故郷の札幌は、一夜明けたら銀世界、10月に積雪があったのは1980年以
降30年振りとか・・?「ささら電車」の出動も1ヵ月も早い、我が姉弟
も今頃あわてて本格的に冬支度に取り掛かっているだろうと想いをはせる。
東京も木枯らし一号が吹き、いよいよ冬将軍のお出ましかと勘違いする
程寒い、健康の為、帰宅後2000歩のウォーキングをする事を自分に課し
たが、こう寒いといやいや歩く事になるのだか、「あきらめるなら明日
でもいい、つづけるのなら今日からがいい」と詩人金太夫先生が後押し
してくれる。
音楽を聴きながら往路を1000歩、帰路を1000歩公園内を背中を丸めて
歩く、公園内の芝生も木々もまだ綺麗な緑をたたえているのに、冬の
訪れはあまりに早すぎる、私がここで満開の10月桜を愛でたのは、つ
い2週間前の事である。
今日も強い風の中、もう花を愛でる人も、公園で遊ぶ人も居ないなか
桜は枝にしがみつく様に咲き続けている、どんなに寒くても散り時は
まかせてほしいと言わんばかりに凛とした花魂を見せ付けている様だ。
私は、自然の緑に執着する傾向にある、四季折々の自然が作り出す物
が緑の中でより美しく息づいているように感じるのだ、綺麗な花は
葉の緑に抱かれて輝くし、木陰の緑に抱かれて人は癒されるからだ。