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E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

挙げんといけん。

2010-03-30 20:45:44 | 事件モノ

おまわりさんの口をついて出るフレーズに、

タイトルのようなものがある。

 

どうしても解決しないといけない事件、との意。

まあ、犯罪の場合、

基本的に解決されなくてもいいものってのはないわけだけど、

中でも、「石にかじりついても」ってのもあるわけだ。

 

その中の一つ、最も大きな一つが時効を迎えました。

 

 

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警察庁長官銃撃事件。

まさに「挙げんといけん」事件だった。

当時、無駄に警察に出入りしていた私。

NHKがテロップで報じた瞬間、ある県警本部のまさに捜査一課にいた。

部屋は総立ち。騒然となった。

捜査一課長の唇が震えていたのを覚えている。

 

世界一の治安を誇った国、日本。

その勲章はいつの間にか失われた。

治安を守ってきたはずの警察組織の「膿み」は、相次ぎ表面化。

組織は傷つき、信頼は損なわれた。

 

 

別に警察が好きなわけでもなく、むしろ嫌いなんだけど、

この組織の行方は気になる。

 

時効をまたいで、こんな本を読んだ。

 

 

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週刊新潮で報じられたことを焼きなおしたもので、

正直、新味はない。

ただ、時代がかった表現で、

執拗に公安警察を撃つ姿勢は、それなりの迫力もある。

要するに、オウムに固執し、方向転換しなかったことを断罪してるわけ。

捜査のことはわからない。

 

ただ、いつも思うのは、「予断」は持たないほうがいいってこと。

そして、「思考停止」は全ての敵だと思う。

権力を行使する当局ならば、余計にそうあってはならないのだろう。

 

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しなやかな思考がまず必要。

そして誤りを認めやり直す勇気が大切だよね。

まあ、それは誰にでも言えることなんだけどさ…

 

 

などと、未明につぶやく私。

少しヘンかもしれませんな(笑)