HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

完走、おめでとう!の巻

2019-05-15 14:26:11 | ブルベ
カープの快勝を見届け、老夫婦でぼんやりしてたら、来客が。
 
おやおや、ボクと縁深い「姉妹」がご降臨だ。
ノダカナ、タキオの黄金コンビである。
 
 
 
とゆーのも、われらがノダカナ、この度、山口県一周の600キロブルベをめでたく完走。
今年に入って、200、300、400、600を走り切り、めでたくSR、スーパーランドナーを達成なされたわけですな。
 
これって単位は「メートル」じゃないよ、「キロ」だよ。
アホの子のやることでしょう、まったく(笑)
 
で、600キロをロードバイクで走るってのは、ハンパじゃない。
 
もう5年前、俺もチャレンジしたんだよなぁ。
ホードーブチョーさんの時でした。
 
 
まあ、それはそれは艱難辛苦の旅。
俺は540キロ地点でリタイアしちゃったけどね。
 
そこをノダカナは完走だ。俺のコースよりもずっと難易度が高かったので、とにかく立派なもんだよね。
 
てなことで、妹分のタキオと祝杯を挙げ、わが家になだれ込んできたってお話ですな。
 
で、歴戦の姉妹はこんなものをお土産に。
 
 
ぶると味のサンドイッチ。
めっちゃ美味い。
 
そしてタキオは「1600円ですよ!」と何度も連呼!
わかった、わかった(笑)
 
からのタキオサプライズでケーキが登場。
さすが魂の妹だなあって思ってたら、あれ?
 
 
ザッツいタキオの扱いで、可愛いケーキはぐっちゃぐちゃ。
 
それはそれで楽しくていいよね〜〜。
 
 
逆さになってるし(^^)
とゆーことでロウソクをぶっ刺し、お祝いだ。
 
 
 
 
てなことで、一年生のサツ回りの時から知ってるノダカナ、一年生どころか就活生の時からいじってきたタキオとともに、楽しい夜でありました。
 
 
俺も少しずつチャレンジしたいもんだなあ。
うんうん。

BRM719広島600K ボクたちの旅は続く。の巻

2014-07-23 18:19:00 | ブルベ
かつて私はこんな文章を書いたことがある。


「踏めば自転車は進む。それは人生のようだ。」


http://blog.goo.ne.jp/19960408/d/20090508





当時、自らがこの世界に足を踏み入れるとは思わなかった。

人生は不思議だ。

そして楽しい。


ケツさえ痛くなければ…



総走行距離が400キロを超えた頃、私は静かに口を開いた。

「ねえ、ガチオ君? 僕にひっついてるお尻は、本当に僕のお尻かい?」


ガチオ君は答えた。

「兄さん、僕のお尻にも、なにか凄く痛いものがひっついているようです…」


そして二人は走り出す。

それも人生のようだ。


わはは。

Dscn0599


しかしまあ、遠いねえ、600キロ。

二昼夜かけて、広島~宇和島~松山と走り、420キロぐらいか。


復路はまあまあのペースで走ったつもりだけど、やはり脚は削られ放題。

もちろん俺たちばかりじゃない。


道沿いのコンビニはこんなヒトばかりだよ。

Dscn0603

Dscn0602


で、賢明なるガチオ君、いいことに気付いた。

「兄さん、僕たち、このままじゃ次のCP(チェックポイント)で足切りされますよ」


マヂか、と!


そういえばそうだ。菊間のコンビニは6時32分までに通過しなくちゃなりません。

このままぢゃアウトっす!



狂ったように鬼踏みし始めるガチオ君。

泣きながら追いかける小生。



明け方の海岸線を、バカたちは突っ走ります。

ひいひい、ゼイゼイ!で1時間。

いやあ、かろうじてミッションクリアっす。



もう、この辺、ブルベ前と併せて50時間以上寝てないわけ。

ただでさえバカなのに、もうホームラン級のバカですよ、あたしたちゃ(笑)



