季節の移ろいは目まぐるしい、物思いに更けている間もなく本格的な寒さがきました。
ナンキンハゼは、中国を原産地とする落葉高木です。種子から蝋を採る有用樹として江戸時代に
日本へ入ったものが街路や公園に使われるようになったそうです。夏場の新緑、紅葉、そして寂
しい冬の街路を彩る風変わりな果実など、年間を通じて観賞価値が高く、どんな土壌でも育ち、
最も美しくカラフルに紅葉する樹木です。
初秋には色づいた葉と果実が見られる
落葉は、暫らくは色あせず綺麗です。
秋にできる果実は落葉後もしばらく木の上に残っている。
できはじめの果実は黒い殻に覆われているが、寒くなるにつれて殻が割れ、中からマシュマロの
ような白い種子が飛び出す。