初めて行く原っぱである。
当然のようにころっけ、大はしゃぎ。
激走に次ぐ激走で、茂みの上をジャーンプ!
そして忽然と姿を消した…。
姿を消した茂みに小走りで近寄っていくと、
ころっけ、茂みを掻き分けて登場。
ものすごい勢いでこちらに走ってくる。
で、若干、小さくなっているのはなぜだ?
それはぬれねずみになっているからである。
ばつの悪そうな風情のころっけ。
どことなく伏目がちで、シオシオしている。
この、何も考えないお方がなぜびしょぬれの目に遭ったかというと、
前述の茂みの向こうがドブだったからです。
私の高級欧州車にドブの香りを放ちながら乗車なさる彼女。
実に迷惑である。