先日、中国新聞社さんの女性会員組織「STORY」の講演会に、内館牧子さんがいらっしゃったらしい。
その会員である奥さん、彼女の最新作を買ってましたよ。
借りて読んだら、ふむふむ。
なかなか面白い。
老害の人って、声が大きくて、自慢話ばかりで、相手の言うことは聞かなくて、とにかく自分勝手で…
さまざまに面白おかしく書いてありました。
で、最近、「あれ? 俺、老害の人?」って思うことがあったのよ。
それはね。
社外役員をやってる会社の取締役会があって、地方の小都市へ。
で、ホテルでしゃんしゃんと会を終え、部屋から真っ先に飛び出したのさ。
とゆーのが、新幹線の接続がギリギリだったのね。
新幹線駅まで5キロぐらいあるんだけど、発車までもう30分しかないってタイミング。
なので、フロントの女性に「タクシーをなるべく急ぎでお願いします」と声を掛けた58歳会社役員。
その便を逃すと、次の「こだま」は一時間後ってゆー、まあ、若干田舎だったわけです。
(文中と写真は関係ありません)
なんだけど、その20代フロント女性は頷いてはくれたものの、タクシー会社に連絡する気配がない。
フロントで接客してたところに御願いされたので、ムッとしたみたい。
ただ、チェックインのお客さんは時間を掛けていろいろ記入してるので、その間に電話してくれれば済む話なんだよね。
で、こっちはイライラ。
10分以上待ち、何の動きもない。
そんなところに彼女の上司らしき女性が通りがかったので、一言申し上げた。
「あのね、わしゃ、さっきから待っとるんよ。一本、電話入れられん?」ってのを極めて丁寧に。
(文中と写真は関係ありません)
すると、ホテルの支配人らしき人が出てきた。
で、「どうぞ、お送りしますので、お乗りください」と、ホテルのバスもエントランスに回された。
しかし、わしは「もうええ。乗らん!アンタらが呼んだタクシーを待つわい!」と、極めてジェントルに。
で、タクシーがやって来て、憤然と乗り込むワシ。
運転手さん、事情を多少聞いてたようで、「何時の新幹線です?」
わし 「3時です」
運転手さん 「あと13分か。やってみましょう!」
すると神のようなハンドル&アクセルさばきで、なんと間に合った!
「ええドライビングを見せてもらいました!」
あたしゃ、タクシー代より多いチップをオンさせていただきましたよ。
(文中と写真は関係ありません)
で、新幹線の車中、この「老害の人」を読みながら,ハタと気付いたのです。
「俺って、老害の人?」って。
相手側に立ってみれば、ちと強面のじじいが勝手にイライラしてるわけ。
で、なんかめんどくさそうだから、好意でバスを回したら、「特別扱いせんでええ!」ってドスを利かせられる。
「うわぁ、めんどくさ!」って話だよね。
(写真と文は関係ありません)
リアルな話としては、ちっちゃな権力(タクシー会社に電話をする、しない)を握ったフロント女性が明らかに意地悪してたので、
俺はムッとしたんだけどね。
でも、外形的には「老害の人」だよなあ~。
こりゃ、反省ですな。
そんな、高齢者を軸に描いた内館作品とは打って変わって、こんな本もわが家に。
あら、あっくん!(笑)
若者のための死の教科書 | 中川瑛 下山明彦 長谷川彰宏 前田陽汰 |本 | 通販 | Amazon
死生学、哲学方面に興味を抱いてきたセーネン。
いろんなことを考え、インドで瞑想し、樹海で過ごし、無人島でサバイバルしてきたわけだw
そんな彼が同世代に向けて書いた章は「人生には意味がある」だったっけかな?
宗教学者の島田裕巳氏の監修だそうな。
著者を代表して中川瑛からのメッセージ
「若者が語る、死の教科書を作ったらいいんじゃない?」 「えっ、教科書ですか!?」 宗教学者の島田先生に初めてお会いした時の会話が思い出されます。これが、先生の元で毎月のように集まって死や生について議論する勉強会と、その成果としての本書の始まりでした。 第1章「生まれてくる方がいい」では、自分がDVの加害者であると自覚した人にとって、子どもを持つとはどういうことかが検討されます。 第2章「人生には意味がある」では、神秘的な体験をした人にとって人生の意味とはどのようなものかが対話形式で語られます。 第3章「死は怖くない」では、関西のイジリの文化に傷ついていないフリをしていた人にとって、なぜ死が怖くないのかが描かれます。 第4章「死は限りなく美しい」では、介護にも携わり、死の容赦のなさについてよく知る人にとって、死は限りなく美しいのかが問われます。 本書は「教科書」という響きとは裏腹に、極めて個人的で個別的な話が並んでいます。もしかしたら、いまあなたが欲しい問いへの応答はここには書かれていないかもしれません。 しかし、どうやって考えたらいいのか、そのヒントにはなる。そんな1冊になったと思います。
とゆーことらしい。
いやあ、こりゃ、対照的だね。
社内外、地域で若者を応援しながら、老害をまき散らさないよう、静かに生きていきましょう。
近所にできたスープカリーのお店。「キング」
なかなか美味しゅうございましたよ。
うんうん。