( 今年は桜の開花が遅いと言っても 染井吉野はもう散り際の美しさ ボタンサクラの季節となっていました。 )
京都は私の故郷 今回は円山公園から知恩院 更に山科の幾つかの神社やお寺を回ったので 余計懐かしさがこみ上げてきま
した !? と言っても 60~70年前の面影を尋ねても山科区もすっかり変わっており 感傷的な気持ちにはなりません
でした・・。そんな中で神社やお寺 疏水の風景は変わらず 流れに沿って植えられていた桜の幹が太くデコボコに変わって
いたのには 年月の変化を感じました。多分次に訪れる機会があるという確信はありません・・ので しっかり見ておこう・・
という気持ちで歩きました。
山科駅から毘沙門天へは登りなのでタクシーに乗りました。運転手さんは私とほぼ同世代、親近感が湧き 少しおしゃべり。
京都弁は慣れたものなので 話しははずみ 観光客が多いのにタクシードライバーは不足、高齢化に同感。もう50年もやって
いるが しっかりゴールド免許で 忙しくて辞められないとか・・。 タクシーが余っているので 外国人運転手を募集して
いるとか・・。 京都の道を外人運転手さんに 案内される日も近い・・?!
桜を始め 春の花を見るのも今回の旅の目的。いわゆる京料理を味わいたいという思いもありました。二十歳前に京都を離れた
ので 家庭料理を別にして 高級な京料理など味わった覚えはありませんが ハモ料理とか京野菜を使った一品とか頂きたいと
いう思いはありました。 ネットから ホテルの近くでそれらしい料理を出す店を見つけ 電話したら 団体の貸し切りという
名目で お一人様は断られ残念でした。他にもあったのですが 値段が目の飛び出る程高い店が多く もう庶民では地元京料理
も食べられないのか・・? とガッカリしました。
今回の旅で感じたのは 何故か堂々とシルバーシートに座ることが出来たことです。もう立派な高齢者だという自覚で 周り
から座っていても 白い目で見られないだろうという変な安心感 !?。旅というのは基本歩くことなので 今回も18000歩を
日々歩きました。さすがに15000歩を超えると足腰にガタが来て ギアが外れた感じになって特に階段は面倒でした。最近の駅
にはほとんどエレベータやエスカレーターが付いていて しっかり使いましたがそれでも出口によっては階段オンリーという
所もあって ため息が出ました。まぁ無理は出来ないなーと実感したのは高知へ戻ってからの筋肉の痛みと回復の遅さでした。
今迄こんな弱音を吐くことも無かったのですが 夜行バスも疲れを考えて昼に直前切り替えました。 まぁ80の壁というのか
無理は出来ないと年齢を感じた旅でもありました・・・。
ボタンザクラは 八重桜とも言います。各所で見られました。
桜の関山 ? 紅いマンサクの花 或いはピンクトランペットツリーかも ?
染井吉野が終わると ツツジの季節が始まることは 私の頭にも刷り込まれています。
久留米つつじ ? れんがつつじ
山吹も各所で咲いていました。 八重も白色の山吹もありました。
山科疏水(やましなそすい) もう1週間早ければ・・と 少し残念に思いました。
もう若葉が目立ち始めた 枝垂れ桜。
前回紹介した 日向(ひむかい)大神宮の境内。天岩戸(あめのいわと)もあるようです。
地下鉄蹴上駅から階段と坂の多い小道が続きます。徒歩15分位 昔は京の伊勢とも言われ 栄えた。
坂道を下って 有名な蹴上のインクライン。疎水の高低差をうめる船を上下させる傾斜鉄道。