奥さんの実家、山口に帰省。稲刈りの手伝いである。
堤といっても湖に近いほどのスケール。
しかも奥さんちの山のすぐ下にあり、ほぼMYポンド。
実に素晴らしい話である。
お父さんいわく、「昔はウナギがいたんだけどねえ」。
いまや我が物顔にバスが泳ぎ回っている。
それでもでっかいコイやフナはいるようだが。
農業用の貯水池で、今は水抜きの最中だ。
斜面のそこかしこにルアーが落ちており、われわれはそれで現地調達。
私の高級ロッドを貸してやると、チビはがんがん釣り上げた。
釣りキチ三平のようでありました。
こんなに恵まれた釣り人生を送っていいのか。
不遇に慣れっこな父親は、少し逡巡してしまうのである。
それにしても奥さんの実家はよろしい。
そのMYポンドから流れ出た小川が敷地内を流れる。
飛び込んで、ルアーを追っかけるため、
その小川をスイスイと泳ぎ、鬱憤晴らしである。
こんな住環境で育った奥さん、
多少ポワーンとしていても致し方ない。
「今日はちょっと美味しいものを食べようか」なんてことになっても、
彼は頑固に主張する。
「そばかうどん!」。
そして私たちはたいてい折れる…。
この日、彼が挑戦したのは「びっくりうどん」。
軽く直径25センチはある器に二玉以上の麺。
天ぷらも満載である。
それを彼はわしわしと食べ進む。
驚いた事に完食である。なんと申し上げてよろしいものやら…。
話は変わるが、私も先日、暴飲暴食。
盟友キーキーやら親しい友人たちと、六本木、赤坂で鯨飲。
そして先ほど、ブログを書くため、
携帯の画像をいじっていると、まったく記憶のない写真が。
酩酊状態で、意識が飛んだ状態で撮影したらしい。
これはどう考えても牛丼であろう。
しかも牛皿がついている。お味噌汁も。
おそらくは赤坂のあの店なんだろうな…。
まったくもって感心できない話である。
野球についぞ興味はない。
狭い範囲では異常に詳しい私である。
そして、相当驚いた。
正真正銘、市民球団であった。
カクテル光線に浮かび上がるフルキャストスタジアムは、実に美しい。
あの宮城県営球場とは思えない変貌である。
名物である楽天山からの観戦も、ボールパークっぽくていい感じ。
試合は西武戦。岩隈VS松坂のエース対決だ。
そして一瞬にして勝敗は帰結。一回を終わって5対0。
回を追うたびに歓声は大きくなるのである。
そして、スタジアムの外には入りきれない観客が…。
ダントツ最下位という点ではカープと同じだが、
熱という意味ではまるで違う。
残念ながら経営感覚も戦略も大人と子ども。
別に野球に興味のない私ではあるが、
一万五千人が常時集まる「祝祭空間」というものに羨ましさを覚えた。
島根県は江津市桜江町の長谷地区に、
広大な田んぼを所有しているのだ。
そしてこのたび、家族総出で稲刈り。
収穫の喜びである。
というのも、チビのお友達家族に誘われ、
この春、田んぼオーナーになったのである。
田植え、田の草取りと農作業の真似事をやらせてもらい、
今回が稲刈り。
汗だくで取り組み、チビも良く頑張った。
近くの体育館で、地域の方とお食事である。
またこのおむすびが美味しい事。至福のときであった。
前回作った案山子も健在。
われわれのお米を守ってくれていた。
来年もやろうね、とチビ。
鷹揚に頷いた私であった。