからではないしょうか。 今治が今必死に大学設置を求めるのも
若者にとって魅力ある地域にしようという気持ちでしょう。 全員参加というボトムアップで意欲を、夢をかき
たてる組織作り エネルギッシュな活動体をつくりあげたいものです。
○資金や労力を確保し みんなで森里川海を支える方策
森里川海の恵みを受けるすべての人々から その参加意識を高める為にも 少額の負担を願い ファンドを
を作ります。地域の様々なプログラムに充てる基金です。ふるさと納税の活用 特典ポイント制度の活用
個人・企業からの寄付 ナショナルトラストなど様々な形が想定されます。今まで私たちが築いてきたもの
を生かして 資金を作ることです。
森林整備や木材利用の推進が 地球温暖化防止 国土保全 地方創生 快適な生活環境の創出につながります。
市町村が主体となって 森林・林業施策を推進する、その財源として 国民に等しく負担を求め 森林環境税を
考慮すること このような税制の実現は 森里川海の豊かな恵み作りに資するものです。
現地における活動の担い手としての労力も大事です。森里川海の管理の担い手として 地方居住やシニア世代の
2地域居住を推進を図ることで 地域の活性化を図り 森里川海の維持管理を推進することも考えられます。
今回の記録的豪雨に対する 全国からのボランティア支援は復興の大きな力となっていますが 時間も体力もある
高齢者が地域で活動することで 地域での人と人のつながりを取り戻していくことも可能となります。
又 森里川海に関心を持つ若者世代の行動力 創造力の発揮の場となります。既存の大学や農林水産系高校など
との連携も効果的です。地域に暮らし 地域づくりを行う 『地域おこし協力隊』 の取り組みも紹介されています。
更に技術や組織の連携を図り 資金を確保するなど専門的な人材も必要です。
○市場メカニズムを活用した森里川海を支える方策
消費者と生産者が 自然の共生という同じ理念で 新しいビジネスモデルをつくっていくことも重要です。
持続的な経済活動の中で 自然の健全な手入れ・管理がなされる仕組み作りです。地域の自立的なエネルギー
確保の為 木質バイオマス利用の推進 普及啓発 環境に配慮されたことを証明する『認証取得』支援も流通の
拡大に役立ちます。地域の恵みを活用することは 食料やエネルギーの外部依存を減らし 地域でお金を循環
させる効果もあります。
企業の社会貢献が更に求められています。CSR(企業の社会的責任を考慮した活動)人間の生活基盤そのもので
ある生物多様性を理解し 企業を有形・無形に支えている自然資本の毀損を取り戻していく活動は企業の
社会的責任を果たすことにもなります。新たな企業価値向上の機会として捉えることも出来ます。企業と地域の
マッチング支援 そんな企業を評価する仕組み 金融機関も『社会的責任投資原則』を取り入れる必要があります。
恵みを受ける地域 社会 企業などが共有する価値を創出する機会にもなります。
山道 緑の中を歩きます。
キキョウ
岡虎の尾
タンポポの種
竹煮草 竹似草とも。
オンタデ ? の種。
紫露草。 ひさし振りです。
最近よく出る ギボウシ。
藪萱草(やぶかんぞう)
凌霄花(のうぜんかずら) この漢字とと読みの関係が分からない・・?
若木もしっかりと 育っています。
倒木した木もある・・。
他の木に頼りながら 太い蔓をのばす。
夏休みは サッカーの特訓