日々、ぼおっと過ごしているアタシですが、
それなりに言い聞かせていることはございます。
例えば、「考える」こと。
考え続けること。
思考停止はすべてを途絶させると思うのですな。
それとは違うベクトルですが、こうも思うのさ。
「禍福はあざなえる縄の如し」
いいこと、悪いこと。
それは絡み合っているのですよ。
例えばさあ。
今朝の朝日新聞。
凄い事になっています。
自民の派閥の領袖クラスは軒並み落選だね。
で、思ったのは、五人組の話。
総理を決めた「密室会談」ですね。
2000年4月にさかのぼります。
時の首相、小渕さんが倒れた。
で、森喜朗幹事長、青木幹雄官房長官、亀井静香政調会長、
村上正邦参院議員会長、野中広務幹事長代理の5人が集まった。
時の権力の象徴のみなさんですなあ。
その年から数年、俺は東京でうろうろ。
この方々の周辺をちょろちょろしたんだけど、
まあ、みなさん、浮いたり沈んだりめまぐるしい。
政界を去った人もいれば、ぱくられた人も。
そして今、長年の議席を失おうとする人もいます。
当時の栄華を少しでも知ってるだけに、しみじみします。
で、さらに思うのは、亀井さん。
恰幅のよろしい当時の総理を「デブ」と言い放ち、
政調会長室の前には、各省の次官が直立不動で待っている。
そんな絶対権力者は、小泉さんの出現で転げ落ち始めました。
でも、今思えば、自民に残ってたら今回、議席を維持できたかしら?
ホリエモンには勝てたけど、今回の嵐のような民主の「風」に抗えたかどうか。
そんなことを思えば、ここ数年の亀井さんの流転は、
かえって彼を救ったのかもしれませんね。
まあ、それも頑固に、自分を信じてやってきたからなんでしょう。
で、私に引き付ければ、ビョーキって大きかったなあ。
三途の川から戻ってくると、さすがにイロイロ考えます。
折り合いをつけるのに時間はかかったけど、
まあ、自分や家族が楽なほうがいいよね。
で、今、まあまあ楽しい。
ビョーキにならなかったら、こんな心持ちにもなれなかっただろうしね。
「禍福はあざなえる縄のごとし」
たった今、有頂天な人にも、凹んでいる人にも、
ベタですけど、皆さんにお贈りします。