まともに考えろってのが無理だwww



ただ、菊間のトラップは乗り越えたものの、小生、こんな風に考え始めていました。

「このままだと、完走は出来ても、タイムアウトの恐れはあるなあ」って。



俺もヘロヘロだけど、実はガチオ君も結構、キテる。

35時間後ろから見てると、彼のペダリングも次第に弱々しくなってきてるのよ。


それでも、坂含みの感じになると、遅れちゃう俺を待ってくれている。

この感じで行くと、共倒れもあるなあって。



うーむ、やばい。


で、ご提案。


「ガチオ君、君はもう先に行きなさい。僕も完走はするから、ゴールで待っててよ」


「いや、一緒に走りましょうよ」ってガチオ君。


俺  「ありがたいけど、せっかくここまで走ってきたのが無駄になっちゃうよ。ゴールで会おう」



そんなやりとりの末、ロミオとジュリエットは涙の別れ。

互いに別々の人生を歩み出したのでした…



で、のんびり走り出した俺様。

タイムアウト上等!って勢いで、しまなみ海道へ。

Dscn0607


しばらく自分のペースでのんきに走ってたら、あれ?

待ってるじゃん、こいつ…



ガチオ君、「やっぱ、一緒に走りましょうよ」って。


バカじゃないの、まったく…


で、日が高くなるにつれ、新たな刺客も!

そう、暑いの(笑)


俺は初日から、ミネラルウオーターを買ってはアタマからぶっかぶってたけど、ついにガチオ君も同調。

Dscn0604


しかし、かぶった瞬間から乾いていくって感じだよね。

いやあ、まったく…



そして500キロ。

Img_5075


二人とも、しまなみの取り付け道でインナーに落とすほどの消耗ぶり。

フツーのサイクリストにことごとく抜かれていきます。


「あのね、私たちはね、ふだんはもう少しだけ速いんですよ」


二人でぶつぶつ呟きながらのあと100キロでございます。



多々羅大橋の上で、kazuyさん、凹ちゃんグループと邂逅。

そんな予感もあったんだけど、もうボロボロで気の利いた受け答えも出来ず。


いただいた冷えたオロナミン、胸に染み入りました。

お尻はもちろんオロナインが染み入っていたわけなんですが…


10552420_320470291459779_2732097071

ムダにダンシングしながら進む俺たち。

もちろん元気なわけじゃありません。


お尻が痛いから。なんかやってないと意識が飛びそうだから。


いやあ、なかなか辛いぞ、これは(笑)



で、図らずも、最後のチャンス?がめぐってきました。


「氷買うから先行しておいてください」とガチオ君。

案の定、因島でコースミスする私。ガチオ君が先行する展開となりました。



追う俺様。 しかし、ちょっとした坂も、もはや這うように。

いつも定点観測してるひょっこりひょうたん島さえ、ちゃんと撮れませんねw

Dscn0609


そしてこれだ(笑)

Img_5076

サイコンは高く出るもんだけど、38度はやばいだろ。ぷぷぷ。



どうせ、バカはその先で待ってるし、このままじゃ共倒れ。

2時間ほど考えていた台詞、ついに口にすることにいたしました。



ガチオ君にお電話です。


「あのさあ、俺、リタイアするわ。では、君は絶対、ゴールするように。以上終わり!」



そしてFBにこの写真を投稿し、「リタイアなう」と。

Img_5078



最後まで一緒に走ろうとしてくれた「弟」の思いに応えられず、

しかも待たせるだけ待たせて、彼を窮地に追い込んでいる俺。


情けないにもほどがある。

悄然と渡船に乗り込む私だった。

Dscn0610

540キロ。

「旅」は終わった…





10分後、「きゃはは、うめーーーーー!」とはしゃぐオトコありけり(与謝蕪村)

Img_5080_2

尾道駅前のおしゃれなカフェで、生ビールをどくどく。

めっちゃ汗かいてるこの段階で、駆けつけ2リットルは絶対にまずいと思いますが、はぁ、何か?(逆ギレ)



そんな自堕落ダメダメ男に手をさしのべてくれるのが、この方々。

はい、ガチオ君とは対極にある、盟友ラーメン部のKOOさん、わーさんですね!

サプライズな感じで福富町のゴールで待っていてくれたらしく、リタイアのFBアップで尾道に急行。

レスキューしてくださったのでした。ホントにありがとう!


