先日、 NHKがその軌跡を追った番組を放送した。
ディープインパクト特集に続き、
「たまにはいいことやるじゃんよ」ってお話である
永ちゃん、カッコイイよね。
あんまりマトモでないとこが、まったくもって「BIG」である。
その昔、大学生として上京した際、永ちゃんをよく聴いていた。
もの凄く永ちゃんが好きなダチに影響されてのことだ。
初めて親元を離れ、嬉しいような心細いような。
永ちゃんを聴くと、今もその頃を思い出す。
そして5年前、東京勤務の折、しみじみしたことがある。
折しも、森政権の末期。
いつ政権を投げ出すかって時に、武道館で自民党大会があったのだ。
業務として、やってきた私の胸の中に突然鳴り響いたのが、
武道館ライブに胸をときめかせた、
十代の私がそこにいるような気がしたものだ。
将来への漠とした不安とともに「YAZAWA」のタオルを握りしめたあの頃。
社旗を立てたハイヤーで乗り付けた自分は、
いったい何をつかみ、何をなくしたんだろう―
自らの来し方を考える一瞬だった。
それにしても、永ちゃんはカッコイイ。
陽光差し込むリビングで、怠惰にそのライブに触れる私とは極北の存在だ。
その後、コンタクトを取ったこともあるのだが、残念ながら会えなかった。
もし会えてたら、人生で最大の緊張だったろうなあ。