先日、懐かしい場所に赴いた。
ここ。
空鞘神社ですね。
空鞘稲生神社【公式】ホームページ
ここは記者になりたての時に、記事で呻吟したんだよなあ。
なあに大した記事ではない。
氏子さんたちが神社のために何かをしたって話。300文字、20行ぐらいのベタ記事だったかな。
で、当時、地方版に「ひとこと」ってコーナーがあってね。
当該記事掲載の翌日辺りに、その登場人物、関係者のミニミニインタビューを箱組み200文字、15行ほどで載せるのさ。
その「ひとこと」が書けなかったのだ。
とゆーか、ホントは書けてたと思う。
これまでのスタイルを踏襲してるわけだから。
しかし、まあ、見事に先輩に原稿が通らない。
どこが悪いかも言ってくれず、ただただ原稿用紙を捨てたり破ったり。
(考えてみれば、当時はワープロでもなく、もちろんパソコンでもなく、ホントに紙の原稿用紙に書いてたんだよなあ~)
当時、小生は「荒くれモノ」をようやく卒業したぐらいだったので、ホントにやばかった。
目の前の先輩さんを叩きのめすなんてのは、極めて簡単なこと。
まさに、赤子の手をひねるって感じなのさ。
そりゃ、くぐってきた修羅場が違うからね。
めんどくせえから殺っちゃおうかな~と、何度思ったことか。
もちろん新人さんなので原稿は稚拙なんだけど、それにNGを出す先輩方もたいしたことはない。
22歳VS25,26歳って話なのよ、スキルにそう変わりはない。
で、当時感じたのは、彼らは別に俺を鍛えようとしてくれてたんじゃないのさ。
彼らは彼らで上司のキャップあたりから厳しく叱られ、その鬱憤をボクに晴らしてるだけってわけだ。
それに気付き、彼らの「事情」もわかったからこそ、こいつらを壊さずに済んだ、自分の人生を棒に振らずに済んだって話です。
だって、少なくとも被害届は出さざるを得ないぐらい、徹底的にやっただろうからね、俺。
一生懸命に手を合わせ、何やらお願いしてる奥さんの横で、俺はそんなことをつらつら考えていたのでした。
だからボクには「やられて嫌だったことは、やるな」ってのが染みついてる。
「迷った時は高い方」という人生訓に匹敵するほどの、僕の「羅針盤」である(笑)
現在、組織内で様々なハラスメント防止のお目付け役をやってます。
まあ、グループ会社も含めれば1000人単位の組織だからいろんなことがあるよね。
それでも、「やられて嫌だったことは、やるな」に尽きると思うけどなぁ。
当時の先輩方には偉くなった人もいるし、そうでもなかった方もいらっしゃる。
もう36年に及ぶ長い付き合いだ。
ただ、まあ、総じて大した人物じゃないよね、当時俺に壊されかかったそんな奴らは。
甘やかせと言ってるわけではないけど、指導は相手のハラに落ちなきゃダメ。
そして、理不尽は論外。
フツーに、自分に恥ずかしくない行動をしていれば、チーム、部、組織はうまくいくんだけどね。
「だよね~」ってワンコたち。
セーネンは相変わらず楽しそうだな。
もっと自由に羽ばたいてほしいものです。