( 白サギも 水の恵みに 生きています。)
高知は 山が多く 森も多く おかげで 川の水は豊かなのです。
今回広島の土砂災害を ニュースで見ていると 大きな石がゴロゴロ
見えます。家も木も 流されているのが見えます。3年前の東北の大津波でも
水の勢いのすごさを知りました。 量もさることながら 勢いがすごいのです。
人々や田畑 家や車を飲み込んで 怪物のようです。
山から土砂を運ぶので 水の色は茶色です。中国の黄河は いつも黄色い
色をしています。 百年河清を待つ という諺があるように 泥や汚れを
運びながら いつしか澄んだ水を作ってくれるのが 大きな川です。
川は 土を運び 平野を作り そこに田畑や町が 作られてきました。
洪水が運んでくる山の土は とても養分に富んでいます。
日本の川は傾斜が急で 外国の人は滝のようだと言います。最近のように
雨の降り方が変わり ゲリラ豪雨のような雨になると 更に水の勢いが増し
大きな石もゴロゴロ流される程です。 山近くに 無秩序に ミニ開発が
なされると 鉄砲水、土石流始め 土砂災害は 大雨毎に 発生します。
普通の雨だと 山や森林は十分に雨を受け止めてくれます。 元々土は多くの
水を含んでいます。それが少しづつ湧きだして 谷川になり 小さな流れが集まり
大きな海へとそそぎ 又水蒸気となり 雲となり 雨として 地上に降るのです。
この水の循環で 生命は生かされています。
勿論 太陽の光 熱 空気 大地も植物・動物に必要不可欠です。私たちはしっかり
この大自然のシステムの中に 生かされているのです。本当に有り難いと思います。
確かに恵みと共に 過酷な試練をも 自然は与えます。人々は自然を恐れつつ
防ぎつつ 豊かな恵みを得てきたのです。 自然を改良すると言っても 土台
私たちの力は 小さいものです。 無制限に『改造』すると 反って 大きな
反動を受けます。 自然とつきあうのは 難しいことです。
基本的には 人間は自然に従って生きる生き物です。他の生き物と同じです。
人間の思うようにはいかないのです。自然を支配するなど 人間も思い上がりです。
せいぜい治山、治水の範囲です。山梨の 信玄堤 は 今も治水の モデルに
なっています。自然と仲良くつきあっていく方法を考えたい。人間の都合ばかり
言っていると 自然から 大きなしっぺ返しを 受けます。
( 参考 自然と人間 川は生きている (講談社))
8月豪雨 と記録される 大雨の時の様子です。
こんな黒い雲に 被われる日もあります。
川の側の公園。 ツツジの木に 葦(あし)の枝などが 留められている・・。
先日の台風11号で 傾いた樹木。 多分このまま生き続ける・・。
水も引いて 中州の緑も 回復してきました。
鶏頭(けいとう)が咲く土手の向こうに白い波が立つ鏡川。
相当澄んだ水の色に なりました。
いつも行く 大原体育館。 プールも卓球をする体育館もあります。
投網を楽しむおじさんの 日常的な風景も 戻って来ました。
水鳥も 中州が戻って 一安心 !
これが 普段の鏡川です。