世の中、いろいろ大変である。
どこかでこんな一文を見つけた。
「ふーん、そんな考えもあるんだろうなあ」と。
「1強が終わる時」
出張先のホテルにチェックインし、テレビをつけた瞬間、「安倍首相辞任へ」との報が流れた。ホテルの滞在時間30分。慌てて広島に取って返し、会見の生中継を見ながらこれを書いている。体調悪化が理由という。まずはご苦労様から始めよう。
第2次政権発足から7年半。日本は確実に変わった。憲法解釈を変更して安保法案を通した。アベノミクスの「三本の矢」は確かに株価を押し上げ、有効求人倍率の指標も上がった。強い日本、誇れる母国と、自信を取り戻す人々はいただろう。その証拠に「愛国本」は書店の一角を占め、日本再発見的なTV番組がヒットし、勇ましい言説は出版、ネットを問わずあふれ続けた。
だが、暮らしは、人々の心は本当に豊かになったのだろうか。米国との蜜月は生まれたかもしれない。しかし、近隣諸国との関係はというと、さらにささくれだった。大企業の内部留保は激増したが、賃金が上がることはなかった。格差は広がるばかりといっても間違いはなかろう。
そして、森友、加計、桜…。さまざまに噴出した疑惑に正面から答えることなく、強引に言い抜ける姿勢は、「何でもありか」という諦念しか生まなかったのではないか。
そんな無理筋を通せたのは、官邸主導という名の霞が関のコントロールであり、自民党総裁としての公認権の把握である。安倍と菅、安倍と二階、それぞれのコンビで人事と選挙をほしいままにし、官邸官僚と呼ばれる数人が側近政治を展開する。そんな有り様は多くの負の側面を生み出した。河井夫妻による大規模買収事件にしても、安倍政治の「作品」のひとつである。
しかし、それにしても安倍さんは選挙に強かった。岩盤支持層はゆるぎなく、政権を支えた。若い世代は、そこに強い家父長を見出したのだろうか、安倍さんを推した。
大学で講義をしていた時、ハッとしたことがある。保守とリベラルの捉え方が真反対なのだ。政権を批判する側を旧態依然な「保守勢力」とし、反対の中でも突き進む安倍さんを革新的と感じる。そんな感性は若者を中心に広がっている。背景にはわれわれメディアの「政権を批判しておけば事足れる」といった、ステレオタイプな報じ方があるのかもしれない。メディアの視線と市民感情の乖離に、私たちは目を向ける時とも思う。
いずれにしても、空前の一強政治は終わりを告げるだろう。こんな評論家然としたことを書いている場合ではなく、次の国のリーダーが生まれるさまを、私たちは注意深く見つめ報じなければならない。無理筋がまかり通り、諦念があふれる社会はもう御免である。
で、我が家も一大事である。
コロッケの抜糸だ!
「痛いん?」
彼女も不安そうです。
こんな感じでした。
今日は奥さんがいないので、ジワジワと出てきます。
あら、お膝の上から降りませんよ。
まあ、今日だけは許してあげましょう。
診察台の上でも不安そう。
でもあっという間に終わり、10.2キロ。「太っても痩せてもなく、理想的。多分12キロぐらいで収まると思います」って。
インギーは13キロから15キロぐらいがスタンダード。
コロッケの両親は17、18キロあるようなのでビビってました。
小ぶりな方が奥さんは望んでるので、実によろしいことです。
で、お昼は汗をかきながらカレーだよ。
「カレーの樹」
午後はあまりの暑さに、リビングでうとうと。
で、あまりにも眠いので、奥さんをリビングに残して早くから寝室に来てるわけだけど、コロッケ、ふだんなら上げてもらえないベッドでふんぞりかえってます。
コロちゃん、お母さんに見つかったら怒られるぞぅ!
ウフフ。