ただ、その恩人たちの写真さえ押さえていないアタシ。

クルマに乗った瞬間に崩れ落ちたようです。


Img_5081

Img_52041


そんなていたらくの俺。

でも、ガチオ君はこの瞬間、走っているはず。



スタート地点の福富の道の駅まで帰ってきましたが、心配でなりません。



次々にゴールする方々。

Dscn0615


奴はこない。


そういえば、30時間切りでぶっちぎりのゴールを果たしたfuku@さん。

Dscn0616


彼もガチオ君のことを心配してくれていました。


おそるおそる奴のFBを覗いてみたら、「最後の坂、登り切ったぞ!」って。


じゃあ、あと1時間だ。

一安心しながら待ってたんだけど、奴は来ない。


メロスは来ない!


マヂに心配になったゴリラありけり、遠方を眺むる(上田秋成)

Img_5086


ゴールは豊栄町のコンビニ。

そこから俺たちがいるところ(スタート地点)までは6キロありました。



ガチオの携帯を鳴らしてみると…


いつもの待ち受け音楽が終わると、「ひぃー、ひぃー」って。

えっ、待ち受け変えた?って思った瞬間、「ガチオっす。今、ゴールしました」って。



悲鳴だったんだね。そこまで追い込めるとは、お前はリッパぢゃ!


ようやった! さすがガチオ! 立派な「弟」ぢゃ!



あそこからゴールするのは簡単じゃない。奴もホントにボロボロだったからね。


もう、いてもたってもいられず迎えに行く俺。

バイクで行ったって、まるでガチオ君の助けにはならないんだけどね。

この辺の行動は、よくわかんないなあ(笑)


Dscn0622


もう、それこそガチ踏みっすw


あっ、いた! 奴は帰ってきた!

万感のすれ違い、そして追尾します。


Dscn0627

Dscn0628


いやあ、よくやった!

その言葉しか、浮かばなかったなあ。



最後の手続きをするガチオ。

もうバカになってるから、うまく書けず、隣の女子をカンニングしてます(笑)

Img_5090


40時間に及ぶ戦いも、ここに幕を下ろしました。


いやあ、面白かった!


この後、スタート前に入ったスーパー銭湯に。そして焼き肉に。

疲れで言葉少なな二人だったけど、リタイアしたこの俺でも多少の達成感はありました。


とはいえ、その日の夜中3時、あまりの悔しさに目が覚め、朝までまんじりともできなかったのは内緒だよ(笑)



また、若干、火が着いたような気もします。まだイケるな、とも思いました。



そして、その後、こんな文章を書きました。


「ブルベ」の魔力

 軽量自転車のロードバイクがブームだ。細身のフレームにドロップハンドル。
体に張り付いたようなウエア姿をあちこちで見かける。当方も始めて6年。サドルにまたがり、いろんな「旅」をしてきた。

 旅とは大げさな、との声もあろうが、説明すれば納得いただけよう。
「ブルベ」という超長距離サイクリングが今、中高年の心をつかんでいるのだ。
フランス語で「認定」という意味で、伝統的な距離は200、300、400、600キロと刻まれる。なかなかハードな旅である。

 先日、その600キロを友人と走った。しまなみ海道経由で東広島市-愛媛県宇和島市を往復するコース。
40時間の制限時間の中、若きトライアスリートの友人は完走したものの、540キロ地点でリタイア。
200、400キロはクリアしてきたが、真夏の600キロはやはり別物だった。

 しかし、楽しかった。炎熱の海岸線を駆け、深夜の峠を越え、睡魔に負けて道端で眠る。「非日常」がそこにはあった。
十分なトレーニングを積んでいるはずもない。要するに脚力不足だ。それを機材で補い、上手に仮眠を取る努力をしてカバー。
それでもほかの参加者の若さや、アスリートとしての「土台」に圧倒された。

 よわい50も重ねると、徹底的に駄目出しされることなどそうはない。新鮮ですらある。
体面をかなぐり捨て、足らざるところを直視する。知略と経験で加齢に抗し、おのれの限界に挑んでいく。
そこにブルベの妙味があるのだ。

