HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

ハト派の伝言。

2007-06-29 14:15:56 | 国際・政治

宮沢喜一さんが亡くなった。

私の周りには、それなりの関係性を築いていた人間が何人かおり、

それぞれに様々な感情、感慨を抱いていたようだ。

私にも多少そういった思いがある。

「歴史」を体現した人って感じでしょうか。

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面と向かってお話ししたのは数度しかないが、

元総理はいずれも事務所のソファに深々と座り、よどみなく喋った。

サンフランシスコ講和条約とか、「キッシンジャーがねえ」とか、

歴史教科書の世界のお話が次々に繰り出されるのである。

英字新聞が無造作に机の上にある光景は、

「知の巨人」ってイメージを醸し出していた。

そんな宮沢さんで思い出すのは、森政権末期のこと。

官邸に招かれ、森総理から財務相続投を乞われた彼。

総理執務室から出てきた宮沢さんにみながぶら下がり、

受諾したかどうか尋ねるわけなんだけど、

彼は「そうした用向きの話はありませんでしたなあ」とさらり。

一路、公用車で財務省へ。

それでも念のために、と、走って追い掛けたのが当時の私(笑)。

で、財務省の玄関で、宮沢さんの口をついて出たのは、

「総理のお言葉でもあり、お受け致しました」。

おいおい、と(笑)。

この辺は解説が必要なんだけど、

要するに彼は、

いつも自分を追い掛けてくれている財務省担当記者(財研さん)に

花を持たせたかったんでしょう。

官邸で囲んだのは、

あくまでふだん付き合いのない官邸詰めの記者さんだから。

しかしながら、そんなに人が割けない私たちには、実に酷なお話でありますな(笑)

という風な、「情」の人(?)でもあった彼。

もちろんハト派の重鎮でもある。

ダチたちがその肉声を綴ったのがコレだ。

興味がおありの方は、ぜひご一読を。

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小泉さんが登場する直前、

わが世の春を謳歌してらっしゃったのが亀井静香さん。

常々、「俺はハトを守るタカだ」とおっしゃってました。今も言ってるけどね(笑)

それは多分に、同じ中選挙区でしのぎを削った宮沢さんを意識した言葉なんだけど、

聞いてるこっちには、かなーり響いてきた。

歴史を体現する元総理と、

その瞬間は現職総理(森さん)を差し置く存在で、次代の総理を狙う最高権力者。

それぞれの人生や価値観の交錯を感じる瞬間だった。

話しているうちに、どんどん位置エネルギーが下がり、

最後にはソファに横座りとなりそうになる宮沢さん。

時々、お行儀悪く、●●を掻く宮沢さん。

病み上がりで、心が折れかけた当時の私には、まさに「巨人」でありました。

ご冥福をお祈りします。


デジイチってどーよ。

2007-06-25 21:21:10 | 日記・エッセイ・コラム

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仕事でもう20年以上、カメラを振り回している私。

しかし、まったくその性能やら使い方やらわからない。興味もない。

もともと私はニュース系とゆーか「現場」のお方。

基本的に芸術性の高い写真を撮るわけでもないしぃ。

「写真は気合だ」とゆー考え方に支配されており、

新人さん時代を除けば、携帯するのは常にコンパクトカメラ。

ガサや連行、任意同行はもちろん、永田町や海外取材さえ、

ゼーンブこれ一本でこなしてきた。

時には、携帯電話も駆使しながら(笑)

そして「下手を打った」と言われたことはない。

だって、重いのイヤだもーん。

そんな私だが先日、急にデジイチを使うことに。

会社のカメラなんだけど、やっぱよく写るんだね。

ころっけが、いつもより可愛いのである(笑)

と、まーそれだけのことなんだけど、なかなかの発見でもある。

使ったカメラは、NIKONのD100とか書いてある。

多分、俺に貸してくれるんだから、古くて安い機器なんだろうけど、それでも十分。

そういえば、カメラマンたちはみなCANONに移行してるなあ。

で、チビもこの通り。ふだんよりちょっと凛々しそう(笑)

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でも、こんなことやってる彼は、やっぱり赤ちゃんだね。

ころっけといいコンビでございます。

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とゆーことで、すこーしだけデジイチが欲しくなってきた私でした。

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ビリー、キターーーーーーーー!

