( 梅雨明けした後の高知市内。 ヤシの木の向こうに高知城の天守が見える。)
今日は『 格差 』について考えたい。格差 差別 分断・・という言葉を多く聞くようになったから・・。 『 経済格差 』です。
今から30年~50年程前 一億総中流という言葉があった。経済的に平等という意識が日本人にあった。 島国に同じような人々が
沢山生きている・・。まだまだ貧しいながら夢があり勢いのある時代・・。 バブルがはじけた頃から 非正規雇用が増え 低所得層が
貧困化し始めた。デフレ、コロナ禍でその勢いが増した。日本は今や格差社会、 5%富裕層と中流から落ちた相対的貧困層との格差が
目立ち始めている・・。
4000万円もする高級車が 2年待ちの売れ行きらしい。金が余って 車でも買っておくか? という金持ちが増えているのだそうだ。
最近はTVを見ていても どこの国の話しというのが時々ある。タワーマンション 億ションが大いに売れている・・というような
話しだ。昔 高度成長期には9割が中流と答えたものだった。格差による貧困が社会を壊しているというのは 私も同感 ! 格差が
重なって分断となっていく。違う種類の人々がいる・・? アメリカ社会の2大政党による分断を見ると 日本もそうなっていくの
かなーと思う。
厚労省の国民生活基礎調査では 貧困線は年収122万円(2012年)以下です。 収入が少ない一人親の貧困、実に48%にのぼる。
家計が苦しいという母子所帯は72% 貯金ゼロという単身者は38% 2人所帯では23%になる。労働者10人の内4人は派遣社員。
賞与も無く 福利厚生もない。戦後のような絶対的貧困でないが 普通の生活が出来ない相対的貧困者が多くなっている。日本では
16%の国民(2015年)、 高齢者 単身と一人親所帯が多い。
国民総中流意識は無くなり 5%の豊かな人々とそうでない人々が増え 中間層が減っている。組閣した頃 岸田総理は『 分配 』と
言っていた。企業の内部留保が大きくなる一方 働く者への分配は実質マイナスになっていたし 年金受給者の収入も減り続けていた。
デフレ経済が続いたお蔭で そう目立つこともなくこの期間は過ぎてきたが 今インフレの時代に入った。 分配のあり方が大きな政治
課題になる。新政権に少し期待したが 急速にしぼんだ・・。『 聞く耳 』も失ったようだ。次の世代は物価高と低い収入で 貯金も
出来ず 生活難をかこつことになる。 高齢化だけでなく 国民のエネルギーが失われていく。
大企業が潤えば全てうまくいく・・、アベノミクスはそう考えたが そうはならなかった。お金持ちに課税するといっていたが そんな
話しは流れた。今や消費税10%は確かに大きい。重みとなって消費を抑えている。自民党の公約に『 国民の所得倍増プラン 』が
ある ? 何十年前の話しをしているの? 豊かな国民の為の所得倍増 ? 分配の失敗は政治の失敗・・! 選挙ではそういう課題が
問われなくてはならない・・。 ( 続く )
トレニア 小さな紫色の花。ピンクや白もあります。 夏から秋に咲きます。
ランタナ。 七変化(しちへんげ)とも。 これから秋まで 色々な所で見られます。
高知の特産品。 グロリオーサ。 普通は温室育ちでしょうが ご近所でも見られます。
赤いダリア。余りにポピュラーで 却って見る機会がありませんが・・?
塀から乗り出した ノウゼンカズラ。
街路樹になっている 凌霄花(ノウゼンカズラ) 地面に多くのつぼみが落ちています。
もしかしたら 今年初めて ? 日々草。(ニチニチソウ) この花も日々咲き変わる。
デュランタ。 上品な紫色の小さなハナの集まり。 好きな花です。
もうセミの季節になっています。 マンションの床に転がっていました。
エクメア・チャンティニー 牧野植物園の温室で見ました。
夏特有の 半夏生(はんげしょう)。 ドクダミ科です。7月の花です。花より葉です。
大雨の中の高知城。 銅像は板垣退助。 軍人 政治家 社会活動家。 自由民権運動で有名。
緑に囲まれた高知城。 雲ゆきが怪しい。 最近は観光客も戻って来ています。