然別湖(しかりべつこ)は、大雪山国立公園内の唯一の自然湖で標高810m、道内では
最も高い場所にあり、湖の周囲は原生林が取り囲み太古の自然を伝えています。50数年前
は、道なき所で何人も足を踏み入れる事が出来ない秘境の地でした。夏休みに涼しく静かな
湖に行きたくて然別湖を目指しました。山又山を超えてすれ違う車もなく、不安を抱えなが
ら兎に角カーナビを信じて走り続け、湖が見えた途端に力が抜けた気がしました。旅行好き
にもまだまだ知られざる秘境地なのです。
湖面に面したホテルは一軒だけです。宿泊人も少なく、静寂の中しずかな湖は眠っているか
のようでした。源泉かけ流しの温泉も独り占め、お料理も大満足でした。北海道旅行が大好
きな方は是非訪れて欲しいと思います。心から癒されますよ・・?
湖の東にある天望山は、その姿を湖面に映る影との形から「唇山」と呼ばれて、然別湖の
シンボルになっています。
湖の北には弁天島があり、年に一度しか上陸できない幻のパワースポットを浮かべています。
元気な若者たちは、朝日に輝く湖面にネイチャーセンターからカヌーを漕ぎだし散策を
楽しんでいました。
私は、乗船者が二人きりの貸切遊覧船で、アイヌ民族の説明を聴きながら静かな湖を満喫
しました。
ホテル周辺は散歩道が整備されていてのんびり歩く事ができます。景色も良い。
唇山の隣にそびえる「白雲山」を眺めるベストポイント、日帰り登山を事ができます。