2007-06-21 18:24:22 | ダイエット

とゆーことで、「ビリーズ・ブートキャンプ」。

この時期、このネタってのは少々気恥ずかしいモノもあるが、

http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20070621-215924.html

やはり、こういった事案には、毅然として対処しておきたい。

とゆーことで、わが家にも、「ビリー」がやってきました。

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ここんとこ仕事が深夜に及び、さらにその後、未明まで飲んでる私。

ジムにもしばらく行ってないし、ボディーはたっぷんたっぷん。

週末からやり始めようかな、と。

で、これを貸してくれたのは、相棒メタクボだ。

未明のカジュアルな飲み屋で、「ヘイ! レッツゴー!」

こんなことやったり…

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あんなことやったり…

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愛用ビリーバンド振り回して、チョーご機嫌である。

わが社を担う若手ホープの彼。

「お父さんの会社、大丈夫なの?」

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ころっけは問う(笑)


オトナになるということ。

2007-06-19 14:24:53 | まち歩き

オトナになるには、まあ、いくつかのステップを踏まなければならない。

例えば、「人はだますものである」という、至極当然なことを学ばねばならない。

で、話はいささか旧聞に属しますが、先日チビががっくり肩を落とした。

6月1日から3日にあった広島の風物詩、浴衣祭りの「とうかさん」でのお話だ。

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珍しく、自分から行きたいと言い出したチビ。

学校で、大好きな担任の先生が話題にしたらしく、自分なりに体験したかったらしい。

で、にぎわう露店に引き寄せられていきました。

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「ねえ、自分で払うから、クジ、やっていい?」と問う彼に、

「いいけど、悲しい気持ちになるんじゃない?」と私。

「うん、大丈夫。きっと当たるから!」とチビはあくまで前向きである。

そして運命の一瞬(笑)

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当たるかな?

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外れた…   _| ̄|○

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なけなしのお金が雲散霧消。座り込んでしまったチビである。

現実はかくの如くキビシイ。

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で、しばらくしてチビ、「お父さん、あれって当たってる人見たことないよね」。

冷酷な私は、「そりゃ、当たりくじなんて入ってないもん」。

「ええっつーーー! それってインチキじゃんっ!」

腰を抜かすほど驚いてました。

オトナな私は、「お父さんがあのクジをぜーんぶ買ってやろうか。

それで、もし当たりが入ってなかったら、

お父さんが『グラアッ』って大騒ぎするってのはどう?」と提唱。

で、チビ。

「そんなのしてくれなくていい…」。

さいですか…。

ショックを癒やしてやろうと、その後、オトナのブツを食いにいくわが家。

そう、知る人ぞ知る「天津」のモツですね。

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これについては、王子様もお気に召したよう。

●●回り時代からもう20年通っている、流川のど真ん中のお店。

子どもを連れてきたのは初めてだ。

とゆーか、店内で子どもを見たのも初めてなんですがね(笑)

素直とゆーか、少しおマヌケに近いチビ。

それが美点でもあるんだろうけど、リアリストの私は少し不安でもある。

まあ、あんまりマジメに考えないように―

フマジメな父はそう思うのである。

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シビレちゃう!

2007-06-15 11:53:00 | 食・レシピ

チビ野外活動。で、老夫婦二日目の夜は、トロ家と焼き焼き。

いつもの「満福」に出かけました。

http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000027113.html

で、このトロ家の奥様は名うての酒豪。とゆーかビールジャンキー。

俺よりペースが速い女子がいたのかって驚愕しきりのお方です。

で、その勢いに飲まれて写真はなし。

ただ、その夜、焼いてる途中に、物凄くレアな肉が手に入ったのでした。

それは「スイビリン」。または「シビレ」。

どうも牛の甲状腺らしいのである。

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と、ここで、熱心な読者(笑)から指摘あり。

シビレって甲状腺じゃなくて、胸腺だよ、と。調べると膵臓も含むらしい。

で、どっちにしても、ブログにアップするといささか迫力のありすぎな絵柄ですね。

満福の大将に聞くと、

「おっ、なかなかレアなのを手に入れとってですね。塩コショウでいって下さい」とのこと。

とゆーことで、焼肉を食って帰ったはずなのに、家でさらに焼き焼き。

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で、結論的に申し上げれば、いやあ、めっちゃ美味い。

コリコリだけど、まったり。

白子っぽいようなズリっぽいような。

相反するんだけど、双方の美点をちりばめたような感じなのだ。

で、こんなブツを持ってきてくれたのは、スイープ&バルクパパ。

いやあ、ありがとうございます。マジ美味かった。

今週末ぐらいならわが家にもまだ残っていることでしょう。

ご賞味なさりたい方はぜひいらっしゃいませ!

で、とろ母さん。

またじっくり腰を落ち着けて、飲み倒しましょー!