我ながら、ここまで「クソバカ」とは思わなかった。
とゆーことで、試乗しちゃったんだよねえ、ポルシェ(笑)
なかなかいい感じ。
背後に物悲しく映っているのは、わが黒カブ君である。
そもそもミニバンで
ポルシェセンターに来る人はあまりいないようで、
最初はセールスさんも寄ってこない。
どー考えても「冷やかし」って感じだもんね。
で、イチローそっくりのセールスさんと
ぎこちない会話を交わしているうちに、
何となくセールスさんの態度が変わってきた。
考えてみれば黒カブ君、
お目当てのボクスターよりもずっと高いのだ。
今思えば、何であんなの買ってもらえたんだろう(笑)
話は戻ってショールーム。
驚いたのは、
ポルシェの新車って、すぐには手に入らないんだってね。
すべて受注生産。
「今、ご購入されても、
2008年モデルになると思います」とセールスさん。
ボクスターでもそうなんだって。
いやあ、驚いたなあ、フェラーリかよ。
三年ぶりの左ハンドルだけど、まあそこは余裕ですな。
セールスさん、
しきりに「速いでしょ」的なトーク全開なんだけど、
正直言って、そーでもない。
これより馬力のある車に乗ってきたし、
直線なら、今の黒エス君もチョー速い。
で、そもそも速くなくたっていいもん、俺(笑)
オープンカーが欲しいだけな んだからさ。
ならロードスターでもいいじゃん、って話だけどね。
帰りの車内、
ポルシェのカタログの横に寄り添っていたのは、
いただきモノのみかんとハナッコリー。
地に足が着いた生き方と、
衝動と物欲に支配された流され方。
まっこと見事なほどの乖離である。
「お父さん、そんな自分でいいの?」と問いかけてくるころっけ。
内心の動揺を押し隠し、
「贅沢は(素)敵だっ!」。
呟く私であった…