Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ハード・キャンディー

2006-09-07 02:26:00 | 日記
9/6(水)雨のち曇り
終日ぐずつき蒸し暑き。
午前定例の会議。
午後デスクワーク。
帰路渋谷で途中下車。

シネマライズにて【ハード・キャンディー】鑑賞。観客20名前後。真後ろに制服の女子高生二人。

アメリカ・インディーズの佳作。
低予算な密室劇。
出会い系インターネット、オヤジ狩りなど時事的なテーマをサスペンスに仕上げたのはアイデアである。
14歳の少女と拘束された男の会話は怖い。両者の息詰まる演技合戦にグイグイ引き込まれる。
計算され抑制された演出とシナリオ、クローズアップを多用した細かな表情。
全体を包む清澄な色調に反し、エロスやバイオレンスが匂い立つ。
登場人物2人の背景や善悪関係、犯罪心理の動機が読みにくい、といった批評もあるだろうが、少女の残虐な行為“狂気の輪郭”に過剰な説明は不要だろう。

ああ無垢な少女のたくらみは匕首の如し。

コメント
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