メモ帳５２７ページ 人知れず咲く幻の花 「セッコク」

3年振りに幻の蘭「セッコク」に出会った。

日本中部以南の日当たりの良い木の枝や岩肌に着生する蘭で、デントロビゥム
の一種とされている。
根っこは、空気中の水分を吸う為に長く露出している。

数十年前から乱獲されて自然の姿での開花を見る事が難しくなっているという。
最近では、園芸種として鉢植え等で育てることが出来るそうだが、この森林に
咲く不思議な生態をした素朴な花の根性に敬意を持ち、花の固まりが増えてい
く事を願いたい。

深い森林の中で人知れず咲く幻の花「セッコク」は沢山の人達に見て欲しい花です。

メモ帳５２６ページ 春バラは華やかで美しい

神代植物公園の春バラフェスタは、バラ好きの人々にとっては待ちに待った
イベントだけに大勢の人で賑わっていた。

ボタンからツツジ、フジからシャクヤク、そして待望のバラへと花リレーが続い
てきました。
今年は、開花期に晴天が続いた事もあり、見頃が一週間ほど早くきている。
バラフェスタは、31日まで続きますが殆んどの花が満開状態になっていました。

バラは花の中でも女王と呼ばれ、その美しさと華やかさは格別です。
愛と美の女神であるヴィーナスは女性の憧れでもあり、その象徴でもあるバラ
の花束は毎日でも欲しいプレゼントです。

バラの前に立つと優劣つけ難く、1本撮りはアンフェアーな気がしてカメラに収
まるまで撮ろうと欲が出てくる。




ユーロピアーナ



グラハム・トーマス

アンジェラ

ブルーバュー

ゴールドマリー

シャルタ・ドウ・フランス

「思い出ベンチ」バラの時季になると、何気なく座ったベンチに記された文章
を読みながら寄贈した方を思ってみたりした。

メモ帳５２５ページ 情熱色の真っ赤な花が見頃です

昭和記念公園の花の丘では、南ヨーロッパ原産のひなげし(シャーレーポピー)
が情熱色の真っ赤な花で埋め尽くされている。

この公園ではシャーレーポピーと呼んでいるが、中国名は虞美人草　英国名は
ポピー　フランス名はコクリコ　スペイン名はアマボーラーと呼ばれるそうだ。
世界中で愛されている花だ。

とにかく花びらが大きくて薄いので、丘を吹き抜けていく風にあおられて左右
に大きく揺れながら咲いている。
丘陵の上から花びらが波うつのを見ていると血がたぎる様に活力がみなぎって
来る気がして生きている実感をかみ締めた。

花言葉は「恋の予感」とか・・・この日はそんな気分に酔いしれました。

メモ帳５２４ページ 新緑の中で咲く花達

連日の晴天で花追い予定が狂い初めてきた。
明日は出かけようと考える余裕すらなくなっている。

今年はお花畑の花達が暖かな日射しに誘われるように一斉に開花している。
もう少し新緑と爽やかな春風にのんびりと癒されたいと思っていても、それを
取り巻く花達は、急ぎ足で咲き誇り去って行こうとしているかの様に感じる。

メモ帳５２３ページ カラタネオガタマが咲きました

カラタネオガタマ　ポートワインの花が咲きました。

中国南部原産の常緑樹です。温暖な気候を好み寒いのが苦手なので、主に
関東より西で植栽されているそうです。
紅花カラタネオガタマは綺麗なワインカラーで、ポートワインの別名で呼ばれ
香りは完熟バナナのようです。特に7分咲きの頃は遠くにいても良く匂います。



またカラタネオガタマの花の直径は3cmくらいで花びらは厚くクリーム色、フチ
がほんのり紅紫色を帯びています。
やはり完熟バナナをすっきりさせたような甘い香りは、この木の特徴で庭木と
しても人気になっている。



2000年開園の公園で去年初めて花をつけました。
常緑樹ですが小高木でまったく目立たないが、花が咲きはじめると人も虫も匂い
に誘われていっきに人気木になります。