 中高年をとりこにするスポーツには、なべてそんな魅力があると思う。マラソンしかり登山しかり。
ただ、年寄りの冷や水という言葉もある。翌日に響くようでは、年長者らしくない。
安全マージンをしっかり取りながら、次なるリベンジに知恵を絞る今日この頃である。


若干、よそ行きではありますが、まあ、かなり正直に書いてます。

さりげなく、「きーーー! 悔しい」とも書いてあります。


俺はもう後には退かないだろうな、バカだから(笑)



では、最後にもう一度。


「踏めば自転車は進む。それは人生のようだ」



36歳と50歳の旅は、これからも続いていくのです。


Dscn0629




BRM719広島600K 暗闇の中、バカはうごめく!の巻

2014-07-22 19:16:27 | ブルベ
320キロ走って、ようやく宿である宇和島ターミナルホテルに到着した我々。

もう夜の8時過ぎ。


当初、3時間ほど仮眠を取るはずも、そんな時間的余裕は雲散霧消っす。

誰が悪いんだよ!(怒)



俺だよ orz


ガチオ君の「アイシングすべし!」とのアドバイスに、冷たいシャワーを浴びまくる俺様。

この辺、もう羊のように従順w

近い将来待っているであろう災厄を逃れるためには何でもします。


ホテルに送っておいたチームジャージに着替え、ベッドに潜り込んだら電話が!


ガチオ君です。

そして、こんなことを言いやがる!

「10時出発だとやばいっす。寝たら、まずいっす」


マヂっすか!

わしら、二日目も徹夜っすか?



俺は重々しくこう述べたね。

「ガチオよ、汝に教えてやろう。世の中に、安全以上に大切なことはないんだよ。

寝るんじゃ、ボケェ!


愚かな若い衆の戯れ言を一蹴して、再度ベッドに潜り込むわし。



で、15分後の8時45分。

ボクはガチオ君に電話しました。


「あのね、ガチオ君? 世の中に安全よりもっと大事なことがあるよね。それはゴールだよね。

行くで、わりゃ!(怒)



バカは再び、一睡もせずに走り始めました。わはは。


Dscn0591


サイコンが機能しないため、ひたすらガチオ君を追いかける小生。

だって、見失ったらアウトだもんw



その背中をずっとみながら、わしは彼をこう命名したね。

そう、「ナビオ君」。


コイツの方向感覚は相当凄い。

松山でも宇和島でも、「お前、住んどったんかい?」って勢いなわけさ。


多分、前世は「伝書鳩」だったに違いない。



とか、そんなことを考えてないとやってられないわけですよ、深夜ですから、徹夜ですから、坂ですから…



宇和島を出てすぐ、10キロほど登り基調。

バカじゃねえか、まったく(怒)


真っ暗闇だよぉ!

Dscn0594


で、ド山なわけ、ここ!


あちらこちらで、ガサガサって音がする!


それでもなぜか写真を撮るボク。何が写ってるんだよぉ。


わしゃ、もう泣きそうじゃけんね…


Dscn0593



暗闇坂地獄で身悶えしていたのが11時ごろ。


なかなかハードでありましたが、遅れる俺を何度も待ってくれてたガチオも怖かっただろうなあ。


Dscn0592



ヨロヨロと近づいていく俺に、ガチオが名セリフを再び!


「ここ、死体を捨てに来るところですよね」



そう、かつての岡山300K雪中&みぞれ行軍の際、夜のダム湖畔で彼が言い放ったフレーズです。

https://blog.goo.ne.jp/19960408/e/28248b3b835380f035518372f3a7e6ee




いやあ、ここでまたこの「お言葉」に逢えるとは。



まあ、肉体的にも精神的にも、あのときほど追い詰められてなかったアタシたち。

漆黒の闇に包まれた四国の峠で、ギャハギャハ笑う男たちありけり(紀貫之)



しかしまあ、明けない夜はない。終わらぬ坂はない。

今度はブレーキを握る手が痛くなるほどのダウンヒル。


ふざけんじゃねえぞ(怒)


全体的に怒り基調の中、わしらはペダルを踏み続けます。



「行けるっす! このペースなら余裕っす!

ガチオ君にも安堵感が漂い始めた頃、わしらは往路も走った夕焼け小焼けラインへ突入だあ!



