ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

  森里川海をつなぎ 支えていくために (提言)

2017年05月27日 | 自然 花 写真

     ( ランタナ 七変化とも。 6月から長く咲く花ですが 高知ではもう立派に咲いています。)


目的 
『 つなげよう 支えよう 森里川海 プロジェクト 』 は 低炭素・資源循環・自然共生が
同時に達成される 真に持続可能な循環共生型の地域社会を創造することを目的とします・・。
難しそうなので 少し説明します。
低炭素とは 気候温暖化の主な要因となる二酸化炭素の排出を少なくしていくことです。同じ
エネルギーを得るのに 石炭は石油の2倍のCO²を排出します。天然ガスでは石油の3/4の少ない
CO²排出で済みます。脱炭素社会が究極ですが その前段階として CO²削減を目指します。

資源循環とは 有限である資源を効率的に利用すると共に 資源を再生産して循環させながら利用
していくことを言います。資源は現在の私たちだけの物ではなく 未来の人々の物でもあります。
このままでは金銀 銅 石油などの鉱物資源は枯渇することは明らかです。又採掘の為に より環境
破壊が進んでいくことでしょう。大量生産・大量消費・大量廃棄のシステムでなく 使い終わった商品を
可能な限り資源に戻すこと 例えば 飲料缶を次のアルミ製品の資源として再利用するなど環境負荷を
小さくしていくシステムなどを言います。鉱物資源だけでなく 農林水産資源の有効活用 風力・太陽光
などの自然エネルギーの活用など 自然と共生し 環境負荷を低減させていくことも大切です。

持続可能な循環型システムとは 地球資源の枯渇による破局を回避し 永続的な社会を実現する
考え方で 省資源 省エネルギー リデュース リユース リサイクルなどこれからの経済活動の
方向性を示す考えです。

目標 
◎森里川海で拓く 成熟した社会づくり 
( 再生可能エネルギーで地域経済を回し 高付加価値化の一次産品づくり)
  ◎森里川海を豊かに保ち その恵みを引き出す。
(生命の海は森の生命。自然が本来持つ力を引き出すことで 恵みが循環する社会へ)
◎一人一人が 森里川海の恵みを支える社会をつくる。
(人と自然 人と人が共生する社会 生を慈しむ社会 生態系を活用して防災 減災へ)

具体的な取り組みアイデア
○森林の健全化プログラム       自然資本(自然の恵み)の保全 再生 利用。
○生態系を活用した災害対策      人工的な構造物だけで自然災害を防げる? 水源 土壌の安定
○水循環形成プログラム        自然生態系があって 地域産食材の持続的生産も可能。
○絶滅危惧種を回復させる国土つくり  サンゴは透明度の高い暖かい海でしか生きられない。
○美しい日本の風景再生 山紫水明 郷土愛 地方創生 観光 交流 心と体の涵養 
○森里川海からの産業創造プログラム    持続可能な消費と生産 都市との結びつき  
○外来生物から国土 生活を守る 農林業を鳥獣から守る。 風土 気候変動への対処  
○自然資本を活かした健康で豊かな社会づくり   農山漁村と都会のつながり 森里川海を支える人づくり

概論

日本の多様な気候と複雑な地形は豊かな生態系を形成 森里川海から様々な恵みを享受しています。
人々は自然の恵みに感謝し 畏敬の念を忘れず 天然自然の摂理に従って 営みを続けてきました。
そんな中に 日本人の持つ自然観や信仰心が育まれ 風土を大切にする心や文化をつくってきました。
その恵みを将来に向けて享受するためにも 自然破壊を少なくし 適度に手入れし 時に牙をむく
自然災害を 防災・減災化することにより 私たちの生活を守ることに努めていきたいものです。

明治に入って ヨーロッパ・アメリカの文明・技術・知識が入り 殖産興業により 経済が成長し 
人口も急激に増加 生活向上 都市化が図られました。石炭から石油・原子力とエネルギー源も
変化してきました。世界有数の豊かな国になった日本は 海外から石油や資源を輸入し 工業製品を
輸出してきました。 一方で食料も多く輸入し、食料自給率は40%程度に落ち込みました。

自然を主体としてきた日本人の生活は 都会中心となり 輸入・輸出の産業で潤う国となりました。
自然から切り離され 多様な生態系の中で営まれた生活も変化しました。これを『現代文明』と呼んで
いますが 自然の恵みによる農林水産業は働き手を失い 顧みられなくなっています。併せて人口
減少が明確になり 少子高齢化の中で 山村 漁村 地方は エネルギーを失ってきています。

開発(自然破壊)=経済発展と勘違いされ 荒廃した自然が増え 他の生き物の生命も危険に瀕して
います。世界的な気候変動 温暖化を防ぐことも地域作り 国作りの上で大事です。自然災害の規模や
頻度が大きくなっています。2015年のパリ協定で約束した脱炭素社会へ 2030年迄に温室効果ガスを
13年比で 26%削減する国際的約束、更に2050年迄に80%削減するという目標に向け 経済活動や
社会構造への変革も求められています。

こうした現状と未来への予見の中で 森里川海という自然資本が持つ有形無形の恵みを賢く引き出す
戦略が求められます。地域社会の持つ良さを再認識し 地縁結合型の社会づくり そして地方創生に
改めて光を与えたいものです。  (次回に続く)

 ( この提言は 環境省が中心になって平成27年に中間とりまとめをし 多くの方々の声を反映し 
    28年9月にまとめられたものです。)



宮城野萩(みやぎのはぎ) 明らかにマメ科の花です。この花も夏から秋へかけて咲きます。



立葵。 トミーさんの家紋ということで もう一度載せます。


さつき 今咲いているのは サツキです。 葉が小さい。


ねずみもちでは ? 


ブーゲンビリア。 我が家でも 新しい葉(実はガク)が出ていますが これほど大きくはありません。


石榴(ザクロ) この字は仲々 読めないですね。この花は今年初めて ?


雪の下。 小さな細い花びらです。 群れになって咲いています。今年初めて。


酔仙翁(すいせんのう) この花も今年初めて? ?


アジサイの中でも 墨田の花火 ? これからです。


これも変種 ? 柏葉アジサイです。


渦アジサイのようです。 もうじきハッキリします。


これは 萼(ガク)アジサイ。 少し右側で咲き出しています。


クレマチスの変種 ?


白いホタルブクロ。


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1 コメント

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ノンタイトル (けいじいさん)
2017-05-27 17:38:57
森、里、川、海、、、、、、もつと大事に、大切にしたいものです。 特に、地球の限られた資源を有効活用するためにも、省エネ、リユウース、リデュース、リサイクル等々は、身近で出来る事なので更に進めるべきでしょう。 今、首脳会談ジーセブンを、している 各国の責任者メンバーは、何処かの大国の大統領に、確りと提言して欲しいものです!。 ブーゲンビリアは、シンガポールで、毎日、よく見た花です。懐かしいでず
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