先日奥さんが古い写真を整理していた。
ショーネンがチビあるいはバブーだったころの写真がいっぱい出てきて、
それはそれで可愛かった。
その中に、こんな一枚がありますた。
何だ? この悪そうなシトは?
うーむ。
裏を見ると、こんなことが書いてある。
81年かあ。
ちょうど30年前だよね。
で、この上品な方ってゆーのは、30年前の俺。
大学の推薦入試で上京した折、
新宿のカンタベリーハウスに繰り出したんですね。
高校三年の秋。17歳。
入ってたのは、ディスコビルだった東亜会館。
コマ劇場のすぐ近くだったなあ。
この辺、同世代には懐かしいはずです。
田舎のショーネンにとって、歌舞伎町ってのはまさに「魔窟」。
もの凄く恐ろしい場所に違いないと、
懐にブツを忍ばせての現地入りでした。
まあ、ブツって言っても、刃物じゃないよ。
金属製の焼き鳥の串です。
あんまり変わらねえか(笑)
意気揚々とってのは嘘で、コチンコチンでカンタベリーハウスに。
フロアで踊るなんて余裕はなく、
ひたすら酒を飲むショーネンHAPPYMAN一行。
緊張の極みです。
当時の店内はこんな感じ。
それでも勇気を奮い起こし、女の子に声を掛けました。
「あのさー ↑、どっからきたのぉ?↑」
およそお目に掛かれないようなぎこちない会話の末、
彼女たちは言いました。
「貴方たち、台湾人?」
必死に標準語を駆使した私たちですが、
彼女たちにはアジアの同胞としか映らなかったようです。
無念…
てなことをFACEBOOKに書いてたら、
大学時代の同級生女子がこんなコメントをくれました。
「最初、きっと、しゃべらない方がいいんだろうな・・・っ<wbr></wbr>て警戒してました(^^;」
いや、そうだろうな。
俺がチナミちゃんの親だったら、間違いなくそう言うよ(笑)
男子校から、女子大みたいな学科(男子はごくわずか)に入った俺。
ハイソな女子にどう声を掛ければいいのかわからず、
思い余って、「お姐さん、ノートを見せていただけませんか?」なぞと。
物腰は物凄く柔らかいのですが、
見た目は「お前、それは違うだろ!」としか言いようのないヤンキーそのもの。
ショーネンいわく、「この人、頭おかしいだろ」って。
いや、その人、お前の父なのだよ(笑)
ソフトパンチの俺に、泣きそうな顔してノートを見せてくれた彼女たち。
ホント感謝してます。
30年の時空を越えて、どうもありがとう。
皆さんの愛で、私は生かされています。
どうも。