で、ここで相まみえたのが、今回の「旅」の最強の敵でやんす。

そう、睡魔



これはハンパねえ!


もうね、眠いの、ボク。

時速50キロ超でダウンヒルしてても、意識が飛ぶの。

前方からやってくる車のライトに吸い寄せられそうになっちゃうの。


Img_5074


わし、即身成仏じゃけんね。


そんな「仏様」が深夜から未明の夕焼け小焼けラインにごろごろ。

ある者は路肩にぶっ倒れ、ある者は自販機に寄っかかり…



敗残兵、あるいは落ち武者、ダメニンゲンにもほどがあるご様子でございます。



考えてみれば、ブルベってさあ、結構年齢層が高いのよ、参加者の。

いろんな組織でそれなりの立場だったり、経験を積んできた人間がチャレンジしてるわけ。


で、結局は一握りのアスリート寄りの方を除けば、みんなこんなにボッコボコにされちゃうんだよなあ。

いやあ、面白すぎるw


わしなんか正直、勢いとノリだけで出走してるわけ。

これに照準を合わせた練習をするわけでもなく、大会が迫れば迫るほど現実逃避で酒量はうなぎ登りw

それでも、坂を越え、暗闇を抜け、こうして睡魔と戦っておるのです。


やっぱ、無茶ってステキだよなあ。

面白いにもほどがある(笑)


Dscn0209


何か話さない寝ちゃうので、ガチオ君とあーだのこーだの。

まるで交わす必要のない「コイバナ」さえもぶちかましながら疾走する36歳と50歳。



いやあ、面白れえやw



iPhonのSIRIに叫ぶ俺。

「3時45分に起こしてください」

SIRIさん 「かしこまりました。3時45分にアラームをセットしました」



幾多の恋人が愛を語り合ったであろう夕焼け小焼けライン。

おいどんは暗闇の中、SIRIさんと熱く語り合っておったわけですよ。わはは。



しかし、明けない夜はない。

松山手前で、夜は白々と。


Dscn0601



ガチオ君と迎えた二日目の朝(笑)

Dscn0600



どんなに愛し、盛り上がってる二人でも、二日続けて同じ朝は迎えんじゃろう!w

それも、互いに全身に疼痛を抱えながらww


うーむ、なんだか盛り上がってきたぞぉ。

こりゃ、予定を変更じゃ。



「上下」はやめて、「上中下」!

衝撃のラストは、明日のココロだぁ!



もはや全米が泣く! ぷぷぷ

Images




BRM719広島600K さあ、宇和島へ突っ走れ!の巻

2014-07-21 14:45:00 | ブルベ
若干の腰の痛みとともに、駄文を書きのめす今日この頃。


初めての600キロブルベにチャレンジして参りました。

⑤BRM719広島600k南予(しまなみ海道) (終了) – AJ広島 Audax Randonneurs Hiroshima





キューシートに詳しい方はすでにお判りでしょうが、この「旅」、大団円とはなりませんでした。


しかし、間違いなく楽しかった!



さあ、「旅」を振り返っていきましょう!


これを忘れてたので、昼休みに買いに行く俺様

Img_5048


「部長の出るレース、取材に行かせないでいいですか?」

デスクたちにそういぢられながら、とっとと社を離れるアタシ。


挙句、数時間後、本州さえ離れちゃうとゆー。

いーのか(笑)


そうそう、今回の旅も、相棒は彼。


Dscn0506


幾多の艱難辛苦をともにした「ガチオ君」。

脳みそ筋肉ブラザースの片割れっすwww


今回も二人でやりたい放題やられましたが、

これだけ一緒に試練をともにすると、もはや「家族」のような気がしてくるのが不思議です(笑)



まず訪ねたのは、専属メカニック、プログレスのシマシマ店長。

バイクを預けていたのです。

さまざまなメンテとともに、ライトも取り付けてもらいました。

しかし、これがすぐに暗転。詳しくは後ほど(笑)


Dscn0474

チューブラーにシーラントをぶち込んでもらいました。これでパンクしないかな?

