2つの台風に襲われた日本。 夏休み お盆 実家に帰る人々 4年ぶりに観光に出かけた人々が台風によって すっかり
予定が狂い 楽しい筈の夏休みが つらい日々・・となりました。高知も花火大会が延期 よさこい祭りも心配されました。
やはり10日お祭りの朝 集まって来た地方車の上に激しい雨が落ちていました。 ところが開始時刻の12時半が近づくと
雨は止み 空が明るくなってきました。
良かったです ! 折角朝美容院へ行って髪型を整えて貰ったり きれいな着物を着ても 雨の中の踊りでは 一回でグチャ
グチャになってしまいます。ただ感心したことは雨風が吹きつけても お客さんが少なくても 踊り子さん達は真剣 一生懸命
踊っていました。3年間蓄積したエネルギーを爆発させる そんな感じでした。全く感心しました・・!!
私も頑張って10日は3時間足が棒になるほど 立ち続けました。幸い私の居た時間は雨も無く ギラギラの太陽は厚い雲で
遮られ 台風の風が 汗を吹き飛ばしてくれました。夜は辺地(へっち)の演舞場には来てくれるグループも少なく TV中継
でメインの大手筋のよさこいを見ました。その時は結構激しい雨が降っている様子でした。気の毒に感じながらも この3年間
を思えば 雨風など 『 なんちゅうこともないき~ !』 という頑張りでした。
よさこい祭りは高知1番のイベントです。かつ今年で70回目の開催です。 昭和29年 隣りの徳島県の阿波踊りのような
熱い祭りを高知でもやりたいということで 経済活性化を狙って始まったよさこい祭り。商店街中心から企業が参加 市民を
巻き込んだお祭りとして 地方車を使い 市内各所で踊る行進型の踊りに変わり 昭和45年には 『 日本の祭り10選 』
に選ばれ、ニースのカーニバルにも招待されるなど 鳴子とよさこいの節を組み込めば 衣装と踊りは自由というオープンな
祭りに成長しました。
経済効果は96億円(平成29年)もあったとのこと。 高知だけでなく北海道や各地に町を活性化する力があると よさこい
祭りは全国200ヶ所に広がりました。今回もテレビでNHK 民放とも放映してくれましたが 果たして全国版だったか
どうかは分かりません・・。コロナ禍を経て 200を超えたグループは157に、2万を超えた踊り子さんは1万4千人に
子供達も以前の半分に減りました。
しかし よさこい祭りに戻って来てくれたグループもあります。コロナ禍だけでなく 人口減少や不況でよさこいどころでない
という企業や商店街もあったことでしょう。しかし街を守るため 必死に頑張って 参加を続けたチームもありました。 外国
から4つのグループの参加があったことはうれしいですし 国内でも新しいグループが参加してくれました。参加料が結構高く
ホテル料 着物代 2~4回もの美容代など 結構お金がかかります。色々な問題を抱えながらも よさこい大好き !という
踊り子さんに支えられて 来年以降も楽しく続くことになるでしょう。 私も追っかけを続けたいと思います。(続く)