そして、しましま店長からプレゼントをいただきましたよ。

スポーツ羊羹、ひと箱!頑張ってくるからねえ。

Img_5059


まず向かったのはここ。

Img_5058


まずはお風呂に入って、仮眠して!

完璧な計画です!


二人で、勝利を祈ってカツカレーだよ。

Img_5061

一風呂浴びて、休憩室で仮眠…のはずが眠れません。

大音量のテレビが気になっちゃって。

マレーシア機撃墜のニュースにひどく詳しくなってしまいました orz


そしてスタート地点へ。オカシナ人たちがいっぱいいます。


Img_5062


バカなの?



なぜか半ズボンの工事現場の人たち(笑)


このブルベが過酷な点は、深夜0時出発なこと。

よーするに誰も寝ていないわけですよ。

とゆーか、600Kブルベの前に、ぐーすか眠れる人がいたら、お目に掛かってみたい(笑)

大半は仕事場から駆けつけ、そのまま600キロの旅に。


付ける薬のない、偉大なるバカたちですね。


さあ、福富町の道の駅を出発です。


今回のコースはコレ。

往路http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=dd0ce94012c2be9e1c19bcb8929574a4

復路http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=2cf1c1d19334c11770f54c6f08c1d8aa




完全に狂ってますね(笑)


地獄の釜が開きました。

さあ、スタート!

Dscn0482


暗闇地獄ですw

スタートして100メートル。

サイクルコンピューターが作動しません。

取り付けた直後のライトから出る電磁波?と干渉しているようです。

ジャージのポケットに入れて離してもダメ。


ここからの600Kブルベ、サイコンなしの旅となりました(笑)。

いやあ、あり得ない展開ですね。

スタート2キロでパンクした九州の400キロブルベを彷彿とさせる展開ですwww


しばらく走ってたら、車の女子グループがガチオ君に話しかけてきました。

「レースですかぁ?」

「いえ、ブルベって言うイベントで、これから宇和島まで行って帰るんですよ」とガチオ君。

一瞬の沈黙。

そして、「マヂ~!」


車内の嬌声と激励に送られながら、俺たちは進みます。


この後、何度も沿道の方々に励まされました。

事情を話すと、いずれも最初は、ぽかーん。

自転車で600キロ、しかも40時間で走るってことが、頭に入ってこないようです(笑)

でも理解してもらうと、みな、「頑張ってください!」って。

まあ、それ以外ないよね。

「バカなの?」とも言えないし(笑)



三原を過ぎ、あっという間に尾道に。

先週訪れた「U2」。

Dscn0489

この直前、前車と接触して、落車事故がありました。

居眠りかしら?  大丈夫だったかなあ?


燃費の悪いガチオ君は、すぐに補給です。

Dscn0494


ふだん走ったことのない尾道大橋へ。

Dscn0496


いやあ、危険だ。


ガチオ君と迎えた初めての朝(笑)


Dscn0499

Dscn0510


しまなみは今日も優しく迎えてくれました。


そういえば、この日の0時をもってして、しまなみの自転車通行は無料。

われわれが通過後に、知事やらなんやらがイベントをやったみたい。

俺たちは要するに、世界で15番目ぐらいに、無料のしまなみ海道を走った男たちなのだ(笑)


Dscn0518


しかしまあ、こうしてアップしててつくづく思うんだけど、この背中にずっと勇気づけられたなあ。

女の子なら、ハンドバッグを買うちゃるとこぢゃ(笑)


最初のCPをパス。

ここまででおよそ100キロ。

ガチオ君、眠気で朦朧。ついて来れないで、落車しかけますwww



来島大橋を渡ります。


Dscn0516

Dscn0523


さあ、四国上陸です。


ここまでは余裕の展開。ガチオ君をフォローする勢いですw

Dscn0527


でもなかったかな(笑)


松山市へ。


Dscn0530


Dscn0532


済美高校。

なぜ、俺たちはこんなとこにバイクでいるのかw


朝ごはんだよ。

Dscn0533


しかし、奴はどんなに疲れてても喰らうねえ。


Dscn0534

Dscn0536





俺はこれを押し込むので精いっぱい。

Dscn0537



夕焼け小焼けラインです。


しかし、夕暮れに来なければ、ただの漁村w




Dscn0550


Dscn0555





完璧な夏!


少しはサイトシーイングもね。


夏の少年。


Dscn0561



夏のおっさん。


Dscn0565



Dscn0568


ここから暗転。

佐田岬の伊方原発ロードへ。

いやあ、アップダウンにもほどがある。

200キロ以上走ってる俺にはきつすぎますぅ。


何とか脚をつかずに登りますが、坂の度にガチオ君を待たせて済まないって感じ。

なんでこんなに高度を稼ぐ必要があるの?(怒)

Dscn0577

吐き気さえ催す坂を必死で越えていきます。

Dscn0581


佐田岬の折り返しはクイズ付き。

Dscn0584_2


正解はクワガタでした。

Dscn0585


250キロを超すと、さすがに脚が削られてくるね。

とりあえずドーピングっす。

Dscn0586


力を振り絞り、ペダルを踏み込む脳みそ筋肉ブラザース。

伊予市、八幡浜市を越え、宇和町へ。


わけのわかんない峠を越えて、宇和島市へ

https://www.youtube.com/watch?v=H3uSldrzyfs


途中はこんな感じ。めちゃくちゃきつかったけど、何とか足つきなし。


さあ、宇和島だぁ!

旅の折り返しはジョイフルです。


実はここで、仕事上のトラブルをめぐるSOSが!


疲れ最高潮のあたしゃ、怒気を含んだ声で電話!

あっという間に解決しちゃいました(笑)

いやあ、相手も怖かったろうなあ。ぷぷぷ。



Dscn0588


こいつはここでもハンバーグ喰ってるw

おれはもう一番あっさりしてそうな、明太子スパでもアップアップです。


そして宇和島ターミナルホテルへ。

ここで少なくとも3時間睡眠をとるつもりだったんだけど、時間はありません。



フロントの女性が「何時にお立ちですか?」って。

俺たち  「10時です」(今、夜の8時半)

女性   「朝食はいかがしましょう?」

俺たち  「一時間半後の10時です…」

女性   「えっ!」(絶句)


悲しいやり取りの末、シャワーでアイシング。


広島から運んできた重富のコースターで、頑張った自分に乾杯です。

Dscn0590


いやあ、もう痛くないところがないゾwww


そんな俺様の明日はどっちだ!


刮目して待て!(笑)


ジタバタします!の巻

2014-07-13 21:40:08 | ブルベ


「BRM719 広島600K 南予」まで、あと一週間を切りました。




昨日はちょっと下見。




さらに自信喪失しましたが、反省のない男として名高い俺様。


雨が上がったよぉーーー!って、走り出しました。





Dscn0449






ではありますが、走り出して5キロで、ド雨(笑)






Dscn0452







錦帯橋往復で100Kと思ってたんだけど、予定変更っす。





判で押したように、プログレスへ。





で、ここで驚愕の作業をお願いしたのさ。





それはなんと、これ!




Dscn0458






C59のSPD化!(笑)





とゆーのも、俺、MERAKじゃなくて、このC59でブルベに出るつもりなのね。






で、いろいろ考えるに、




カーボンソールのシューズよりも、比較的柔らかいMTB用のシューズの方がいいんじゃないかと。





効率でいうと劣るけど、ひざなどへの負担も少ないようだ。






で、決定的なのは、バイクを降りて押す際、MTBシューズの方が楽なのよ(笑)





TIMEのビンディングだと、押してて、かえって脚が攣っちゃうんですね。






しかしまあ、C君は悲嘆に暮れているだろうねえ。





「俺、ツール・ド・フランスを走るバイクだぞ! それがSPDかよ! しかも、オスの前提かよ」って。





いーんです、俺のとこに来たからには、そーゆーことなんです。





多分、世界でも一台だろうなあ。わはは。






Dscn0459






とゆーことで、MERAKはかっこよくなりましたよ。





雨が小降りになったので、急いで帰宅。




Dscn0464








さあ、明日は夜勤だ。






そして、火曜も水曜も夜の案件が入ってます。





まあ、あとは運を天に任せよう。






で、とりあえず、W杯の行方を見届けよう!





どっちも頑張れぇ!





Dscn0471






43キロ